5月15日、英国では冬季に豪雨が続き、数週間にわたって農地が浸水被害を受けたため、麦などの主要穀物が大きな打撃を受けた。写真はスーパーマーケットの従業員と話すスナク英首相。14日、ロンドンで代表撮影(2024年 ロイター) [ロンドン 15日 トムソン・ロイター財団] - 英国では冬季に豪雨が続き、数週間にわたって農地が浸水被害を受けたため、麦などの主要穀物が大きな打撃を受けた。気候変動に伴う異常気象に対して、長期的な食品安全保障の強化策を講じるよう、早急な対応を求める声が高まっている。 非営利団体エナジー・アンド・クライメート・インテリジェンス・ユニット(ECIU)は13日に発表した研究の中で、記録的洪水が耕作面積の減少や不作をもたらし、英国の食料自給力を10%近く低下させる恐れがあるとの推計を示した。