大成建設は9日、中堅ゼネコンのピーエス三菱を買収すると発表した。TOB(株式公開買い付け)を通じて、議決権ベースで最大50.20%の株式を取得し、連結子会社化する。取得額は最大で240億円規模。建設業界は残業規制が適用される「2024年問題」もあり人手不足が深刻化している。人手不足の解消を目的としたM&A(合併・買収)が動き始めた。買い付け価格は1株あたり1010円。8日終値(785円
出会い系アプリで知り合った小学生を脅して、わいせつ目的で連れ回した疑いで、大成建設社員の男が逮捕された。 (「イット!」3月18日放送より) この記事の画像(6枚) 逮捕された大成建設の社員・山口祥悟容疑者(43)は2023年1月、出会い系アプリで知り合った小学生の女子児童を、東京・江戸川区の公園に呼び出し、わいせつする目的で連れ回した疑いが持たれている。 警視庁によると、山口容疑者は「顔や住んでいる場所をさらすぞ」と脅して女子児童を呼びつけて、1時間ほど連れ回し、体を触るなどしていたが、その際に、女子児童の知人と鉢合わせしたため、驚いて逃走していた。 調べに対して、山口容疑者は容疑を認めている。 知りたかったことが分かれば、きっと明日が楽しくなる。 知らなかったことが分かれば、きっと誰かに話したくなる。 「明日も頑張ろう」と思えるそのささやかな力になれればと今日もニュースをお届けします。
3期に分けて進行中の工事のうち、1期工事の遅延が問題となっていた東京都世田谷区の本庁舎建て替え工事の完了が、施工者である大成建設の失態で2年近くも遅れることになりそうだ。同社は2023年7月14日、2・3期工事の工程に関する検証結果を区に提出。2期で6.5カ月、3期で8カ月の工期延長が避けられないとして謝罪した。 引っ越し期間における作業制限についての認識不足や、応札時の施工計画の誤りなどを見直した結果、既に発表している1期工事の遅延分と合わせて、計22.5カ月の延長となる見通しだ。同社では23年3月、札幌市内で施工中の超高層ビルで鉄骨の精度不良が発覚し、完成が28カ月も遅れる見通しを発表している。相次ぐトラブルに、同社の施工管理能力に対する信頼は大きく揺らいでいる。 写真左が世田谷区本庁舎建て替え工事で建設中の東棟の一部(東1期棟)。新庁舎の構造種別は東棟・西棟共に鉄骨造・鉄骨鉄筋コンク
東日本高速道路会社が東京外かく環状道路(外環道)の京葉ジャンクション(JCT)で進めているランプ(連絡路)の増設工事で、地下にあるコンクリート造の既設ランプ函体(かんたい、ボックス形の構造物)の鉄筋不足が判明した。既設部を施工した大成建設・戸田建設・大豊建設JVが設計を誤った。このままだと今後、増設ランプと一体構造となった際に函体の強度が不足する。大成JVは2023年5月10日、既設ランプの函体に鉄筋を増設する補強工事に着手した。 京葉JCTは千葉県市川市にあり、外環道と京葉道路を接続する。同JCTの建設に当たって、大成JVは設計業務を含む「田尻工事」を約1300億円で受注。JCTを構成するランプ8本のうち、4つのランプなどを10年9月~19年6月の工期で施工した。設計ミスがあったのは、外環道の高谷JCT方面から京葉道の東京方面に向かうFランプの函体だ。 現在、ランプ6本で供用している京葉
東京都世田谷区の本庁舎建て替え工事(1期工事)で、施工者の大成建設が発注者の世田谷区に最大6カ月の工期延長を申し入れた件で、遅延の原因が明らかになった。同社は2023年6月9日、経緯をまとめた報告書を区に提出。工程上のクリティカルパス(所要時間が最長となる工程上の経路)に当たるバルコニー躯体(くたい)工事が、先行する1階外周部躯体の完成の遅れや施工計画の不備で大幅に遅れることを説明した。外装工事や外構工事についても施工計画の不備による遅延が生じるとした。 世田谷区本庁舎建て替え工事(1期工事)で建設している東棟の南側(東1期棟)。東棟の構造種別は鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造で免震構造を採用している。2021年7月に着工した。23年6月1日撮影(写真:日経クロステック) 総事業費約450億円を投じる世田谷区本庁舎建て替え工事は、現庁舎の解体と新庁舎の建設などを3期に分割
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