Z世代はフロッピーなんて見たことないですよね…。 東京都の自治体でフロッピー撤廃され出した、というニュースが、米Gizmodoで驚きをもって紹介されていました。まあ、普通びっくりするよね、先進国の自治体の現場では今もフロッピーが実用されているなんて。 東京都でバリバリ現役ソニーがフロッピーディスクを生産終了してから10年が経ちますが、東京都の自治体は今も時代遅れのテクノロジーに依存しています。Nikkei Asiaによると、東京都の各自治体は、フロッピーディスクを利用していた業務をオンラインに移行させることを決めたようです。 ここでのポイントは「決めた」という話であって、完全撤廃したわけではありません。Nikkei Asiaによれば、一部の関係者はフロッピー撤廃に消極的とのこと。 例えば港区では、2019年にフロッピーディスクでの業務をオンラインに移行完了しましたが、ば目黒区では、フロッピ
経済産業省は、フロッピーディスク(FD)などの記録媒体を指定する規制を見直すため、管轄の省令を改正した。デジタル庁が推進する「デジタル原則」に基づく構造改革の一環で、デ規制の一括見直しプランとアナログ規制の見直し工程表を策定し、各府省でアナログ規制の横断的な見直しを進めている(経済産業省、Impress Watch)。 現行の経済産業省管轄の法令では、申請や届出の際に特定の記録媒体の使用方法が具体的に定められており、これがオンライン化などを妨げているとの指摘が出ていた。また、クラウドサービスの利用についても現行の規定では明確な指針がないため、必要な改正が求められていた。経済産業省は具体的な媒体名を省令から削除し、「電磁的記録媒体」などのより抽象的な規定に見直し、規制の柔軟性を高める改正をおこなった。元記事では改正された省令一覧が掲載されている。
7月の末に「Linuxでフロッピーディスクドライバーの面倒を見る人がいなくなった」という趣旨のニュース(ZD Net)が流れてきた。フロッピーディスクドライブは、過去の遺物になっている。Linuxでフロッピーディスクドライバーの開発を担当していた人は、ハードウェアをもう所有していなかったそうだ。 ただ、仮想フロッピーディスクドライブについては現在も需要があるようだ。そして、仮想デバイスならではの問題も発生している。実際のハードウェアから切り離されて高速に動作するようになったことで、現実のフロッピーディスクでは発生しなかった競合が起き、メンテナンスが必要だったそうだ。 そういえば、今年の3月に話題になったWindows 95の最速インストールを競うタイムアタックでは、オリジナルのフロッピーディスクやCD-ROMのイメージを使ってインストールするという話があった。古いソフトウェア資産を利用する
[名称] フレキシブルディスケット、200mmフレキシブルディスク、8インチフロッピーディスク (製品名) Diskette 2D [種類] 磁気ディスク [記録方法] 磁気記録 [メディアサイズ] 203.2×203.2×1.8mm [記録部サイズ] 直径約200.2mm [容量] 400KB/800KB/1.6MB(アンフォーマット) [登場年] 1972年頃~ ひとつ、またひとつと消えていき、記憶からも薄れつつあるリムーバブルメディア。この連載では、ゆるっと集めているメディアやドライブをふわっと紹介します。 「8インチフロッピーディスク(FD)」は、IBMが開発した磁気ディスク。フィルムに磁性体を塗布したディスクを記録部とし、塩化ビニルなどで作られたジャケットに封入したメディアです。ジャケットの内側には不織布などが貼られ、ディスクを傷つけないようになっています。 フロッピーディスクは
行政手続きの現場から、フロッピーディスク(FD)やCD-ROMが名実ともに消える。経済産業省はこのほど、申請や届け出をする際にFDなど特定の記録媒体の使用を定める34の省令を改正したと公表。政府は6月までに、同様の規定を見直すことを目指しており、行政手続きのオンライン化加速への一歩となりそうだ。 FDもはや見かけず 経産省の1月22日の発表によると、鉱業法施行規則や採石法施行規則などを昨年12月にまとめて改正した。FDやCD-ROMなど、具体的な媒体による提出を規定する省令について、媒体名を削除したり、「電磁的記録媒体」のような抽象的な表現に変更したりしたという。 FDは1980年代から2000年代半ばにかけ、PCの主要な記録媒体などとして利用されていたが、「近年は使う事業者を見かけることはない」(経産省関係者)といい、現実に即した内容に改めた。 併せて文書の作成や保存に関する規定について
フロッピーディスクの長期保存対策に関する調査報告書 電子情報部電子情報企画課次世代システム開発研究室・木下貴文(きのしたたかふみ) 国立国会図書館(NDL)は、2023年4月、「フロッピーディスクの長期保存対策に関する調査報告書」を公開した。本稿では、本報告書の要点を、その背景情報も含めて紹介する。 ●フロッピーディスク(FD)とは FDは主に1980年代から1990年代ごろに広く用いられたデジタル記録媒体である。外観は正方形状(3.5インチ及び5.25インチの二つのサイズがよく知られている)で、内部に磁性体を塗布した薄い円盤が入っており、この円盤にデータが記録される。当時の一般的なPCはFDドライブを備えており、FDは運搬・保存用の記録媒体として広く普及した。記録容量は一部の例外的な規格を除けば最大でも1.4MB程度である。FDは、2023年現在ではほとんど用いられることがなく、一般的に
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