菅首相、退陣直前に訪米 異例の外遊、与野党疑問視 2021年09月10日07時14分 官邸に入る菅義偉首相=9日午前、東京・永田町 菅義偉首相は9月下旬の訪米に向け調整に入った。中国の海洋進出への対処が主要テーマとなる日米とオーストラリア、インドの4カ国(通称クアッド)首脳会談出席が主目的。バイデン米大統領との個別会談も調整する。ただ、退陣を目前にした首相の外遊は異例で、与野党から疑問の声が上がっている。 日米豪印、初の対面首脳会談へ 今月下旬、ワシントンで 首相訪米について、加藤勝信官房長官は9日の記者会見で「具体的な日程は決まっていない」と詳しい説明を避けた。退任間近の首相が出席することに関しても「主催者の米国が判断することだ」と述べるにとどめた。 日米豪印の首脳は3月のオンライン会談で、年内に対面で再会談することで合意していた。米側が首相退任直前の開催を提案したことに、外務省幹部は「