「このままだと辞書が滅びる。辞書ブームを盛り上げたい」。そんな危機感も胸に、辞書の魅力を伝えるべくイベント出演やウェブ動画配信など精力的に活動する「辞書マニア」の見坊行徳さん、稲川智樹さん。校閲者でもある2人に話を聞きました。 校閲と切っても切れない関係にある辞書。「国語辞典ナイト」などのイベント出演や動画配信などで辞書の魅力を伝える活動をしている、校閲者にして自称“辞書マニア”の見坊行徳さん、稲川智樹さんに、辞書愛をたっぷりと語っていただきました。前編では2人の出会いやこれまでの活動などを中心にまとめました。 【まとめ・西本龍太朗、屋良美香子】 見坊行徳(けんぼう・ゆきのり) 1985年生まれ、神奈川県出身。2015年、早大国際教養学部卒。校閲専門会社「鷗来堂」に勤務。三省堂国語辞典の初代編集主幹、見坊豪紀(ひでとし)の孫。稲川さんとイベント「国語辞典ナイト」のレギュラーメンバーを務める