共依存とは? 「共依存」とは、自分の存在意義を見出そうとして、過剰に相手の世話をしたり、相手の責任や役割を背負ったりして、「相手に必要とされる状況を作り出す」関係性のことです。 援助職であれば、「援助職として頼られる」ことで安心するため、本来は利用者や家族に任せることにまで手を出したり、サービス対象外のことまでやってあげたりするなど、支援の内容が家族的になりやすいというのが特徴です。 共依存についてより理解を深めてもらうため、例え話で説明します。 A君とB君が、「毎日2人で井戸から水をバケツ10杯分汲んできてほしい。そしたら千円ずつあげるよ」と仕事を任されたとします。 そしたら、ひとり5杯ずつ水を汲めばちょうどいいですよね。A君B君ともに「一日5杯水を汲む」という役割と責任を背負うわけです。 ただ、ここでB君が共依存だったらどうなるか。B君が自分に自信がなくて、「A君に少しでも好かれたい。