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将棋ソフトの検索結果41 - 56 件 / 56件

  • PolicyNetworkだけの将棋ソフトの強さは? | やねうら王 公式サイト

    いまのDeep Learning系の上位の将棋ソフトは、AlphaZeroのアーキテクチャに倣っていて、局面を入力し、Policy(次のよさげな一手が最大値になる)とValue(期待勝率)を出力している。では、Policyだけで1手も先の局面を調べない場合、どれくらいの強さになるのだろうか? 将棋ソフトPonanzaが2017年にAlphaGoを参考に、Deep Learning(以下DLと略す)を取り入れた時、「Policyだけでアマ初段か二段ぐらいある」と作者が言っていた。周りの開発者はほんまかいな…と半信半疑であった。Ponanzaはソースコードも実行ファイルも何も公開されておらず、追試もできない状況だったので、つい最近まで私も半信半疑であった。 まず、当時のDLを取り入れたPonanzaについては、以下の資料でそのアーキテクチャについて触れられている。 https://www.sl

    • 藤井聡太さんが研究に使っている将棋ソフトについて | やねうら王 公式サイト

      動画の補足をしておきますと、第1回電竜戦(2020年)の当日にたややんさんが藤井聡太さんと対談をして、藤井聡太さんが「水匠いつも使わせていただいていますー」みたいなことを言ってたのに、その電竜戦でGCTが優勝、そして、その直後に藤井聡太さんはdlshogiを(も?)使い始めたということのようです。ナイスタイミングすぎて、この話、創作じゃないの?と私は思ったのですが、事実のようです。 // 【藤井聡太×広瀬章人】将棋研究2.0 第71期王将リーグ特集 : https://news.livedoor.com/article/detail/20882230/ ただ、その時点では、dlshogiと水匠ですと聡太さんのPCでは、水匠の方が8割以上勝ち越すぐらいの大きな差があったはずですが、しかしそれでも序盤の研究にはdlshogiの方が適していると聡太さんが判断されたのはさすがと言わざるを得ません。

      • 1手1秒で強い将棋ソフトは1手10秒でも強いのですか?その3 | やねうら王 公式サイト

        前回の続き。探索部について深い理解が得られるように、ここで時代を遡り原始的な探索部として、昔の将棋ソフトについて見ていこう。 太古の将棋ソフト 世界で最初に作られた将棋ソフトは、瀧澤武信さん(現CSA会長)が1975年に作られた将棋ソフトだと言われている。 WCSC28の懇親会で私とQhapaqの澤田さんが瀧澤会長に「あれは何の言語で書かれたのですか?」と尋ねたところ、「Fortranで…」とお答えいただいた。Fortranが死ぬほど嫌いな澤田さんはその瞬間「ヒェッ」と毒蛇を踏みつけたときのような奇声を上げ、Fortranに親を殺されたかのような恨みしかない私は「ムグゥ」とヤンキーにカツアゲされてボディーブローをお見舞いされたかのような奇声を上げた。瀧澤会長に対して失礼極まりない態度の二人であったが、二人にとってはそれぐらいの衝撃であった。 ちなみに小谷善行さん(現CSA副会長)は、当時

        • 【自作PC】藤井聡太と同じCPUを買ったので解説します【将棋ソフト】

          普段全くお金を使わない生活を送っている男がついに手を出してしまいました Ryzen Threadripper 3990Xはこちら↓ https://amzn.to/3c3GjU8 ※上記リンクURLはAmazonアソシエイトのリンクを使用しています

            【自作PC】藤井聡太と同じCPUを買ったので解説します【将棋ソフト】
          • 将棋ソフトやAI用学習データを簡単に作れるツール

              将棋ソフトやAI用学習データを簡単に作れるツール
            • 2001年に、異常に棋力が高いことで話題となった将棋ソフト(?)があった!

              肥前文俊@ラノベ作家・漫画原作 @HizenHumitoshi アダルトゲームなのに異常に棋力が高いことで話題となったブルゲ的脱衣将棋。 これだけでも面白いのに、 ”「柿木将棋(当時の世界コンピュータ将棋選手権決勝リーグ進出ソフト)が負けた」「道場三段の方が負けた」「Bonanzaが負けた」”とかヤバすぎw ていうかもっと広まれ midorism64.hatenablog.com/entry/2019/10/… 2019-12-10 22:24:16

                2001年に、異常に棋力が高いことで話題となった将棋ソフト(?)があった!
              • 2020年8月現在最強将棋ソフト「水匠2」を導入する

                ※2021/07/18追記 最新バージョンの水匠4が公開されました! 導入方法は以下のエントリからどうぞ 第2回電竜戦TSEC優勝! 2021年最強の将棋ソフト「水匠4」を導入する 2020年5月3~4日開催世界コンピュータ将棋オンライン大... 2020年5月3~4日に開催された世界コンピュータ将棋オンライン大会で優勝した「水匠2(すいしょうつー)」が作者のたややんさんによって公開されました。 2020年5月3日、5月4日に行われた世界コンピュータ将棋オンライン大会で使用した評価関数+探索部を「水匠2」として公開いたしました。興味のある方は遊んでみていただければ幸いです。https://t.co/xu4GgUgHw9 — たややん@水匠(COM将棋) (@tayayan_ts) May 4, 2020 実力はもちろん、導入も比較的簡単ですので、現時点(2020年8月現在)でもっともおすす

                • DL系の将棋ソフトは何故CPUだけで動かすと弱いのですか? | やねうら王 公式サイト

                  囲碁ソフト(例えばKataGoや『天頂の囲碁』(マイナビ))は、CPUで動かしてもそこそこ強いらしい。それに比べて、DL(Deep Learning)を用いている将棋ソフトはCPUで動かすと何故こんなに弱いのか(※ ただしトッププロよりは強い)という質問というか罵声というか、ときには言葉の暴力みたいなのがやってくる。中には、KataGoみたいにopcl(OpenCL)を使わないから弱いんだろ、将棋の開発者は開発を怠っている、みたいな意見があったり、「将棋の開発者が開発にお金をかけないのが悪い。やねさんのお小遣いでやったぐらいでおっつかないだろ」みたいに言う人もいる。 これらについて手短に回答を書いておく。 機械学習の時だけGPUを使うのではないかと勘違いをしている人がいるけども、実際の対局中もGPUをガンガン使う。ガンガン使ったほうがたくさんの局面が読める。CPUで動かすと読める局面の数は

                  • 将棋ソフトの評価値の出力に出てくるlowerboundとupperboundとは何ですか? | やねうら王 公式サイト

                    • 将棋ソフト、長時間の対局は、Deep Learning系に軍配が上がるのか? | やねうら王 公式サイト

                      Deep Learning系の将棋ソフト(ふかうら王)と、やねうら王(評価関数:水匠)とで、長時間にした時にどちらのほうが棋力の伸びが大きいかについて計測したので公開する。 単純には、Deep Learning系の将棋ソフトのほうが局面評価の精度が高いと考えられるので、長時間になればなるほど強くなるように思われる。ところが、探索部の性能の差があって、やねうら王はドメイン知識(将棋固有の知識)を活用して探索しているので、探索性能の差があると考えられる。 水匠 vs ふかうら王 水匠30万ノード(局面)、ふかうら王(評価関数:GCT) 3000ノードでの比較。 // 水匠300kn vs ふかうら王V6.02 3kn + root df-pn mate 30kn // 双方、1スレッドでノード数の制限をして対局させた。 // やねうら王互角局面集の24手目の局面からの対局。 T1,b1000,

                      • 藤井聡太棋聖戦、「将棋ソフトが6億手を読んで到達した最善手」が話題 AIが進化しても「超えられない壁」とは?(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

                          藤井聡太棋聖戦、「将棋ソフトが6億手を読んで到達した最善手」が話題 AIが進化しても「超えられない壁」とは?(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
                        • Macにコンピュータ将棋ソフト「elmo」を導入した | ringocat note

                          2019年8月18日最終更新 Macにコンピュータ将棋ソフト「elmo(エルモ)」を導入することに成功したので、以下にその方法を残しておきます。 実は詳しいことはよく分かっていないので、もしかしたら間違っている表現などあるかもしれません。あらかじめご了承下さい。コメントなどでご指導頂けると幸いですm(_  _)m また、「以下の方法でMacにelmoを導入できて遊ぶことができたよ!」という人も、最後に一言コメントを頂けるとワタシも小躍りして喜びます(笑) ワタシのelmoインストール環境 今回elmoのインストールを行った環境は以下。 MacBook Pro (Retina, Mid 2012) 15-inch macOS Mojave バージョン10.14.6 コマンドラインツールのインストール それではまずはじめに、下準備としてMacに「コマンドラインツール」というものをインストールす

                            Macにコンピュータ将棋ソフト「elmo」を導入した | ringocat note
                          • 【書籍】強い将棋ソフトの創りかた - TadaoYamaokaの開発日記

                            先月、このブログでお知らせしていた書籍「強い将棋ソフトの創りかた」が12/20に発売されました。 book.mynavi.jp 応援Tweetしてもらいました。 来週発売になる『強い将棋ソフトの創り方』のレビュー記事をブログに書きました。 Pythonで1000行程度書くだけで昨年の電竜戦の優勝ソフトと同じぐらいの強さになるの、すごすぎひん?😵https://t.co/7YZllWNTjf— やねうら王 (@yaneuraou) 2021年12月13日 山岡さんのDL将棋本2、何が凄いかって、1手5000poで対局させた教師データがついてくるんですよ。RTX3090で1年、AWSだと120万円かかるぐらいの。 これだけでも十分凄いのに、おまけに、これ本を買わなくともダウンロードでkうわわわわぁぁぁぁ(何者かに拉致される)https://t.co/9qtISyYYCt— やねうら王 (@y

                              【書籍】強い将棋ソフトの創りかた - TadaoYamaokaの開発日記
                            • 多くの将棋ソフトで256手ルールの実装がバグっている件 | やねうら王 公式サイト

                              256手ルールというのは、電王トーナメントなどで採用されていた、256手に達したら引き分けというルールである。強いプレイヤー同士の対局では平均手数が伸びる傾向にあるようで、最近ではコンピュータ将棋の対局でも入玉模様の将棋の割合が増えてきたため、WCSC29では320手、電竜戦では512手に変更されている。以下では規定の手数になれば引き分けとなるルールのことを「256手ルール」と書く。 256手ルールについて簡単におさらいしておこう。初手(76歩とか)が1手目である。そして256手指された時点で引き分け…と言いたいが、256手目で詰まされるパターンがある。そこで、「257手目の手番が巡ってくる」(実際には257手目の局面はサーバー側からは送られてこない)時点で引き分けが成立するという解釈である。 ただ、以前、電王トーナメントでは何故か257手目の局面がサーバー側から送られてきていて、おやおや

                              • プロ棋士より強い将棋ソフトの登場で、盤上はコンピュータに飲み込まれたのか | 観る将棋、読む将棋 | 文春オンライン

                                かつて人間とコンピュータが将棋盤を挟んで戦った時代があった。2012年から始まった「電王戦」が終了してから3年半が経ったが、もう10年以上も前だったかのような懐かしい気分になる。それほど将棋ソフトは盤上になじんだ。現在はプロ棋士より強いのは自明なこととして、将棋ソフトを取り入れて戦うのが当たり前になっている。 映画になるほど人々の記憶に残った 電王戦はレギュレーションを変更されながら行われ、メンバーを入れ替えて団体戦と個人戦が実施された。映画「AWAKE」は、棋士側が唯一勝ち越した2015年の将棋電王戦FINALの大将戦・阿久津主税(あくつ・ちから)八段-AWAKE戦をもとにしている。AWAKEを開発したのは、元奨励会員の巨瀬亮一(こせ・りょういち)さんだった。

                                  プロ棋士より強い将棋ソフトの登場で、盤上はコンピュータに飲み込まれたのか | 観る将棋、読む将棋 | 文春オンライン
                                • 2020年、将棋ソフト界隈のまとめ | やねうら王 公式サイト

                                  年末なので、2020年の将棋ソフト界隈のことを自分目線でまとめておきたい。自分目線なので全然まとめになってないとは思うけども、その点は御容赦願いたい。 今年は、コロナ禍のために毎年5月のゴールデンウィークに開催されていたWCSC(世界コンピュータ将棋選手権)が開催されなかった。 WCSCは、その代わりに「世界コンピュータ将棋オンライン大会」となり、オンラインで開催され、たややんさんの『水匠』が優勝した。 私(やねうら王チーム)は、このオンライン大会には参加しなかった。賞金もでないことだし(この時点でやる気9割ぐらいダウン)、単純に面倒くさかったからである。 将棋ソフトは何のために作っているのか?とよく尋ねられるのだけど、私の場合、それ自体が楽しいからであって、盆栽いじりにも似たものがあると思う。これは、Aperyの平岡さんも全く同じことを言っている。 最近ちょくちょくapery_rustを