5年ぶりのBクラス・4位に沈んだ2022年の巨人。ペナント奪回のために原辰徳監督が行ったのが、大胆な一軍コーチ陣の入れ替えだった。その中で“目玉”とも言えるのが、大久保博元打撃チーフコーチの就任だ。 黄金期の西武から1992年に巨人に移籍。藤田元司監督の下でプレーし、長嶋茂雄監督(現終身名誉監督)の下では日本一も経験。現役引退後は西武で中村剛也内野手の育成などに携わったのちに、楽天では打撃コーチから一軍監督も歴任するなど、指導者としての経験も豊富だ。 就任直後の秋季キャンプでは「アーリーワーク」と呼ばれる早朝練習を導入して、これまでとは違う新風をキャンプに吹き込むのにも一役買っている。その大久保打撃チーフコーチがNumber Webのインタビューで巨人打線再生プランを明かした。〈全2回の1回目/#2へ〉 ――就任直後の秋季練習、秋季キャンプではいきなりハードな練習で話題になりましたが、その