今回はどうってことない雑談です。 1週間前の日曜日は東京都知事選の投開票日だった。事前に予想されていた通り、小池百合子知事の圧勝だった。投票率は55・00%で、前回2016年の59・73%を4・73ポイントも下回った。コロナ禍で街頭演説会なども極端に少なかったからとはいえ、盛り上がりに欠けた選挙だったことは否めない。 今さらだが、私も今回の都知事選には積極的な関心を持てず、ツイッターなどで知人たちが「〇〇さんを支持します!」と次々に表明をしているのを見ても、「すごいな…」と思っているうちに終わってしまった。 その理由のひとつは、5月29日に発売された石井妙子氏の『女帝 小池百合子』(文藝春秋)を読んだことだ。これを読んで、「保守色の強い小池都知事を終わらせよう!」という気持ちが萎えてしまったのだ。 すでに20万部以上が売れているというこの本、「ホラー小説も真っ青の恐ろしさ。この都知事のもと