それなりの数を読んできたいち界隈民として、多分に個人的な嗜好が反映されたリストをまとめておくことにしました。自分は比較的作家買いをする方ではありますが、今回は1作家2作品以内にしています。一部コメント入り。 ●ラノベ枠を超えてオールタイムベスト (3)・"西の善き魔女" 荻原規子(C★NOVELSファンタジア, 1997) ファンタジー×少女小説のおいしいところすべてが詰まった一作。 ・"楽園の魔女たち" 樹川さとみ(コバルト文庫, 1995) コメディとはかくあるべし的な名作。サラ・バーリンとかいうおもしれー女の影響で現業(化学屋)やってるところある。 ・"神様のメモ帳" 杉井光 (電撃文庫, 2007) 名だたるものを追うのではなく、大義のために立つのでもなく、素朴で卑近な小さい何かを手掛かりに生きる人に、杉井光はやさしい。 ●殿堂入り (8)・"丘の家のミッキー" 久美沙織 (コバル