コンビニの労働問題が叫ばれるなか、注目したいのがヤマザキショップだ。マイナーコンビニながら業界の常識を覆す自由なスタイルがそこにはあった。 利便性を追求してきたコンビニ業界がいま岐路に立たされている。現場の疲弊は限界に達し、24時間営業や食品の廃棄ロス、本部に納める高額なロイヤリティ(利用料)などの条件に疑問を呈する声が続出。そんな中、例外的なコンビニがあった。流通アナリストの渡辺広明氏は語る。 「コンビニ業界の労働問題を既にクリアできているのが、ヤマザキショップです」 ヤマザキショップ(通称Yショップ)とは、山崎製パンとの契約によるコンビニ機能を持った小売店。母体は同じだがデイリーヤマザキとは別物で、自由な経営ができることが特徴だ。 営業時間は24時間でなくてもOK。原則14時間以上が条件だが、立地や営業形態によってオーナーの裁量で設定できる。 また、定休日の設定や臨時休業も可能。労働時