11月13日、首相首席特別顧問を辞任し、報道陣に囲まれる英国の「ラスプーチン」ことドミニク・カミングズ (C)AFP=時事 英国の2021年は、混乱と不安の中で幕を開けた。欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)交渉は、年末の12月24日に合意に達したものの、今後どのような影響が出るか不透明なままである。加えて、新型コロナウイルスの変異株が見つかったことで、欧州各国は12月20日から英国との往来を次々と遮断し、FTA交渉の結果が出る前から、英国は孤立を味わうことになった。
今回紹介する作品は、スペイン内戦の実録をもとに制作されたドキュメンタリー「メキシカンスーツケース」です。 ロバートキャパをはじめとする3名の戦場カメラマンが撮影した写真4500枚が、メキシコで発見されたのを機に制作された作品です。2011年公開、スペイン語タイトルは「La maleta mexicana」です。 参照:メキシカンスーツケース – ロバート・キャパとスペイン内戦の真実 2007年、スペイン内戦を撮った4500枚分のフィルムロールが入ったスーツケースがメキシコで発見されました。撮影者は世界的に有名な戦場カメラマン、ロバートキャパ、ゲルダ・タロー、デビッド・シーモアの3人です。 参照: ロバート・キャパ 戦争の悲惨さを最前線で写したプロカメラマン 印象的なのは作品冒頭、スペイン人移民の末裔たちが先祖の遺骨を発掘しようとメキシコの共同墓地を訪れているシーンです。内戦の傷痕が今も残っ
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pneAjJR3gn/bp/pAjyN04RrM/ 番組のエッセンスを5分の動画でお届けします (2022年4月17日の放送内容を基にしています) 世界から忘れられゆく戦場がある。 ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナから、およそ6000キロ。ミャンマーの国境地帯を撮影した動画には、無残に焼き払われた町が映し出されていた。 住民が残虐に殺害される事件も頻発。しかし、世界にその被害の詳細は伝わっていない。 夫を殺害された女性「軍は命の尊さを知らないのです」 2021年2月にクーデターを起こし、市民たちの抵抗を力で抑え込んできたミャンマー軍。いま幹部らが頻繁に訪れているのがロシア。最新の兵器などを視察し、軍事力を高めようとしている。 ミャンマー国内では情報統制を強め、市民たちの抗議活動を抑え込ん
イエメンの都市タイズで、金属のスクラップとして売るために薬きょうを拾い集める子ども(2019年4月27日撮影、資料写真)。(c)Ahmad AL-BASHA / AFP 【5月27日 AFP】国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は26日、内戦が続くイエメンの南部の都市タイズ(Taez)が24日に攻撃を受け、4歳から14歳の子ども7人が死亡したと明らかにした。 ユニセフによると攻撃があったのはタイズのマウイヤ(Mawiyah)地区。ユニセフは、首都サヌアやタイズ近郊で激化した戦闘により死傷した子どもはこの10日間で27人になったとして、死傷者は今後も増える恐れがあると警告した。 タイズは、イランの支援を受けるイスラム教シーア派(Shiite)系の反政府武装組織フーシ派(Huthi)に包囲されているものの、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)主導の連合軍から支援を受ける政府軍によって支
イエメン西部ホデイダで、クウェートからの支援で受け取った車椅子に乗るイエメン人ら(2018年10月5日撮影)。(c)ABDO HYDER / AFP 【12月3日 AFP】イエメンで続く内戦によって、同国に住む450万人の障害者がとりわけ大きな打撃を受けていると警告する報告書を、国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)が発表した。 国際障害者デー(International Day of Persons with Disabilities)に当たる3日に発表した報告書でアムネスティは、援助国や援助団体、国連(UN)機関などに対し、避難所にいる障害者の支援を強化するよう求めている。 イエメンでは2015年以来、サウジアラビアを後ろ盾とする暫定政権と、イランを後ろ盾とするイスラム教シーア派(Shiite)反政府武装組織フーシ派(Huthi)によ
前回稿(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/69254)で、ペテルブルク大学からのSNSで見えてきたロシアの国内の粛学、言論弾圧の現状を記したところ、多くの反響をいただきました。 【本記事の写真】異常な距離をとってプーチン大統領と会談するゲラシモフ参謀総長、ショイグ国防相。2人をビデオカメラがとらえている。 特に、親しくご一緒するX大学経済学部で公共政策を講じるY先生(お名前は伏せるようにとのことでしたので)からは、詳細に事態を検討する考察の一伸や、資料のご提供もいただきました。 前便でプーチン粛学で「学術を歪める可能性」と記したところ「プーチンはとっくに学術を歪めまくっている!」として、2021年夏にプーチン名義で発表された論文で展開された「ロシア・ウクライナ一体論」(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR1
ペロシ下院議長の招きで、今年のバイデン大統領による一般教書演説は3月1日に決まった。3月に実施されるのは記録上、初めてのことである。ビルド・バック・ベター(BBB)法案をめぐる雲行きが怪しく、オミクロン株によるコロナウイルス感染急拡大の真っ只中で、「連邦の状態(state of the union)」を議会に対して報告するタイミングとして、例年通りの1月後半は、むしろバイデン政権の行き詰まり具合を際立たせてしまうという判断からだろう。バイデン政権が発足してちょうど一年。いまバイデン政権はきわめて厳しい局面に立たされている。支持率は低迷し、過去の政権の同時期の支持率と比較すると、トランプ政権を除けば、かなり低い。FiveThirtyEight平均(2022年1月11日)によれば、支持が43.0パーセント、不支持が51.6パーセントと、不支持が支持をはっきりと上回っている1。国の向かっている方
イエメン北部ジャウフ県で、反政府武装組織フーシ派に撃墜された、サウジアラビア軍の多用途攻撃機「トーネード」の墜落現場に集まるイエメン人ら(2020年2月15日公開)。(c)AFP PHOTO / HO / AL-HUTHI MILITARY MEDIA OFFICE 【2月16日 AFP】(写真追加)内戦が続いているイエメンで15日に空爆があり、民間人31人が死亡した。国連(UN)が発表した。反政府武装組織フーシ(Huthi)派が、イエメンに軍事介入しているサウジアラビア主導の連合軍の戦闘機を撃墜したと主張したことを受け、連合軍が実施した報復攻撃に巻き込まれたとみられている。 イエメン北部ジャウフ(Al-Jawf)県で14日、連合軍の多用途攻撃機「トーネード(Tornado)」1機が暫定政権軍を支援する作戦の最中に撃墜された。この異例の撃墜が、連合軍によるフーシ派への攻撃の引き金になった。
3月13日、 ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに、米共和党の「内戦」が激しさを増している。写真は1月、米議会内部を移動する、マージョリー・テーラー・グリーン氏ら共和党会員議院ら(2022年 ロイター/Elizabeth Frantz) [ワシントン 13日 ロイター] - ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに、米共和党の「内戦」が激しさを増している。11月の議会中間選挙への出馬を狙う予備選候補者らが、相手候補が過去にロシアのプーチン大統領を賞賛したことなどを巡って殴り合いを演じているのだ。 少なくとも3州で、上下両院の共和党予備選候補が守勢に立たされている。プーチン氏は「知的」、ウクライナのゼレンスキー大統領は「悪党」といった表現や、ウクライナは守るに値しないとの発言が注目され、米国民がウクライナとその大統領を強く支持する中で批判を浴びているからだ。
リビア・タルフナで見つかった集団墓地で行われる遺体発掘の様子(2020年10月28日撮影)。(c)Mahmud TURKIA / AFP 【10月30日 AFP】リビア西部タルフナ(Tarhuna)でこのたび、集団墓地が新たに見つかり、12人の遺体が掘り起こされた。 タルフナは、同国東部で支配を強めるハリファ・ハフタル(Khalifa Haftar)司令官の軍事組織が西部に持っていた最後の拠点だったが、昨年対立勢力に奪還された。これにより、同司令官側が首都トリポリに仕掛けた攻勢は失敗に終わっていた。 国連(UN)の承認を受けた国民統一政府(GNA)からの委任を受け、行方不明者の捜索に当たっている委員会は28日、「タルフナでは集団墓地2か所と個別の墓地2か所、計4か所が新たに発見され、身元不明の複数の遺体が掘り起こされた」とフェイスブック(Facebook)で明らかにした。 委員の一人はAF
タイトルはこうしたが文章の流れは逆コースだ。最近よく目につくようになった「ブーガルー」という言葉には歴史がある。その意味の変遷を、現在を起点に過去へとさかのぼって見直していく。 このテーマでは音楽批評ユニットLL教室のハシノさんが先にすばらしいブログ記事を残している。蛇足覚悟で書くのは、僕が音楽としてのブーガルーが大好きで、アメリカの新興極右勢力に名前を奪われたことへの憤りを抑えられないからである。 2020年のいま、ブーガルーは「第2次内戦」やそれを望む武装勢力を指しているのかもしれないが、本来は最高の音楽を意味するイカした言葉なのだ。 1960年代に花開いたブーガルーの担い手ジョー・バターン、ウィリー・コローン & エクトル・ラボーと、1970年代から活躍するダンス・チームのエレクトリック・ブーガルーズ ●新興の極右過激派 “ブーガルー・ボーイズ” 最近、日本のメディアでも「ブーガルー
「化学兵器」脅威で応酬 ロシア、シリア内戦で使用黙認―欧米、自制促す・ウクライナ侵攻 2022年03月13日07時03分 【クラクフ時事】ロシアがウクライナでの戦闘で、戦局打開などを目的に生物化学兵器を使う可能性が懸念されている。ロシアのプーチン政権はかつて反体制指導者らに対する暗殺未遂で致死性の高い神経剤を用いた疑惑があるほか、軍事介入したシリア内戦ではアサド政権による化学兵器使用を事実上容認したこともある。欧米はロシアに「深刻な代償を払う」(バイデン米大統領)と強く自制を促すが、ひとたび使われれば甚大な影響を及ぼしかねない。 ロシアは「米国がウクライナで生物化学兵器を開発していた」と確たる証拠も示さずに主張。欧米側は否定し、ロシアが攻撃強化の口実にするための「偽旗作戦」として応酬が続いている。 化学兵器は、神経ガス・サリンやマスタードガスなどが知られる。主に嘔吐(おうと)や筋弛緩(しか
【2月21日 AFP】サウジアラビアの支援を受けるイエメン政府は20日、反政府武装勢力フーシ派(Huthi)が、同国北部での戦闘で、数少ない主要拠点を守るため民間人を「人間の盾」として使っていると非難した。 イランから支援を受けるフーシ派は首都サヌアを掌握しており、同市の東120キロに位置するマーリブ(Marib)の獲得に向けた行動を今月、再開していた。 マーリブ周辺には、イエメンでも有数の豊かな油田があり、掌握すればフーシ派にとって大きな成果となる。 しかし、この地域に避難してきた民間人の安全に懸念が高まっている。サウジアラビアとの国境まで及ぶ周囲の砂漠には、国内避難民キャンプが点在しており、そこには数十万人が生活している。 政府側の軍当局者らはAFPに対し、フーシ派はシルワ(Sirwah)地区のアルゾール(Al-Zor)キャンプ周辺を先週に掌握してから、同エリアで生活する民間人を「人間
バイデンとトランプが激突した大統領選挙から、混迷を極めるアメリカ。国民の間に深刻な対立が生じ、このまま「第2次南北戦争」が勃発するのではと予想する人もいるほどだ。しかし、そもそも1861年に起こった南北戦争とはどのような衝突だったのか。『南北戦争ーアメリカを二つに裂いた内戦』(中央公論新社)を著した小川寛大さんによるとーー。 アメリカ史における唯一の内戦 昨年(2020年)11月3日に行われたアメリカ大統領選挙は、大変な混戦になりました。勝者は民主党のジョー・バイデン候補。しかし敗れた現職、共和党のドナルド・トランプ氏は敗北を認めず、今年1月6日、彼の支持者が首都ワシントンDCの連邦議会議事堂に武装して乱入するなどの騒ぎにまで発展しました。今後もどのような混乱が起こるのか、心配する声も多く、これをもって「アメリカに深刻な分断が生じ、『第2次南北戦争』が起こるのではないか」といった声も聞かれ
【3月16日 AFP】シリアで15日、内戦発生のきっかけとなったバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権に対する大規模な反政府デモが起きてから10年を迎えた。反体制派が支配するイドリブ(Idlib)県などでは同日、大規模な集会が行われ、参加者らが反体制派の旗や内戦で犠牲になった人々の写真を掲げて通りを行進した。 内戦による死者は38万8000人を超えており、さらに多くの人が避難を余儀なくされた。ロシアの後ろ盾を得たシリア政権側は、国土の60%以上を掌握している。まだ掌握できていない地域には、反体制派の最後のとりでとなった北西部イドリブ県、トルコの影響力が強い北部、それと米国の協力を得たクルド人武装組織がいる北東部が含まれている。(c)AFP
スーダンの首都ハルツームの対岸にあるオムドゥルマン郊外で、砲撃によるがれきの中を歩く男性(2023年7月4日撮影)。(c)AFP 【7月10日 AFP】国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は9日、スーダンで住宅地区が空爆され、20人以上の民間人が死亡したのを受け、「本格的な内戦」に発展する恐れがあると警鐘を鳴らした。 スーダンでは正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」との戦闘が3か月近く続いており、これまでの死者は約3000人に上る。 保健省は、首都ハルツームの対岸にあるオムドゥルマン(Omdurman)が8日に空爆され、民間人22人が死亡し、多数の負傷者が出ていると明らかにした。 RSF側は31人が死亡したとしている。 ファルハン・ハク(Farhan Haq)国連事務総長副報道官によると、グテーレス氏はオムドゥルマンへの空爆を非難。「今なお
「モカ」 芳醇な香りが特徴でコーヒー好きであれば一度は聞いたことがあるのではないだろうか。さらに大手コーヒーチェーンのメニューで名前を覚えている人もいるだろう。しかし、産地はどこなのか、知る人は少ない。 その代表的な産地があるのはアラビア半島の先端に位置するイエメンだ。この国では、5年前から続く内戦が泥沼化。そうした中でもコーヒー豆の輸出が細々と続いてきた。 しかし、ここに来て新型コロナウイルスの感染拡大による影響が深刻となっている。 紅海に面したイエメンの古い港「モカ」。 各地から集められたコーヒー豆がモカの港から輸出されたことから、その名が世界に広まった。 産地は、港から遠く離れた山岳地帯に点在している。 その一つが、ハラズ地方だ。イエメン北西部に位置し、首都サヌアから車で4時間のところにある。標高2500メートル級の山々が連なる山岳地帯に段々畑が広がっている。12世紀ごろの要塞も残る
30万人以上の民間人の命が奪われた泥沼の内戦が終わりを迎えるのでしょうか。 中東シリアのアサド政権は、反抗する人たちを武力で弾圧したとして、これまで国際的な非難を浴び、孤立を深めてきました。ところが、今、状況が大きく変わろうとしています。 アラブの国と地域でつくるアラブ連盟が12年ぶりにシリアの復帰を容認。アサド政権にとっては、国際社会での孤立の解消にむけた大きな一歩となったのです。 ただ、内戦で傷ついた人たちに平穏な日々が戻るのかと言えば、残念ながら状況はそんな簡単なものではありません。 (カイロ支局スレイマン・アーデル記者 / ドバイ支局山尾和宏記者) 笑みを浮かべるアサド大統領 シリアがアラブ連盟復帰 サウジアラビア ムハンマド皇太子(左)とシリア アサド大統領(右) 笑みを浮かべながら、各国の首脳と抱擁や握手を交わすシリアのアサド大統領。5月19日、サウジアラビア西部のジッダで開か
米デジタルグローブが撮影し米国務省が公開した、シリア・ダマスカス北方にある国内最大規模の拘禁施設とされる衛星写真(2017年4月18日撮影、同5月17日公開、資料写真)。(c)DIGITALGLOBE / AFP 【7月29日 AFP】ドイツの検察当局は29日、内戦下のシリアで拘束された人々を拷問したとして、現在ドイツに暮らすシリア人医師を「人道に対する罪」と1件の殺人罪で起訴した。ドイツでは、シリア国内での人権侵害を訴追する動きが進んでいる。 被告は2015年半ばにシリアを出国し、ドイツに移住。ドイツでも医師として働いていた。 被告は昨年6月19日、2011年にシリア・ホムス(Homs)の拘禁施設で収容者を拷問した2件の容疑で逮捕された。その後、殺人1件と拷問18件の容疑で再逮捕された。 被告は2011~12年に軍病院の医師としてホムスと首都ダマスカスで勤務していた際、10代の収容者の性
崩壊するアメリカ…『CIVIL WAR』ビジュアル - (C)2023 Miller Avenue Rights LLC; IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved. 映画『エクス・マキナ』『アナイアレイション -全滅領域-』などで知られるアレックス・ガーランドが監督・脚本を務めた、A24製作の新作映画『CIVIL WAR』が10月4日に日本公開されることが決定し、US版予告編が公開された。 【動画】分断のアメリカで内戦勃発…A24衝撃作『CIVIL WAR』US版予告編 舞台は、連邦政府から19の州が離脱した近未来のアメリカ。国内で大規模な分断が進み、カリフォルニア州とテキサス州が同盟した西部勢と政府軍による内戦が勃発していた。戦場カメラマンのリーをはじめとする4人のジャーナリストチームは、ニューヨークから約1,300キロメートル、戦場と化した道を走り
イエメンの暫定政権軍と南部独立派・南部暫定評議会(STC)系の武装勢力「セキュリティーベルト隊」の戦闘があった同国第2の都市アデン市街(2019年8月11日撮影)。(c) Nabil HASAN / AFP 【8月13日 AFP】イスラム教シーア派(Shiite)系反政府組織フーシ派(Huthi)との内戦が続くイエメンで、暫定政権との対立が決定的となった南部独立派「南部暫定評議会(STC)」の指導者は11日、サウジアラビアを仲介者とする政権との和平交渉に応じる用意があることを明らかにした。 STC系の武装勢力「セキュリティーベルト隊(Security Belt Force)」は第2の都市アデン(Aden)で暫定政権軍と死者を出す激しい戦闘を繰り広げた末、10日にアブドラボ・マンスール・ハディ(Abedrabbo Mansour Hadi)暫定大統領の宮殿や軍基地を占拠した。 この戦闘により
南スーダンの首都ジュバで、反政府武装勢力との2週間にわたる和平協議の終了後、笑顔を見せるスーダンの暫定統治機関の代表団メンバーら(2019年10月22日撮影、資料写真)。(c)Akuot Chol / AFP 【12月29日 AFP】スーダン政府と9つの反政府武装勢力は28日、西部ダルフール(Darfur)地方の内戦終結に向けた行程表(ロードマップ)の合意文書に署名した。 合意文書には、先に南スーダンの首都ジュバで行われた和平交渉で当事者の協議が必要とされたさまざまな課題の概略が示されている。スーダン政府との交渉に関与している9つの反政府勢力の連合体「スーダン革命戦線(SRF)」のダルフール問題主席交渉官、アハメド・モハマド(Ahmed Mohamed)氏は「重要な一歩だと認識している」と語った。 スーダン政府とSRFが取り組みが必要との認識で一致した課題には、紛争の根本的原因の解決や、難
シリア・ホムス県にある十字軍時代の城塞「クラック・デ・シュバリエ」(2020年10月20日撮影)。(c)LOUAI BESHARA / AFP 【11月28日 AFP】シリアの「クラック・デ・シュバリエ(Krak des Chevaliers)」は、世界で最も有名な十字軍の城の一つだ。12世紀に建てられた城塞(じょうさい)の壁周辺では、ボランティアのラナさんがのこぎり片手に低木の除去作業を進めていた。 クラック・デ・シュバリエでは先月、山火事から城を守ることを目的に低木や枯れ木の除去作業が行われた。ボランティアの一人として作業に参加したラナさんは、「城はわたしたちの故郷で、私たちの思い出。(この状況は)怖いと思う」と語った。 城塞は1142年、ローマ・カトリックの命を受け、聖ヨハネ騎士団が手掛けた。1271年にはマムルーク朝のスルタンの手に渡った。 城塞は現在のシリア・ホムス(Homs)県
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China Steps Up Efforts to Cool Down Myanmar Tensions Amid Fear of Civil War <国軍の後ろ盾と思われてきた中国はここへきて、スーチー派とも話をしたことを認めた。露骨な内政干渉は避けつつ、国内各勢力の衝突回避を図る独自の道は成功するか> 中国がミャンマー国内の緊張を和らげる取り組みを強化している。ミャンマーでは軍部のクーデター以来、混乱が激化、軍部とクーデター反対派、様々な少数民族の武装勢力による内戦に突入する恐れが高まっている。 今年2月にアウンサン・スーチー国家顧問が拘束されて以来、現在ミャンマーを支配する軍事政権とそれに抗議する国民との衝突が悪化しているが、中国はミャンマーに対する国際社会の介入圧力を抑え、代わりに国内での激しい衝突を緩和するため独自の道を追求してきた。 ミャンマーの地元メディア、イラワジは8日、
自宅で父親の膝の上に座っていた7歳の少女は撃たれ、殺された 40歳の男性は撃たれ、生きている状態で火に焼かれ、殺された (独立系の地元メディア「ミャンマー・ナウ」) バイクに乗った丸腰の若者らは、一斉に銃撃を受け殺された 犠牲者の葬列は銃撃された (地元住民からの発信) 「軍は私たちを鳥みたいに殺している。自宅にいても。それでも私たちは抗議を続ける」 (ロイター通信 地元住民へのインタビュー) 自国民に向けられた銃口 国軍の銃口は、丸腰で抗議する自国民に向けられた。 2021年2月にクーデターが起きたミャンマーでは、抗議活動を続ける国民に対し、武装した国軍が容赦なく弾圧を強めている。 SNSの発達により、惨状は広く発信された。 身に危険が迫るなか撮影された映像を見て、その残忍さに言葉を失う。 現地メディアは、治安部隊が殺害した市民の遺体を蹴る様子や、1歳の子どもがゴム弾で右目を撃たれ、血を
米ホワイトハウス近くで、米国がティグレ人民解放戦線(TPLF)を支援しているとして抗議するデモ参加者(2021年11月21日撮影)。(c)ANDREW CABALLERO-REYNOLDS / AFP 【11月24日 AFP】フランスは23日、政府軍と反政府勢力の戦闘が激化するエチオピアに滞在する自国民に出国を呼び掛けた。国連(UN)も職員の家族に即時出国を命じた。反政府勢力は首都アディスアベバまで約200キロに迫っていると主張しており、国際社会に警戒感が広がっている。 エチオピアを含む「アフリカの角(Horn of Africa)」地域を担当する米国のジェフリー・フェルトマン(Jeffrey Feltman)特使は、約1年にわたる内戦の政治的解決に向けた取り組みで若干の進展があったが、現地での「憂慮すべき展開」によって台無しになる恐れがあると警告した。 23日には、フランスが欧米諸国に続
仏パリ市内で抗議デモで負傷したアミール・ハルビ氏(2020年11月29日撮影)。(c)Sameer Al-DOUMY / AFP 【11月30日 AFP】仏パリで29日、警察の暴力に対する抗議デモで、複数の受賞歴を持つシリア人報道写真家、アミール・ハルビ(Ameer al-Halbi)氏(24)が負傷した。ハルビ氏は、「激しいショック」を受け、母国での内戦の記憶がよみがえったと語った。 ハルビ氏はフリーランスの写真家として、AFPと契約。故郷のシリア・アレッポ(Aleppo)での内戦の様子を伝え、複数の国際的な賞を受賞した。 ハルビ氏は28日に行われたデモのさなかに頭を負傷したが、デモで数時間身動きが取れず、病院に行くことができなかったと明らかにした。 その状況についてハルビ氏は、「シリアの光景が頭の中によみがえった」と述べた。「15歳の時、手を2発撃たれて負傷し、アレッポでのデモで身動き
カエサル――内戦の時代を駆けぬけた政治家 (岩波新書) 作者:小池 和子発売日: 2020/08/21メディア: 新書 Kindle版もあります。 カエサル 内戦の時代を駆けぬけた政治家 (岩波新書) 作者:小池 和子発売日: 2020/12/24メディア: Kindle版 内容(「BOOK」データベースより) 内戦を終結させ、ローマ帝国への道をひらいた英雄―多くの人がカエサルをそう描くが、実のところ、彼はどんな時代を生き、何をなそうとしたのか。共和政末期の政治社会状況やキケローら同時代人の動向を丹念に読み解き、また『ガリア戦記』をはじめとする彼自身の著作活動にも着目、その苛烈な生涯を資料に基づいて活写する。 うーむ困った。この本を読み終えて、感想を書こうと思っているのですが、正直なところ、引き延ばした世界史の教科書をずっと読んでいるようで、240ページくらいなのに、けっこう長く感じたんで
独バーデン・ビュルテンベルク州オステルスハイムの次期市長に選出されたリヤン・アルシェブル氏/Lukas Barth/Reuters (CNN) シリア難民として2015年にドイツにたどり着いた男性が、南西部バーデン・ビュルテンベルク州で行われた首長選で勝利を果たした。 同州オステルスハイムの次期市長に選出されたのは、シリア・アススワイダ出身のリヤン・アルシェブル氏(29)。市長選に無所属で立候補し、2日に行われた投票で55.41%の票を獲得、ドイツ人の2人の候補を破った。 現地の放送局SWRは3日、アルシェブル氏が勝利を宣言すると、地元住民から歓声が巻き起こったと伝えた。本人はこの勝利を「センセーショナル」と形容している。 公共放送のZDFは「オステルスハイムが心の広さと国際性の実例をドイツ全土に示した」「保守的な地方で当然と受け止められることではない」と伝えた。 勝利を果たしたアルシェブ
シリアの反体制派が拠点とするイドリブで開かれたシリア内戦11年を記念する大規模集会の様子(2022年3月15日撮影)。(c)OMAR HAJ KADOUR / AFP 【3月16日 AFP】シリアで15日、内戦のきっかけとなった反政府デモが始まってから11年を迎え、反体制派が拠点とする北西部イドリブ(Idlib)で大規模集会が開かれた。ロシアによるウクライナ侵攻に対し国際的な非難の声が高まる中、シリア政府を支援するロシアに抗議し、ウクライナへの連帯を示す参加者もいた。 イドリブ市の中央広場で開かれた集会には5000人以上が参加。同市で行われた集会としてはここ数か月で最大規模となった。 シリア政府の主要支援国であるロシアがウクライナを侵攻したことをきっかけに、シリアの現状に再び関心が集まることを期待する参加者も多い。 ラドワン・アトラシュ(Radwan Atrash)さんはAFPに、「ウクラ
九州「正論」懇話会第145回講演会で講演した龍谷大の李相哲教授=25日午後、福岡市博多区(中村雅和撮影) 福岡市博多区のホテルオークラ福岡で25日に開かれた九州「正論」懇話会の第145回講演会では、龍谷大の李相哲教授が「どうなる? 朝鮮半島~日本はどう対処するべきか」と題して講演した。北朝鮮の核問題をめぐっては「韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が世界をミスリードした」と指摘。また、文氏による左派政権下で「韓国は内戦状態だ」と分析した。主な内容は次の通り。 ■ソウル市長の葬儀めぐり対立 韓国は今、内戦状態だ。同じ国民が両陣営に分かれて、今のところ暴力行使はないものの、最高レベルでお互いのことを憎んだり、非難したりしている。 その象徴的な出来事が、セクハラ問題で自殺したソウル市長の葬儀をめぐる対立だ。左派の文大統領を支持する一派は、市長は罪を犯したかもしれないが、市民運動を引っ張ってきた功
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