神田駅の東側に神田北乗物町という住所があります。町名の由来に「乗りもの」は何か関連しているのでしょうか。また、北があるなら南もあるのでしょうか。現地を歩きつつ、由来を調べてみました。 昔は「神田南乗物町」も存在した 山手線や中央線などのJR線と地下鉄銀座線が乗り入れる神田駅(東京都千代田区)の東側に、神田北乗物町(かんだきたのりものちょう)という住所があります。町名の「乗物」に、鉄道やクルマといった「乗りもの」との関連はあるのでしょうか。実際に歩いてみました。 拡大画像 千代田区神田北乗物町の町名表示板(乗りものニュース編集部撮影)。 周辺は碁盤の目のようになっており、その一角にある神田北乗物町は短辺50m弱、長辺90m弱の長方形をしています。区によると、2021年5月1日現在で39世帯59人が住んでいるとのこと。街は狭い道の両脇に雑居ビルや個人商店などがひしめき合う、東京都心部でよく見る