スターリング(大阪府大阪市)は3月11日、防災用ラジオライト2機種を発表した。定番だった「手回し充電」(ダイナモ発電)を廃し、アルカリ乾電池でスマートフォンなどを充電する仕様とした。 スターリングは「2004年ごろの携帯電話は600mAh程度の電池容量だったが、現在のスマートフォンは3000mAhクラスがほとんど。容量は約5倍になった」と指摘。手回し充電ではスマホの電池残量を1%上げるのに相当な時間と労力がかかるが、アルカリ乾電池を複数本使えば平均3分で1%上昇するという。 アルカリ乾電池の推奨使用期限が10年に延びたことも後押しした。1990年代のアルカリ乾電池は3年だった。 新製品の「STP-748」は4本の単三形アルカリ乾電池を入れ、ケーブルをつなぐとスマートフォンを充電可能。スターリングの検証によると、空のバッテリーを23%まで回復させるのにかかった時間は1時間半。一方、従来機の手