先日レタッチの集版作業の工程を書きました。あくまで自分がやってきた方法なので会社によって作業の方法は色々あったと思います。製版会社といってもカラー製版を主にやっていた会社と、モノクロ製版を主体に行なっている会社があり、材料の使い方がかなり違っていたように思います。モノクロ主体の会社での作業はルミラーや遮光マスクをあまり使わないでライトカットや赤紙とかですますとか、多重露光にしないで、ネガをくり抜いて貼り込んだりして材料コストをかなり抑えた作業方法だったと思います。 前回書いた作業を「集版」と書きましたが、集版作業は割と誰でもできました。こう書いてしまえば語弊がありますね。ほつれた髪の毛の切り抜きなどはカッターで切り抜いたりせず、筆を使って手描きしたり、写真点数が多く切り抜きが多かったり複雑な集版はやはり難しかったし時間もかかりました。ただ簡単な集版はできても写真のレタッチをできない人は結構