揺れが起きた中国・深センの超高層ビル「賽格広場」(2021年5月19日撮影)。(c)STR / AFP 【5月20日 AFP】中国南部・深セン(Shenzhen)で19日、前日突然揺れ出し、パニックを引き起こした超高層ビルの調査が行われた。ネット上では手抜き工事が原因ではないかと懸念する声も出ている。 このビルは、2000年に完成した高さ約300メートルの「賽格広場(SEG Plaza)」。中国屈指の急成長都市である深センの中心部、福田(Futian)区に位置し、大手家電製品店やさまざまなオフィスが入居している。 ビルは18日午後1時ごろに揺れ始め、屋内にいた人々も建物前の歩道を歩く人も避難した。 緊急管理当局は、同市では地震は起きていないとして、揺れの原因から地震を除外した。 当局者らは19日夜、18日夜からビルを監視しているが、高層建築物の建築基準を超える揺れは起きていないと明らかにし