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東欧・旧ソ連の検索結果1 - 15 件 / 15件

  • ぼくは見た、国の消滅を | NHKニュース

    10歳だった。 その時ぼくは、まだ「ソビエト連邦」だったモスクワにいた。 そこで見たのは、「国」というものが劇的に変化する瞬間だった―― 外務省が公開した6000ページにのぼる外交文書。外交官たちの生々しい報告が、私をあの時代に連れ戻した。そして私は、何が起きていたのかを初めて実感した。 (政治部・渡辺信) その書き出しは、文学的だった。 『BUKSOVAT(空転する)。2年1か月のモスクワ在勤を終え帰国する日、空港の暗い待合室で搭乗を待ちながら、ふと、この単語が頭に浮かんだ。ゴルバチョフの始めたペレストロイカを、ひと言で総括するとすれば、まさに「空回りしている」というのが適当ではなかろうか』 1987年11月の「ソ連在勤を終えて」という報告書の冒頭だ。書いたのは、モスクワの日本大使館の政務班長だった角崎利夫氏。これまで私が読んできた硬い外交文書とは異なる表現で、1985年に書記長に就任し

      ぼくは見た、国の消滅を | NHKニュース
    • プーチン氏は「指輪の王」? 8首脳への贈り物に冷笑相次ぐ

      ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が独立国家共同体(CIS)8か国の首脳に進呈した指輪のデザイン。ベラルーシ大統領府公開(2022年12月27日公開)。(c)AFP PHOTO / BELARUS PRESIDENTIAL PRESS SERVICE @PULPERVOGO 【12月29日 AFP】(写真追加)ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が、同盟関係にある独立国家共同体(CIS)の首脳8人に金の指輪を贈呈したことから、英作家J・R・R・トールキン(J.R.R. Tolkien)のファンタジー小説「指輪物語(The Lord of the Rings)」に登場する冥王サウロン(Sauron)をほうふつさせるとのコメントが相次いでいる。 プーチン氏は、26~27日にサンクトペテルブルク(St. Petersburg)で開かれたCIS非公式首脳会議で、参

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      • 旧ソ連諸国の国名をめぐるモヤモヤが止まらない:朝日新聞GLOBE+

        在京大使館が突然「ウクライーナ」を名乗る 本連載では、ロシアの南西に位置する隣国、ウクライナのことを何度か取り上げています。最近、同国の在京大使館のホームページを眺めていたところ、こちらのページ で、重大なアピールが発信されていました。 アピールの趣旨は、「ウクライナの地名はロシア語ではなくウクライナ語をもとに英語や日本語に翻字されるべきだ」というものです。もちろん、この主張自体は理解できるものですし、筆者自身も以前からそのように心がけてきました。驚いたのは、大使館が、ウクライナは日本語で正しくは「ウクライーナ」と表記すべきだと主張していたことです。良く見ると、気の早いことに、ホームページ自体のタイトルがすでに「在日ウクライーナ大使館」になっていました。 ここで解説しておくと、そもそもロシア語やウクライナ語には、長音は存在しません。ただ、ロシア語やウクライナ語の単語の中には、基本的に一箇所

          旧ソ連諸国の国名をめぐるモヤモヤが止まらない:朝日新聞GLOBE+
        • 南国の楽園でトラブル、戦禍を逃れてきたロシア人とウクライナ人にバリ島も我慢の限界

          インドネシア・バリ島には、戦争を逃れてきたウクライナ人やロシア人が数多く滞在しているが、一部で問題も発生している/Elena Aleksandrovna Ermakova/Adobe Stock (CNN) うららかなビーチ、ゆったりした生活、バカンス気分――。南国の楽園、インドネシアのバリ島は、日々の生活に疲れた世界の旅行者にたくさんのものを与えてくれる。言うまでもなく戦禍を逃れてきた人々にも。 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が2022年2月にウクライナに侵攻して以来、戦争の恐怖から逃れようとするロシア人とウクライナ人の間で、インドネシアでもっとも有名な楽園が再び注目を集めているとしても驚くことではないだろう。 インドネシア政府によると、新型コロナウイルス後の渡航再開を受け、22年には約5万8000人、23年1月だけで2万2500人前後のロシア人がバリ島を訪れたという。これはオース

            南国の楽園でトラブル、戦禍を逃れてきたロシア人とウクライナ人にバリ島も我慢の限界
          • ロシア「10日で制圧」失敗 ウクライナにも誤認―英報告書:時事ドットコム

            ロシア「10日で制圧」失敗 ウクライナにも誤認―英報告書 2022年12月04日05時16分 破壊されたロシア軍の装備を調べるウクライナ兵=4月3日、北部キーウ州ブチャ(EPA時事) 英王立防衛安全保障研究所(RUSI)は、ロシアによるウクライナ侵攻について「(2月下旬の開始から)10日間で作戦を終えて占領し、8月までに全土を併合する計画だった」とする報告書をまとめた。方面によってはロシア軍の戦力が最大12倍だったにもかかわらず、首都キーウ(キエフ)制圧に失敗した要因を詳述している。 「プーチン氏行く」改めて強調 ウクライナ占領地巡りロシア報道官 RUSIがウクライナ軍から聞き取りを行った上で報告書を作成し、11月末に公表した。侵攻初期にロシア軍の進撃を許したウクライナ側の問題点も指摘しているのが特徴だ。 それによると、ロシア軍参謀本部は奇襲による「電撃作戦」の効果を高めるべく、秘密保持を

              ロシア「10日で制圧」失敗 ウクライナにも誤認―英報告書:時事ドットコム
            • 「我々の役割は重要」:ウクライナの図書館員戦士の戦い(記事紹介)

              英・Guardian紙に、2022年12月4日付で記事“Our mission is crucial’: meet the warrior librarians of Ukraine”が掲載されています。 記事は、ロシアによる侵攻が続くウクライナにおける、同国の図書館員等の状況や取組を伝えています。ロシアはウクライナへの侵攻の初期から図書館等を攻撃対象としてきたとし、ソ連時代の機密情報のあったチェルニヒウの文書館を破壊したほか、他の地域でも公文書等を略奪したことを挙げています。こうした状況下においても、図書館や公文書館などが重要な役割を果たすために機能しているとし、国立公文書館の責任者は「アーカイブの破壊は文化的ジェノサイドの一部とみなされる可能性があり、我々の役割は非常に重要だ」と語っているとしています。 2022年2月24日のロシアによる侵攻以降、ウクライナの国の記憶をめぐる戦いは、文

                「我々の役割は重要」:ウクライナの図書館員戦士の戦い(記事紹介)
              • カザフ大統領、異例の前大統領批判

                カザフスタンのヌルスルタン・ナザルバエフ前大統領(右)と握手を交わすカシムジョマルト・トカエフ大統領(2019年4月23日撮影)。(c)Stanislav FILIPPOV / AFP 【1月12日 AFP】カザフスタンのカシムジョマルト・トカエフ(Kassym-Jomart Tokayev)大統領は11日、異例となるヌルスルタン・ナザルバエフ(Nursultan Nazarbayev)前大統領(81)批判を展開した。 カザフスタンでは先週、燃料価格高騰に抗議するデモが暴動に発展。混乱状態に陥り、権力闘争が起きている。 ナザルバエフ氏は2019年に大統領の職を退任した後も、「国家指導者」という憲法上の地位にとどまり、影響力を維持していた。 トカエフ氏は生中継された議員とのオンライン会議で、ナザルバエフ政権は「国際基準からみても富裕層」を創り出したと批判するなどナザルバエフ氏批判を次々と展開

                  カザフ大統領、異例の前大統領批判
                • チェコ、ロシア外交官18人追放 弾薬庫爆発に関与の疑い

                  チェコのプラハで記者会見を行う同国のアンドレイ・バビシュ首相(右)とヤン・ハマーチェク内相(2021年4月17日撮影)。(c)Michal Cizek / AFP 【4月18日 AFP】チェコ政府は17日、2014年に起きた弾薬庫爆発への関与が疑われるロシア情報機関のスパイだとして、ロシア外交官18人を追放すると発表した。 ヤン・ハマーチェク(Jan Hamacek)内相は記者団に対し、「ロシア大使館の職員18人は48時間以内にわが国から退去しなければならない」と述べた。 アンドレイ・バビシュ(Andrej Babis)首相は、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)の工作員らが爆発に関与したとの「明白な証拠」が当局によって示されたと説明した。 また、チェコ警察は爆発への関与の疑いでロシアのパスポートを使用した男2人を捜索していると発表。このパスポートは、2018年に英国で起きたロシア人元二重ス

                    チェコ、ロシア外交官18人追放 弾薬庫爆発に関与の疑い
                  • ベラルーシが移民越境を助けたかもしれない ルカシェンコ氏、BBC単独取材で - BBCニュース

                    東欧ベラルーシを1994年以来支配するアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は19日、中東などからの移民がベラルーシのポーランド国境に押し寄せている問題について、ベラルーシ当局が移民の越境を手助けした可能性について「まったくあり得る」と認めた。BBCのスティーヴ・ローゼンバーグ記者による単独取材で述べた。

                      ベラルーシが移民越境を助けたかもしれない ルカシェンコ氏、BBC単独取材で - BBCニュース
                    • もう一人の「ウォロディミル・ゼレンスキー」 ウクライナ東部

                      自分のパスポート(旅券)を見せる、ウクライナ大統領と同姓同名のウォロディミル・ゼレンスキーさん。ウクライナ・ドネツク州にて(2022年10月26日撮影)。(c)Dimitar DILKOFF / AFP 【11月13日 AFP】ウクライナ東部ドンバス(Donbas)地方のある村で4月下旬、一帯を占領したロシア軍が身元確認のため、家々のドアをたたいて回った。ウォロディミル・ゼレンスキーさん(64)がパスポート(旅券)を見せると、ロシア兵は大声で笑いだし、仲間に向かって叫んだ。「みんな安心しろ、戦争は終わったぞ」「家に帰れる。大統領を確保した!」 ゼレンスキーさんは旧ソ連時代の1958年、現在のウクライナ東部バフムート(Bakhmut)で、炭鉱と建設業で働く両親の元に生まれた。旧ソ連軍の運転手を務めた後、建設関係の仕事に就き、現在は引退している。 同姓同名のウォロディミル・ゼレンスキー(Vol

                        もう一人の「ウォロディミル・ゼレンスキー」 ウクライナ東部
                      • ハンガリー議会選、与党が勝利 オルバン政権、続投へ

                        ハンガリーの首都ブダペストで、与党「フィデス・ハンガリー市民連盟」のメンバーと共に勝利宣言を行うオルバン・ビクトル首相(手前、2022年4月3日撮影)。(c)Attila KISBENEDEK / AFP 【4月4日 AFP】ハンガリーで3日、議会選挙(一院制、定数199)が行われ、オルバン・ビクトル(Viktor Orban)首相(58)率いる右派与党フィデス・ハンガリー市民連盟(Fidesz)が3分の2の議席を獲得し、4期連続で政権を担うことが確実となった。 選挙管理委員会によると、開票率94%の時点での市民連盟の得票率は53%。野党連合は35%にとどまっている。 オルバン氏は、市民連盟のカラーであるオレンジ色を身に着け、同氏の名前を連呼する支持者に向かって「われわれは偉大な勝利を収めた。この素晴らしい勝利は月からでも見えるかもしれない。ブリュッセル(欧州連合〈EU〉)からは確実に見え

                          ハンガリー議会選、与党が勝利 オルバン政権、続投へ
                        • ウクライナの図書館員はいかにしてロシアの文化戦争に「動員」されたのか?(記事紹介)

                          スコットランドの日刊紙“Scotsman”に、2022年8月7日付で、記事“How Ukraine’s librarians mobilised to fight the Russian culture war”が掲載されました。 ウクライナでは、2022年2月にロシアによる侵攻が始まって以降、少なくとも60の図書館が破壊され、230以上の図書館が砲撃や戦闘によって被害を受けたとあります。 ウクライナの図書館は侵攻が始まった直後から、地下鉄の駅に避難している人々に本を提供するイニシアチブを立ち上げ、図書館の建物内に国内で避難を余儀なくされている人々のためのセンターを設立し、軍事機器や必需品を供給するためのハブとなるなど、機能が多様化したとあります。現在多くの図書館は、ウクライナ軍や故郷を追われた避難民を支援するためのボランティアのソーシャルセンターに姿を変えており、大都市では図書館の地下室

                            ウクライナの図書館員はいかにしてロシアの文化戦争に「動員」されたのか?(記事紹介)
                          • ウクライナ政府サイトに大規模ハッカー攻撃 「最悪を覚悟しろ」

                            1月14日、ウクライナ政府機関の複数のウェブサイトが13日遅く、大規模なサイバー攻撃を受けた。写真はウクライナ外務省のサイト上に表示されたウクライナ語、ロシア語、ポーランド語のメッセージ(2022年 ロイター/Valentyn Ogirenko) [キエフ 14日 ロイター] - ウクライナ政府機関の複数のウェブサイトが13日遅く、大規模なサイバー攻撃を受けた。「恐れろ、最悪を覚悟しろ」といったメッセージが表示されており、一部のサイトは14日午前の段階でアクセス不能となっている。

                              ウクライナ政府サイトに大規模ハッカー攻撃 「最悪を覚悟しろ」
                            • ロシア傘下のウクライナ教会離反 侵攻に反発、関係断絶 - 日本経済新聞

                              キリスト教東方正教会でロシア正教会の傘下にあったウクライナの教会が27日、ロシアのウクライナ侵攻に反発し、関係断絶を発表した。プーチン大統領に近いとされるロシア正教会トップのキリル総主教の立場には「同意できない」と主張。声明で「戦争は神の教えに反する」と強調し、ロシアとウクライナの双方に停戦交渉の継

                                ロシア傘下のウクライナ教会離反 侵攻に反発、関係断絶 - 日本経済新聞
                              • ヒトラーとスターリンのはざまで ──そして21世紀のブラッドランド(流血地帯)|じんぶん堂

                                記事:筑摩書房 『ブラッドランド──ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実』上・下巻(ティモシー・スナイダー 著 布施由紀子 翻訳、筑摩書房) 書籍情報はこちら ドイツとソ連の大量殺人政策が重複 20世紀の半ば、人類史上最大の集団暴力が、ポーランドからウクライナ、ベラルーシ、バルト三国、ロシア西部にまたがる広大な地域を襲った。スターリンとヒトラーが同時に政権を握っていた1933年から45年までの12年間、この地で独ソ両国の大量殺人政策が重複して進められたのだ。スターリンとヒトラーは自分の思い描く国造りのため、邪魔者を排除しようとして、この地域に住むおびただしい数の民間人を殺害した。 東欧史を専門とするイェール大学のティモシー・スナイダー教授はこの事実に着目し、この地域を“流血地帯(ブラッドランド)”と名付けて調査に乗り出した。数年がかりで東欧諸国の公文書館をまわって膨大な資料にあたり、国境で分

                                  ヒトラーとスターリンのはざまで ──そして21世紀のブラッドランド(流血地帯)|じんぶん堂
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