【この記事のポイント】・中国製機器による「監視」を受け入れるセネガル・技術は統治を助ける一方、誤れば権力の暴走許す・誘惑は民主国家にも。チェックの意識欠かせず幹線道路沿いに果物やナッツを売る露店が並び、談笑する人々やロバが行き交う。西アフリカにあるセネガルの首都ダカールは、アフリカ大陸でも治安の良い街として知られる。ほのぼのとした風景が続くなか、頻繁に現れるものがある。中国製の監視カメラだ。
『1Q84』という本の三冊目がでたが、これも先の二巻同様、大ヒットしているらしい。 一方で、その題名をつけるにあたって、考えていたであろう本、ジョージ・オーウェルの『1984年』も、それにつられて、大ヒットしている、という話しは聞いていない。 『1Q84』は読んでいない。一方『1984年』、非常に陰惨ではあるが、まるで現代のことを、予言した本のようだとずっと思っていた。 同じジョージ・オーウェルの本でも『動物農場』については、西川伸一教授による「オーウェル『動物農場』の政治経済学」ロゴス刊や、川端康雄教授による「動物農場」ことば・政治・歌」平凡社刊という、素晴らしい書籍がある。 『1984年』を扱った真面目な本が出るのを、首をながくして待っていた。 そして、ようやく菊川征司著「ロスチャイルドが世界政府のビッグブラザーになる」という本を見つけた。5次元文庫、徳間書店 2010/3刊。価格64
1949年に出版されたジョージ・オーウェルの小説『1984年』は、70年以上たった今でもしばしば話題になる。独裁者「ビッグ・ブラザー」が常に国民を監視していることを示す“Big Brother is watching you”という同書に出てくるスローガンはよく知られている。AI(人工知能)を使って人間を認識できるカメラを市中に設置する取り組みに対する批判の際に使われたりする。 もっとも筆者自身は監視社会という言葉を見聞きすると、町中に置かれたカメラよりスマートフォンを想起する。事故や事件の現場にたまたま居合わせた人たちがスマホをこぞって取り出し、撮影している様子がテレビ放送のニュース番組で流れることがある。それを見ると何とも言葉にできない気分になる。 スマホの使い方は個人に任されている。一般人が撮影した動画が重要な何かをとらえ、そのままニュース番組で使われることもある。したがってスマホの
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