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大槻ケンヂの検索結果1 - 13 件 / 13件

  • 大槻ケンヂ「今のことしか書かないで」(第2回)50を過ぎたらバンドはアイドル

    ここ二週間の僕のトピックをあげるなら、「50を過ぎたらバンドはアイドル」という筋肉少女帯の新曲が完成した。 「50を過ぎたら……」本当にその通りだと思っている。存在の非日常性、不条理感、幻想度……ウソっぽさ、すべてにおいて50歳を超えたロックはアイドル的だ。 だって、そうでしょう。 本来なら若者のために作られた音楽ジャンルをがっつり初老になってまだやり続けているのだ。“ヤング”という基本概念と光の速さで乖離していくのは当然のことだ。社会への反発、大人への抵抗、そんなメッセージを50過ぎて叫ぶ者があるなら前者はメンドーなツイッター民だし後者はヘンなおじさんだ。 「大人は信じられない!」と憤っている輩が憤る矛先より20も30も歳上なのだ。何よりいい歳をしてライブとかやっているのがおかしいよ、ということだ。エレキギターをギュンギュン鳴らしたりドラムをドコドコ叩いたり「やかましい! 君たちは学生さ

      大槻ケンヂ「今のことしか書かないで」(第2回)50を過ぎたらバンドはアイドル
    • 君は青いギターが呪物になる過程を見たことはあるか?/大槻ケンヂ「医者にオカルトを止められた男」|webムー 世界の謎と不思議のニュース&考察コラム

      怒り、恨み、願い……何らかの思いを備えた物品は広義で「呪物」というカテゴリに入れられる。物語に生きる人が生み出す呪的文脈は簡単にリアルを食いつぶす。 明るい呪物コレクターたち 小学校の頃によく遠足で中野の哲学堂に行った。東洋大学の創始者である井上円了が作った公園である。井上円了はオカルト否定派の学者であった。でも、基本的にその手の話が大好物だったようで、幽霊が出たという梅の木をわざわざ他の地から公園内に移植したりということやっている。 そして哲学堂の門には幽霊の木像が配置された。昭和の昔でさえすでに古ぼけてくすんだ色になっていたその木像は異様な妖気を発していた。遠足に来た小学生たちをいつも震えあがらせた。 「こわい!」「見ちゃった!」「見たら呪われるらしいぞ」「目が合った」「呪われた!呪われた~!」 中野区立北原小学校の生徒たちにとって、実際に呪われたかどうかは定かでないが、哲学堂公園入り

        君は青いギターが呪物になる過程を見たことはあるか?/大槻ケンヂ「医者にオカルトを止められた男」|webムー 世界の謎と不思議のニュース&考察コラム
      • 「この世は終わりだと思っても、それでも人生は続く」大槻ケンヂが苦悩と向き合いながら音楽を続ける理由(Yahoo!ニュース オリジナル Voice)

        ロックバンド「筋肉少女帯」のボーカリスト、大槻ケンヂさんは現在56歳。50代を迎えて老いを感じるようになり、さらに原因不明の病やうつの症状にも悩んだという。また、コロナの影響で以前のようにオーディエンスの反応がもらえないライブ活動になってしまい「もうダメだと思ったこともある」と語る。バンド結成から40年、たびたび発生する大きな災害や事件、事故にその都度向き合い、さらに自身が肉体的にも精神的にも苦しい状況を抱えることもあった大槻さん。それでもミュージシャンとして音楽を続けてきた理由を聞いた。(聞き手:荻上チキ/TBSラジオ/Yahoo!ニュース Voice) ――大槻さんは50代を迎えて老いを感じたと伺いました。ご自身の体力の衰えをどのように感じたのですか。 大槻ケンヂ: 僕より年上のポール・マッカートニーやミック・ジャガー、桑田佳祐さん、矢沢永吉さんとか、みなさんすごくお元気ですよね。この

          「この世は終わりだと思っても、それでも人生は続く」大槻ケンヂが苦悩と向き合いながら音楽を続ける理由(Yahoo!ニュース オリジナル Voice)
        • 自分探しは続いても、明るく生きたい。55歳の大槻ケンヂさんが語る“老い”とこれから|tayorini by LIFULL介護

          自分探しは続いても、明るく生きたい。55歳の大槻ケンヂさんが語る“老い”とこれから #エンタメ#老いの準備#楽に生きる 公開日 | 2022/01/11 更新日 | 2022/01/11 ロックミュージシャンとしても作家としても、唯一無二の存在感で第一線を走り続けている大槻ケンヂさん。大槻さんがボーカルを務めるバンド「筋肉少女帯」はデビューから33年を経た現在もライブを続け、活動の幅を広げています。 そんな中、個人としても40代で新たにアコースティックギターを始めたり、コロナ禍でTwitterやInstagramといったSNSを一挙に始めるなど、年齢を重ねる中で次々と新しいチャレンジを続けている大槻さん。その背景には、40代を過ぎ、50代になった現在もずっと「自分探し」をしている感覚があるそう。しかし50代を迎えたことで、以前よりも前向きな気持ちが芽生えてきたと語ります。 今回そんな大槻さ

            自分探しは続いても、明るく生きたい。55歳の大槻ケンヂさんが語る“老い”とこれから|tayorini by LIFULL介護
          • 大槻ケンヂさん「若い人が悩んでると、この作品を読みなさいって言いたくなるけど、それだけは超えちゃいけない」

            ムッチー (ガッチー&ムッチー) @Gatchy_Mutchy 昨日、大槻ケンヂがラジオで「若い人が悩んでいる姿を見ると、この作品を読みなさいよって言いたくなるけど、それだけは超えちゃいけないと思ってる」って言ってて、宇多丸さんも「それはマジで良くないからホントそう」って言ってた。 2023-06-07 09:36:39

              大槻ケンヂさん「若い人が悩んでると、この作品を読みなさいって言いたくなるけど、それだけは超えちゃいけない」
            • 大槻ケンヂ「今のことしか書かないで」(第12回)鬱フェス新宿の子犬

              先日、クラブチッタ川崎で行われた「鬱フェス2023」に参加した。神聖かまってちゃん、上坂すみれさん、ベッド・インその他多数のアーティストと共演した。 「鬱フェス」は、バンド・アーバンギャルドが主催している音楽フェスティバルだ。「病気のみなさんこんにちは」というキャッチコピー。さわやかな夏の野外フェスには向かないような、サブカル色が濃いというか、マニアックでコケティッシュなメンツを集めて開催されている。今年で10回目となる。 僕は10回皆勤賞で出演している。3年前の回では新しい学校のリーダーズとコラボして歌った。その時はまさか彼女らがその後世界的にブレイクするとは夢にも思わなかった。素晴らしいことである。 今年は僕があと数年で還暦を迎えるということで、赤いちゃんちゃんこを着せられて「老後じゃないもん MAXX TOSHIYORI」というアーバンギャルドとのセッションで出演することになった。マ

                大槻ケンヂ「今のことしか書かないで」(第12回)鬱フェス新宿の子犬
              • 遠藤ミチロウさんから教えてもらったこと(寄稿:大槻ケンヂ)

                ザ・スターリンの中心人物としていくつもの伝説を残し、その後もとどまることなく精力的な活動を続けながら、長年にわたってさまざまなアーティストに影響を与えてきた遠藤ミチロウ。平成から令和へ改元するのと同時に伝えられた彼の訃報は、多くの人々を深い悲しみに包んだ。 音楽ナタリーでは、ミチロウから多大な影響を受けたアーティストの1人であり、これまでライブなどでたびたび共演してきた大槻ケンヂに、追悼文を寄稿してもらった。 文 / 大槻ケンヂ(筋肉少女帯、特撮、大槻ケンヂミステリ文庫) 不条理で残酷だけど、不思議と美しく、郷愁を刺激される歌2019年4月25日、令和を目前にして遠藤ミチロウがこの世を去った。 1980年にパンクバンド、ザ・スターリンを結成、LP「STOP JAP」でメジャーデビュー、1993年からはアコースティックソロシンガーとして全国津々浦々を旅して歌い、またドキュメント映画製作や、N

                  遠藤ミチロウさんから教えてもらったこと(寄稿:大槻ケンヂ)
                • 大槻ケンヂ「今のことしか書かないで」(第15回)紫の炎

                  筋肉少女帯のツアー中だ。初日はクラブチッタ川崎で行われた。 その数日前であったか、ミュージシャンの某さんがご自身のライブ冒頭で「今日は歌いたくない。おしゃべりがしたい」と言うような発言をして物議を醸すと言う騒動があった。 『……それオレの格好のMCネタだよなぁ』と正直思ったのだ。でも、某さんに悪いし、そんな日もあるのだろうし、ツアー初日からそういうネタを放り込むのもどうなんだよくないぞ、やめておこうオレよ「よせよ」と「ネバーエンディングストーリー」の日本語カバーにおける羽賀研二さんの歌い出しの言葉で自分を抑え、僕はステージに立った。 でも、どうにも1曲目の「サンフランシスコ」の曲中に口がムズムズしてたまらないのだ。言いたい。言いたい。 どうしても言いたくなって1曲目終わるやいなや「今日はしゃべりたくないよー!!」と開口一番大絶叫してしまった。 そこはやはり場外ザワザワッとなった。某さんには

                    大槻ケンヂ「今のことしか書かないで」(第15回)紫の炎
                  • 大槻ケンヂ「今のことしか書かないで」(第14回)ほな、どないせぇゆうね

                    筋肉少女帯のツアー中である。 11月22日のZepp DiverCityがファイナルになる。筋肉少女帯はラウドロックバンドだ。60歳も近くなってのラウドロックのライブは体力も気力も死に物狂いである。全身全霊で、全集中して対峙しなければできるものではない。真面目なことを言うが、これは紛れもなく真実である。すべての雑念を捨て、煩悩を振り払い、ただステージとお客様と自分たちの音楽のみに専念しなければ、目指す高みにはたどり着くことが叶わないのだ。 ……で、先日、メイドカフェに行ってきた。 「雑念全然捨てとらんやないか」「煩悩しかないやろうお前」と言われたなら返す言葉もないが、行きたかったんである。ここ数年、一回行ってみたいと密かに思っていたのだ。 正確にはメイドカフェではなくてコンセプトカフェと言うのだそうだ。お店ごとに例えば「妖精さんがお店にいっぱい」とか「アイドル候補生がお給仕します」などとの

                      大槻ケンヂ「今のことしか書かないで」(第14回)ほな、どないせぇゆうね
                    • 大槻ケンヂ「つぶれる前の雰囲気がわかるようになって」3回事務所が倒産、バンドからの脱退…それでも音楽活動を続けた理由|概要|インタビューサイト 双葉社 THE CHANGE

                      90年代の音楽シーンに颯爽と現れ、ティーンエイジャーを中心に熱狂的なファンの支持を集めた筋肉少女帯。そのフロントメンバーが大槻ケンヂだ。今年メジャーデビュー35周年を迎え、アルバム『一瞬!』の発売、ライブ活動やフェスへの出演など、今なお変…

                        大槻ケンヂ「つぶれる前の雰囲気がわかるようになって」3回事務所が倒産、バンドからの脱退…それでも音楽活動を続けた理由|概要|インタビューサイト 双葉社 THE CHANGE
                      • 筋肉少女帯&三柴理デビュー35周年記念!大槻ケンヂ×内田雄一郎×三柴理ロング鼎談 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

                        幻の名盤解放同盟に入るような曲を集めたのが「UFOと恋人」でした ──メジャーデビュー35周年おめでとうございます! まずは先日横浜と川崎で開催された「UFOと恋人」30周年再現ライブの感想から(参照:筋肉少女帯が「UFOと恋人」をライブで再現、疲れ知らずでライブをする方法に気付く)。これも35周年企画の一環ということですが、いかがでしたか? 内田雄一郎(B) レコーディングしてる頃のことをいろいろ思い出しましたね。当時、木目のきれいなベースを買いまして。これにお経を書いたら耳なし芳一ベースができるなと思って写経の本を片手に筆ペンでベースにお経をずっと書いていたんですけど、途中で気持ち悪いなと思ってやめました(笑)。完成していたら新崎人生(全身に写経を施したプロレスラー)より早かったかもしれない。 ──大槻さんはライブ後に「オレ今日一度もライブ中に座らなかった! なるほど重要なのはセトリと

                          筋肉少女帯&三柴理デビュー35周年記念!大槻ケンヂ×内田雄一郎×三柴理ロング鼎談 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
                        • 大槻ケンヂ「今のことしか書かないで」(第17回)できるまでずっと

                          40代から弾き語りを始めて最近はさまざまなミュージシャンとツーマンライブをやっている。先日は茂原でROLLYさんと共演した。 茂原駅にはロッテリアしか食べるところがなかった。でもそのロッテリアではなんとラーメンを出していたのだ。嘘じゃない! 本当だって。僕はそのラーメンを食べた。何味だったっけかな? きっと今後、全国のロッテリアでラーメンをメニューに入れる計画があるのだろう。それで実験的に茂原でまずはこっそり出していたのではないか……。 そう思いひとり納得した。ライブのMCでそのことを話したら誰も信じてくれなかった「嘘じゃない! 本当だって」お客さんからは「えー??」と言う反応しか返ってこなかった。 「大槻さん、それはロッテリアとラーメン屋さんがふたつ並んだフードコートだったのじゃないですか?」と後でエゴサしたらそういったことを書いているポストがあった。 「うーん、あ、そうかも。そうだね、

                            大槻ケンヂ「今のことしか書かないで」(第17回)できるまでずっと
                          • 大槻ケンヂ「今のことしか書かないで」(第22回)長い長いツアー

                            本連載が好評ということで、『ぴあ』さんにトークイベントを開催させてもらった。 「のほほん学校」と題して3月1日に渋谷のduoで行われた。 ゲストは漫画家のみうらじゅんさんとPOLYSICSのハヤシヒロユキさん。みうらさんとハヤシ君だもの、それはもちろんゲラゲラ爆笑大会になったに決まっている。 みうらさんは安齋肇さんと一緒に鳴門のうず潮を見に行った時、観光船に乗り合わせた修学旅行生の一団に「ビートルズさんですよね?」と言って囲まれたという話を聞かせてくれた。長髪髭の両氏を後期ビートルズさんの一体誰と間違えたものかは不明だが、みうら&安齋両氏は「若者の夢を壊してはいけない」ので、「イエス」と答え、サインにまで応じた。そして引率の先生が「ちょっとビートルズさん忙しいからみんなもう散ってぇ」と命じるまでビートルズさんに成り切ったのだそうだ。 ハヤシ君はトレードマークの黒ブチ眼鏡が実はダテであること

                              大槻ケンヂ「今のことしか書かないで」(第22回)長い長いツアー
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