健康教育プログラム「We Are Grown Up」によるセーフセックス(安全なセックス)の授業。ベトナム・ハノイの高校で(2020年5月26日撮影)。(c)Manan VATSYAYANA / AFP 【7月25日 AFP】20歳のフオンさん(仮名)は、2年間で2回の妊娠中絶手術を経験した。親や教師から性交渉について教えてもらう機会はなく、フオンさんの友人らも何も知らなかった。 「妊娠したと分かった時は怖かった…。セーフセックス(安全なセックス)について知っていたら、私たちはこのわなに陥ることはなかったと思う」とフオンさんは言う。 しかし、これはフオンさんだけの問題ではない。専門家によると、ベトナムでは家庭や学校で性についての教育が行われておらず、その結果、まるで避妊手段の一つであるかのように中絶手術に頼る若者もいるという。 ベトナムの現代の若者が持つ性に対する価値観は、容易にアクセスで