新社会人になると、学生時代とは異なるさまざまなビジネス用語にふれる機会が一気に増えます。とはいえ、実務作業など覚えることが膨大にある中、ビジネス用語の解釈は、つい後回しになってしまいがちです。 しかし、ビジネス用語を「なんとなく分かる」状態で放置していると、ビジネスシーンで急に話題を振られたときに困ってしまいます。できる限り、その言葉に出合った時点で正しい意味や使い方を理解しておくことが大切です。 ここでは、よく聞くビジネス用語の中から「ステークホルダー」の意味と使い方について解説します。 ステークホルダーは、企業が経営をするうえで、直接的または間接的に影響を受ける利害関係者のことです。 英語の「stake(掛け金)」「holder(保有する)」が由来とされ、1984年に哲学者のR.エドワード・フリーマンが著書「Strategic Management: A Stakeholder App