新型コロナの感染者数は、全国的にはことしに入って最も少ないレベルですが、その中で北海道では今月に入って徐々に増加してきています。北海道では、気温が低い時期には各地に先行して感染が広がる傾向があり、専門家は、感染拡大の第6波につながらないか、注視する必要があると指摘しています。 新型コロナの新規感染者数は、全国では感染拡大の第5波の最中だったことし8月下旬から、12週連続で減少し、ことしに入って最も少ない水準となっています。 北海道でも、8月18日の595人をピークに先月下旬までは減少傾向で、1週間平均で1日当たりの新規感染者数はおよそ8人でしたが、今月に入って前の週を上回る傾向となり、19日の時点ではおよそ20人となっています。 北海道では、気温が低い時期には各地に先行して感染が拡大する傾向が見られ、去年2月下旬には国内で最初に感染拡大し、その後、3月中旬以降、東京都で感染が拡大しました。