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国語・国文学の検索結果41 - 61 件 / 61件

  • 古典は変わらずとも、読みは変化する―『百人一首』の持統天皇歌から - 能楽と郷土を知る会

    『百人一首』の2首目は持統天皇「春過ぎて夏来にけらし白たへの衣ほすてふ天の香久山」。 これは『新古今和歌集』からの収録です。 でもこの歌、元の『万葉集』では「春過ぎて夏来たるらし白たへの衣干したり天の香久山」と少し異なります。この差異を、私は今まで『新古今和歌集』撰者[1]源通具・六条有家・藤原定家・藤原家隆・飛鳥井雅経・寂蓮の6人。また『新古今和歌集』編纂の院宣を下した後鳥羽院自身も、かなり積極的に関与した。による、新古今風への改変・改作として理解していました[2]私はこの『百人一首』と『万葉集』の差異を初めて知ったのは、永井路子さんのエッセイ『よみがえる万葉人』(文春文庫、1993年)のp69「女帝サマはお腹立ち」でした。以下のように記されているのを、無批判に信じ込んでいました。「たしかに大分違う。いまなら著作権問題で裁判になりかねないところだ。が、女帝サマ死後、約五百年たった『新古今

      古典は変わらずとも、読みは変化する―『百人一首』の持統天皇歌から - 能楽と郷土を知る会
    • 国語便覧関連資料集

      ご利用について 当サイトでは第一学習社発行の 「国語便覧」 に関連するリンクを公開しています。リンク先掲載のデータは著作権法等で保護されており、ご利用は私的に使用する場合に限られます。本情報データの全部もしくは一部を複製・変更・加工をして第三者に譲渡・販売・配信することは法律で禁止されています。 2021年度以降の国語便覧をお使いの方はこちらです。

      • カナモジカイ(公式サイト)

        たいせつ な にほんご の ため に わたしたち は うったえる / カナモジ運動(うんどう)がめざすもの / ● カナがきはこちら わたしたち、カナモジカイは、日本語の書き表わし方について考え、そのあるべき姿を実現するために運動しています。 日本語を書き表わすのには、通常、漢字(中国文字)とカナが用いられていますが、漢字の数の多さや使い方の不合理さ(一つの漢字に読み方がいくつもあるなど)のため、日本語の表記法は、世界に類例のない複雑なものとなっています。そして、漢字と日本語の相性の悪さも重なり、さまざまな災いを日本語にもたらしています。 戦後の国語改革によって、国民の読み書きの力は大きく向上しました。また、めざましい技術革新によって、コンピューターなどで漢字を扱う技術も飛躍的に進歩しました。しかし、わたしたちは、これで問題が解決したとは考えていません。その理由を次に述べます。 1.漢字は

        • 国語教育・メディアから見る ことばの「正しさ」とは - 東大新聞オンライン

          メディアなどで取り沙汰される「誤った」ことばの数々。しかし、本来変わり続けることばに「正しさ」などあるのだろうか。その「正しさ」は何によって規定されるのだろうか。国語教育に携わる専門家と、新聞で「正しい」ことばを発信し続けてきた編集者と共に、教育・メディアの立場からことばの「正しさ」について、再考したい。 (取材・山中亮人) 伝える相手に配慮を 宇佐美 洋(うさみ よう)教授(総合文化研究科)97年人文科学研究科(当時)博士課程中退。博士(日本語学・日本語教育学)。国立国語研究所准教授などを経て、19年より現職。 「正しさ」がぶれる理由に、ことばの変化がある。一般的に言語変化は「労力を減らす方向に向かっている」と日本語学・日本語教育学を専門とする宇佐美洋教授(総合文化研究科)は話す。例えば「してしまう」が「しちゃう」となったり、ガ行鼻濁音が通常の濁音に統一されたりするのは、発音や記憶の負担

            国語教育・メディアから見る ことばの「正しさ」とは - 東大新聞オンライン
          • 木越 治・丸井貴史『読まなければなにもはじまらない いまから古典を〈読む〉ために』(文学通信)

            文学通信|多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社 日本語・日本文学の研究書を中心に、人文学書全般を刊行する出版社、文学通信のブログ。 文学だけにこだわらず周辺領域も含め、意欲的に刊行していきます。 出版活動と同様に、webでも積極的に活動することで、多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出していきたいと思います。 〒113-0022 東京都文京区千駄木2-31-3 サンウッド文京千駄木フラッツ1階101 電話03-5939-9027 FAX03-5939-9094 info@bungaku-report.com インボイス登録番号:T4011501023591 Tweet Share on Tumblr 11月上旬刊行予定です。 木越 治・丸井貴史 『読まなければなにもはじまらない いまから古典を〈読む〉ために』 ISBN978-4-909658-67-8 C0095

              木越 治・丸井貴史『読まなければなにもはじまらない いまから古典を〈読む〉ために』(文学通信)
            • 沖森卓也『日本語全史』を活用するために - ronbun yomu

              沖森卓也(2017)『日本語全史』ちくま新書は、「学部生にリファレンスとしてとりあえず持っておいてほしい本」として抜群のコストパフォーマンスを誇る。 www.chikumashobo.co.jp が、広い分野・時代に亘って記述することの弊害か、特に、著者の直接的な専門ではない(失礼?)中世以降の文法の記述については情報が古いものが目につく*1。 そういうわけで、以下、特に文法の項目について、これは今は通説ではないとか、他にこういう説があるとか、記述が不十分であるとか、そういうことを勝手に補訂して、引くべき例もついでに引く。 外部リンクは、リポジトリのあるものはリポジトリへ、ないものは国語研DBなどへ。教科書・参考書として使っている方の、勝手なサポートページとしてもどうぞ。 [所謂上代特殊仮名遣について]通説では、このような区別をそのまま母音の違いに求め、母音が八つあったと説かれることが多い

                沖森卓也『日本語全史』を活用するために - ronbun yomu
              • 東条操の方言矯正論は予想を(良い意味で)裏切っていた|まつーらとしお

                日本の方言研究は長い歴史があるので,時折古い文献にあたることがあります。そういう資料を読むと発見もあるのでけっこう好きなんですが,時折ギョッとするような記述に出会うことがあります。 そのひとつが「方言矯正」です。今の言語学・日本語学での方言調査は話者・方言の言語知識(体系)やそれを手掛かりにした言語史の解明などといったあたりを目的にしていますが,かつては目的のひとつに方言を矯正してあげ(「あげ」が大事だと思う),共通語を浸透させることがありましたちなみに目的に「主要な」という修飾語を付けるべきかはちょっと分かりません。いずれにせよ,矯正ためにはその地域の方言の実態,つまり共通語とどう異なるのかが分からないといけませんから。 方言関係の古い文献のひとつに東条操(著)『大日本方言地図』(育英書院,1927年)があります。これは日本各地の方言を音韻,文法的特徴から分類したもので,現在でもスタンダ

                  東条操の方言矯正論は予想を(良い意味で)裏切っていた|まつーらとしお
                • 和歌史の中世から近世へ 浅田徹・小川剛生・兼築信行・神作研一・田渕句美子・堀川貴司 編

                  新たな地平を切り拓く! 俊成以後、中世から近世へ〈動態〉としての新しい和歌史を捕捉することを目指した最前線の研究。 28名による渾身の書き下ろし。 *「本論文集は、2018年に亡くなられた松野陽一先生に対するオマージュとして企図されたものである。」 家永香織(いえなが・かおり) 白百合女子大学他非常勤講師。 中古中世和歌文学専攻。 『転換期の和歌表現 院政期和歌文学の研究』(青簡舎、2012年)、「『小侍従集』伝本考」(『和歌文学研究』120号、2020年6月) 中村 文(なかむら・あや) 日本女子大学・早稲田大学非常勤講師。 日本中世文学専攻。 『後白河院時代歌人伝の研究』(笠間書院、2005年)、『歌人源頼政とその周辺』(編著、青簡舎、2019年)、『奥義抄古鈔本集成』(共著、和泉書院、2020年) 紙 宏行(かみ・ひろゆき) 文教大学文学部教授。 中世和歌専攻。 「親句・疎句説の形成

                    和歌史の中世から近世へ 浅田徹・小川剛生・兼築信行・神作研一・田渕句美子・堀川貴司 編
                  • 美術展ナビ

                    2024年のGWは4月27日(土)~29日(月・昭和の日)の前半3連休と、5月3日(金・憲法記念日)、4日(みどりの日)、5日(こどもの日)、6日(月・振り替え休日)の後半4連休となってます。 4月には「デ・キリコ展」(

                      美術展ナビ
                    • 古典文学の常識を疑う Ⅱ: 忘却散人ブログ

                      わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日本近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 『古典文学の常識を疑う』の続篇として、『古典文学の常識を疑う Ⅱ 縦・横・斜めから書きかえる文学史』(勉誠出版、2019年9月)が出ました。前著の時もここで紹介したが、今回は私自身も、一項目を担当している(「秋成の学問は創作とどう関わるのか」)ので、またまた紹介させていただく。 編者は、松田浩・上原作和・佐谷眞木人・佐伯孝弘の各氏である。「はじめに」では、元号「令和」の出典である『万葉集』をめぐっての安倍総理の談話を引く形で、研究最前線ではすでに否定されている古典文学の常

                      • 俳句・俳諧を調べる | リサーチ・ナビ | 国立国会図書館

                        句の一部分、詠まれている語などから俳句・俳諧の出典を探すことのできる資料や、俳句や俳諧の現代語訳や解釈を調べる際の主な資料などを紹介します。 書誌事項末尾の【 】内は当館請求記号です。 1. 俳句・俳諧の出典を調べる1-1. 全文データベースで検索する作者名や句に含まれる語などのキーワードから検索できるデータベースを紹介します。 『新編日本古典文学全集』(ジャパンナレッジLib(当館契約データベース)で利用可) 【時代】 古代~近世 【収録】 『新編日本古典文学全集』全88巻(小学館 1994-2002 【KH2-E9】) 【検索】 全文検索 【備考】 記紀・萬葉などの古代文学から近松・西鶴などの近世文学まで263作品を全文検索することができます。原文だけでなく、現代語訳・注釈も掲載されています。ジャパンナレッジLib(当館契約データベース)で利用することができます。俳諧データベースー俳諧

                          俳句・俳諧を調べる | リサーチ・ナビ | 国立国会図書館
                        • 梅棹式表記でのかきかたをかんがえる | Shiki’s weblog

                          2017/12/04 かかれる文章がよみやすいといわれる梅棹忠夫さん(1920-2010)。谷沢永一さんは、「二十一世紀における日本語の文章は、梅棹忠夫を見習う努力から始めなければならない。」としるされているそうだ(『梅棹忠夫の文章はなぜ明快なのか』)。 梅棹さんの文章はひらがなのわりあいがおおい。その表記法は「梅棹式」とよばれることがある。梅棹式表記の基本的なルールはふたつ(「漢字はやめたい」, 『日本語の将来』, p249; 「わたしの文章作法(さくほう)」, 『梅棹忠夫著作集 第11巻』, p309): 1) 漢語は漢字でかく。常用漢字を意識して、むずかしい漢字はさける。2) 和語はかなでかく。体言(名詞や代名詞)と、1音の動詞で意味が判別しにくいもの(例:切る、着る)は漢字の使用も許容する。 これにくわえて、 3) 副詞や形容動詞はもともとが漢語でもかなでかく。 ということもルール

                          • 提言:「高校国語教育の改善に向けて」日本学術会議言語・文学委員会古典文化と言語分科会

                            提言 高校国語教育の改善に向けて 令和2年(2020年)6月30日 日 本 学 術 会 議 言語・文学委員会 古典文化と言語分科会 i この提言は、日本学術会議言語・文学委員会古典文化と言語分科会の審議結果を取りまと め公表するものである。 日本学術会議言語・文学委員会古典文化と言語分科会 委員長 小倉 孝誠 (連携会員) 慶應義塾大学文学部教授 副委員長 倉員 正江 (連携会員) 日本大学生物資源科学部一般教養教授 幹 事 安藤 宏 (連携会員) 東京大学大学院人文社会系研究科教授 幹 事 西村 賀子 (連携会員) 和歌山県立医科大学名誉教授 渡部 泰明 (第一部会員) 東京大学大学院人文社会系研究科教授 大芝 芳弘 (連携会員) 首都大学東京(東京都立大学)名誉教授 川合 康三 (連携会員) 京都大学名誉教授 木田 章義 (連携会員) 京都大学名誉教授 久木田直江 (連携会員) 静岡大

                            • 「令和」発表から1年 万葉集に影響与えた中国の詩文集「文選」完結(1/2ページ)

                              新元号「令和」が発表されてもうすぐ1年。令和の典拠となった日本最古の歌集『万葉集』の文言に影響を与えたとして注目された中国の詩文集『文選(もんぜん)』の詩篇・全訳注(岩波文庫、全6冊)が完結した。長く文人の心をとらえてきたこの古典にはどんな普遍性があるのか。節目を機に、訳注執筆者の一人、川合康三・京都大名誉教授(71)に聞いた。(海老沢類) 『文選』は中国・六朝時代の梁の昭明太子が編んだ詩文集で、6世紀前半に成立した。周から梁の時代までの約千年間に書かれた百数十人による名文や詩歌約800が文体別、時代順に並ぶ。文体別では、定型の「詩」と、対句を多用し字数には定めがない「賦」が全体の半数以上を占め、今回の岩波文庫はこのうち詩篇の部を収める。 「親しみやすさの点では唐代の李白や杜甫の詩のほうが上。ただ、『文学の古典といえば文選』というほど中国での地位は揺るぎない。文学の規範や型、つまりお手本を

                                「令和」発表から1年 万葉集に影響与えた中国の詩文集「文選」完結(1/2ページ)
                              • 「独自の送り仮名」始りと終り - ことばマガジン:朝日新聞デジタル

                                40年以上も前のことなので覚えている方は少ないかもしれませんが、朝日新聞は戦後の一時期、漢字字体だけでなく送り仮名でも「独自路線」を歩んでいました。 前回、記事に出てくる「きたる」という語の送り仮名を、国が示したものとは異なる「来たる」にそろえたことを紹介しました。現行の国の基準(1973年内閣告示「送り仮名の付け方」)では「きたる」は連体詞という扱いで「来る」の送り仮名が示されているのですが、朝日新聞では昨年11月から動詞・連体詞をとわず「来たる」と送ることにしました。 現在の朝日新聞で、内閣告示で「本則」にも「許容」にもなっていない送り仮名を使っているのはこの「来たる」ぐらいですが、過去に独自の送り仮名を使っていた時代には、多くの語が「本則」や「許容」から外れていました。 ■「新送りがな」からわずか2年で 縮刷版で古い紙面をめくっていくと、1962年1月28日付夕刊の「読者と新聞」とい

                                  「独自の送り仮名」始りと終り - ことばマガジン:朝日新聞デジタル
                                • 補遺の補遺 第2回 「漢字整理に関する資料」 | 「書体」が生まれる―ベントンと三省堂がひらいた文字デザイン(雪 朱里) | 三省堂 ことばのコラム

                                  第2回は「漢字整理に関する資料」と書かれた包みのなかから。ほんの一部を公開します。 ここでの「常用漢字」とは「常用する漢字」として(使用頻度の高さなどから)さだめた「三省堂常用漢字三千字」(昭和10年前後)のことをさし、その見直しのための資料と推測します。詳しくは『「書体」が生まれる ベントンと三省堂がひらいた文字デザイン』のp.161またはp.169などをご覧ください。p.171にはその一部を写真で入れています。

                                    補遺の補遺 第2回 「漢字整理に関する資料」 | 「書体」が生まれる―ベントンと三省堂がひらいた文字デザイン(雪 朱里) | 三省堂 ことばのコラム
                                  • 紫式部から樋口一葉、小川洋子まで─フランス人研究者が見た日本女性文学 | 「文学に関して、日本ほど女性に多くを負っている国はありません」

                                    日本のフェミニズムや明治期の政治思想を研究している、仏ボルドー・モンテーニュ大学准教授のクリスティーヌ・レヴィ。 『日本におけるジェンダーと近代:「青鞜」と新しい女』(未邦訳、2013年)などの著作を持つレヴィが、フランス誌「ル・ポワン」の増刊号「日本精神 偉大なるテクスト」のなかで、日本の女性文学の伝統についてわかりやすく解説している。 平安時代に女性文学が花開いた社会的背景など、日本の読者にとっても教養として知っておきたい内容だ。全訳でお届けする。 ──1980年以来、芥川賞と直木賞という、日本で最も名誉ある2つの文学賞の受賞者には、数多くの女性がいます。日本文学における女性の位置づけはどのようなものなのでしょうか? 1935年にこれらの賞が始まって以来、受賞者は男性のほうが多いままなのですが、それでも、ここ数十年、女性の割合はかなり増加しました。審査員に女性が入ったことは特に大きいで

                                      紫式部から樋口一葉、小川洋子まで─フランス人研究者が見た日本女性文学 | 「文学に関して、日本ほど女性に多くを負っている国はありません」
                                    • 国語リンク集(国語教育・日本語学)|遊(文法、日本語学、国語教育)

                                      本日,名古屋大学南部生協プラザの教科書コーナーで。 こんなに入荷していてびっくり。 売れ残らないかと心配に。 こちらで目次と第I章第1節 “「五十音図」について考える” が読めます。授業とは関係なく,こういうことに興味がある方にお読みいただければ。https://t.co/3J8X1ETthV pic.twitter.com/5vKFN7G9Xd — 英語の発音と綴りなど (@bupxdnq) April 5, 2023

                                        国語リンク集(国語教育・日本語学)|遊(文法、日本語学、国語教育)
                                      • そもそもは平安時代のインテリが使う秘密の言葉だった…最新研究でわかった「ひらがな」の生みの親 だから平仮名の文書には、書いた年月日が記されていない

                                        ひらがなを発明したのは空海ではない 平仮名は誰が作ったのですか 回答=矢田 勉 平仮名は、誰か一人が作ったというものではありません。江戸時代までは、空海が作ったと広く信じられていましたが、ありえないことです。 空海は、弘法大師とも呼ばれる平安時代初期(774年生〜835年没)の僧侶で、遣唐使を経て、真言宗の開祖となりました。 鎌倉時代以降に、まず、空海がいろは歌を作ったという俗説が生まれました。いろは歌が出来たのは空海の時代よりだいぶ後のこと(11世紀)ですから、それもありえないことですが、いろは歌は、その内容が仏教の重要な考え方である「無常観」を大変簡潔に表したものと読めるので、日本を代表する僧侶である空海が作者だと考えられるようになったのです。

                                          そもそもは平安時代のインテリが使う秘密の言葉だった…最新研究でわかった「ひらがな」の生みの親 だから平仮名の文書には、書いた年月日が記されていない
                                        • 筑摩書房 戦後日本漢字史 / 阿辻 哲次 著

                                          GHQの漢字仮名廃止案、常用漢字制定に至る制度的変遷、ワープロの登場。日本語はどのような議論や試行錯誤を経て、今日の表記法へと至ったのか。 シリーズ:ちくま学芸文庫 1,320円(税込) Cコード:0181 整理番号:ア-26-2 刊行日: 2020/03/09 ※発売日は地域・書店によって 前後する場合があります 判型:文庫判 ページ数:320 ISBN:978-4-480-09972-3 JANコード:9784480099723 購入

                                          • 「歳時記」の改訂って? 『角川俳句大歳時記』15年ぶり 例句見直し、新季語も:東京新聞 TOKYO Web

                                            季語の辞典ともいえる「歳時記」。2月に出た『新版 角川俳句大歳時記 春』(角川書店編、5995円)=写真(1)=は、同シリーズとして15年ぶりの改訂という。え? 季語って変わるの? そもそも、歳時記の改訂とはどういうものなのだろう。 (北爪三記) 全五巻の本書は、十二月にかけて順次、「夏」「秋」「冬」「新年」を刊行予定。春の巻は、立春から立夏の前日までの季語を収める。開くと、時候・天文・地理・生活・行事・動物・植物の七部に分かれ、それぞれに分類された季語とその解説、例句が並ぶほか、近世から使われている季語は成立・変遷に触れた考証も付く。 「句は、新しいものがどんどん出てくるので、それを例句に載せないと歳時記として古びてしまうということがあるんです。例句の見直しが、改訂の主な目的ということになります」。本書の編集担当・鳥山華子さんが説く。 今回、旧版の例句を全面的に見直し、この十五年間で刊行

                                              「歳時記」の改訂って? 『角川俳句大歳時記』15年ぶり 例句見直し、新季語も:東京新聞 TOKYO Web