青空の下、車道越しに立ち上がる「仙台大観音」。日常の風景を突き破る存在感に、多くの人々が魅了されています。こうした仏像が「巨大仏」と呼ばれ、全国に点在していることを知っていますか? その深いルーツに迫ります。=半田カメラさん撮影 出典: 半田カメラさん提供 「日常が特撮風味になる」 実力者のアイデアを色濃く反映 「異質さ×美しさ」で支持を獲得 あなたは全国に点在する、「巨大仏」を見たことがありますか? 鎌倉や、奈良の大仏のこと? いえいえ、もっと大きいんです。100メートル級のものもあり、SNS上には、インパクトある写真が流通。「ラスボス感半端ない」などと、度々話題を呼んでいます。「天をつく仏様」は、いかにして現れたのか? 歴史をひもとくと、平和への思いを起源に持ちながら、「色物」との批判に耐えてきた背景が見えてきました。時代を映す「鏡」とも言うべき、その存在のルーツを探ります。(with