前回と前々回の続きです、まだの方は先にご覧くださいヾ(๑╹◡╹)ノ" kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com 今回は、月岡芳年の浮世絵、『和漢百物語』(慶応元[1865]年刊)の中の一枚、「楠多門丸正行《くすのきたもんまるまさつら》」を紹介します。 和漢百物語 楠多門丸正行 - 国立国会図書館デジタルコレクション ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 【原文】 橘正成《たちばなのまさしげ》が男《なん》、南朝無二《なんちやうむに》の良将《りやうしやう》たり正行《まさつら》、未だ幼《いちけな》き頃《ころ》、有《あ》る夜《よ》、庭上《ていじやう》に下《お》り立《た》ちつ、木馬《もくば》を試《こゝろ》ミ居《ゐ》給ひしに、嗚呼《あら》、怪しむべし、忽然《こつぜん》と一個《いつ