歴史小説(←時代小説ではなく)には、他のジャンルとは決定的に違う点がひとつあります。 (歴史小説と時代小説の違いについては過去記事をご覧ください。→「歴史小説・時代小説の書き方」) それは、ストーリーが「史実」に縛られる、ということです。 作者による「自由な創作」が多少は許されたとしても、大筋の展開は既に決まっているのです。 なので、自分の場合、歴史小説のプロットは他の小説のプロットとは「作り方」を変えています。 具体的に言えば、タイトルにある通り「年表」でプロットを作るのです。 小説の主人公にしたい歴史上の人物、あるいは小説で取り上げたい歴史的事件についての「年表」です。 「××××年、〇〇誕生」や「××××年、〇〇結婚」などの、歴史の教科書には載っていないような細かな「人生の動き」まで年表にしていきます。 物語を過去→未来と一直線に描くにしろ、現在→過去→現在と回想として描くにしろ…、