はじめに 本記事は現在筆者が制作しているアプリ(プロトタイプ)の概要とともにそのUI設計の考え方について書いたものです。 特にUIの設計について考え方を述べた部分はUI設計初心者の方にとって役立つ可能性があります。例えば(デザイン文脈での)「アフォーダンス」「シグニファイア」などという語を聞いたことがない方は多くの新しい知見が手に入るかもしれません。 本記事に記載のあるUIの設計に関する知見は基本的に『誰のためのデザイン? 増補・改訂版 認知科学者のデザイン原論』にて学ぶことができます。筆者は本書で得た知識をアプリケーションのUI設計に利用しましたが、本書ではプロダクトデザイン一般について述べられており得られる知見の適用範囲はかなり広く、さまざまな場面で役に立つと考えられます。「これはすごい!」と思わずハッとするようなデザインから「なんでそんな馬鹿げたデザインになってしまったのか、、、」と