ドイツの首都ベルリン近郊にあるザクセンハウゼン強制収容所記念館でガイドを務める日本人がいる。ベルリンのフンボルト大学歴史学科に在籍する中村美耶さん(33)=京都府出身。ナチスの収容所で性労働を強制された女性の補償や名誉回復について研究する中村さんに、その「沈黙の歴史」について聞いた。(独東部ブランデンブルク州オラニエンブルクで、近藤晶)
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【関連記事】 ・「性奴隷説を否定した米論文にぐうの音も出ない韓国」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/64066) ・「慰安婦は性奴隷ではないと理詰めで語る米論文の中身」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/64113) ラムザイヤー論文批判の中身 (李宇衍:『反日種族主義』共同執筆者) ハーバード大学のラムザイヤー教授は自身の論文にて、慰安婦と慰安所は契約の関係であったと主張した。これに異を唱える韓国や米国の研究者の一部は、いまだに批判を続けている。批判の中核は、契約の関係を立証する契約書、つまり契約内容の書かれた「紙」を提示できないということだ。ここには、合意内容を必ず文書に残す欧米の契約文化と、口頭契約の依存度が高かった韓国の契約文化との違いを理解していないという背景がある。 「契約書がない」という批判
ロボットにAIーー 少し前までは映画や小説の中にしかいなかった存在が、コロナ禍で私たちの生活にますます浸透してきている。お店やホテル、病院にロボットが立っていたり、スマホやパソコン、車などを通してAIがアシストしていたり。それは日々の生活だけでなく、働き方をも大きく変えつつある。 今はできるだけ人との接触を減らすスタイルが求められるコロナ禍。デスクワークが主な人たちにとっては、リモートワークが一気に促進した。奇しくも政府が最重要課題として掲げてきた「働き方改革」にあるテレワークが加速することとなったが、まだまだ日本ではうまく対応できているとは言い難い。 テクノロジーの発展で生じた課題も、テクノロジーがサポートする時代だ。そこで、ビックデータとクラウドで世界的シェアを誇り、マイクロソフトに次ぐ世界2位のソフトウェア会社のオラクルが、日本を含めた世界11カ国、12,000人を対象に2020年7
バングラデシュの売春街ダウラトディアで、元性労働者の母ハミダ・ベガムさんの墓の前で祈る息子(2020年2月8日撮影)。(c)Munir UZ ZAMAN / AFP 【2月16日 AFP】バングラデシュにある世界最大規模の売春街で働く性労働者たちは、しばしば人間以下の扱いを受け、尊厳を持って死に臨むことなどほとんどなかった。遺体は多くの場合、墓標なき墓に放り込まれるか、川に投げ捨てられてきた。 イスラム教徒が人口の多数を占める同国において、売春は合法化されているものの、多くの人が不道徳なものとみなしてきた。 だが、そうした長年のタブーが破られた。 バングラデシュの売春街ダウラトディア(Daulatdia)で働いていた性労働者としては初めて、65歳で亡くなったハミダ・ベガム(Hamida Begum)さんに対して今月6日、正式なイスラム教式の葬儀が執り行われた。 墓地の周りに集まった大勢の女
中国・吉林省(CNN) 脱北者のイ・ユミさん(仮名)は5年間にわたって数人の若い女性とともに中国北東部にある小さな共同住宅で監禁状態にあった。脱北する時に信頼していた仲介業者に裏切られ、ポルノサイトの運営者に売られたからだ。イさんが共同住宅から出ることを許されるのは6カ月に1度だけ。脱走を試みたこともあったが失敗した。 英ロンドンを拠点に北朝鮮の女性や子どもへの人権侵害を追及している団体「朝鮮未来イニシアチブ(KFI)」の報告書によれば、イさんのような状況に陥った北朝鮮の女性や少女たちは数千人に及ぶ。 KFIによれば、北朝鮮の女性たちはたいてい、売春宿で奴隷状態に置かれていたり、強制的な結婚のために売られたり、中朝国境に近い都市でウェブカメラの前で性的な行為を強要されたりする。中国当局に捕まれば、北朝鮮に送り返される。脱北者が北朝鮮で拷問を受けるのはよくあることだ。CNNはKFIの報告書の
一昨日(9月14日)欧州議会でEUにおける売春規制に関する決議が採択されたのですが、その元になった報告案を見ると、欧州議会の女性議員たちの間で売春/性労働をめぐる認識に鋭い対立があることが分かります。 REPORT on the regulation of prostitution in the EU: its cross-border implications and impact on gender equality and women’s rights この最後に説明的声明(EXPLANATORY STATEMENT)としてつけられているのが多数派議員の認識で、売春とは女性に対する暴力だというものです。 Prostitution is a form of violence and both a cause and a consequence of gender inequality.
8月5日発売の、小野一光さんによるノンフィクション『限界風俗嬢』。 性暴力の記憶、毒親、セックスレスや経済的DVなど、さまざまな事情で風俗の仕事を選んだ女性たち7人が、自らの思いを赤裸々に吐露しています。 風俗雑誌『俺の旅』編集長の生駒明さんに『限界風俗嬢』の書評をご執筆いただきました。 『俺の旅』は現場の体験ルポをこだわりとし、"体当たり取材”が名物の伝説的風俗情報誌です(紙雑誌は2019年に休刊。現在はムック本やWeb記事として継続)。 その編集長を14年以上務め、取材を通じて全国各地の風俗嬢に出会ってきた生駒さんは『限界風俗嬢』をどのように読んだのでしょうか。 「ここで働けて本当に幸せ」と語ったホテヘル嬢 本書は、風俗で働いたことのある女の子7人の、インタビュー集である。読後の率直な感想は、「確かに限界だなぁ」の一言だ。彼女たちにとって、今の日本は紛れもなく「戦争中」である。 最初に
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