今の若者に届けたい物語に! “ジョージ・ルーカス”と言えば『スター・ウォーズ』なのは至極当然なのですが、それ以降も監督・脚本ではないけど製作総指揮を務めた作品がいくつもあります。しかし、『インディ・ジョーンズ』シリーズの特例を除けばその多くはあまり大成功とは言えず、批評的にも芳しくないものが目立ちます。一番ネタにされて酷評されているのはやっぱり『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀』(1986年)かな…。 しかし、“ジョージ・ルーカス”の壮大なビジョンの片鱗を見せてくれた、映画史的にも無視できない作品もあったりします。 そのひとつが1988年に公開された“ジョージ・ルーカス”原案の『ウィロー』です。 “ジョージ・ルーカス”は『スター・ウォーズ』に匹敵するような若者を魅了する新しい神話を作ろうと奮起。当時は『エクスカリバー』(1981年)、『ドラゴンスレイヤー』(1981年)、『銀河伝説クル