Hello Goodbyeはたった2つのセクションとそのヴァリエーションのみの非常にシンプルな構成かつ、メロディも単純です。それにも関わらず何度でも聴きたくなる不思議な魅力を持った曲です。これから3回にわたり「期待」「ワクワク」「余韻」の3つの観点から当該楽曲に魅力の正体に迫ります。 当該楽曲の核となるセクションは F C G Amという進行で始まる[A]と C C/B Am Am/Gというコード進行で始まる[B]の2つです。今回問題にしたいのは[A]のセクションです。 [A]のセクションはサブドミナントの和音から始まっています。そのことで開かれたサウンドとなり、期待を演出する上で一役かっています。2小節目で主和音のCが登場しますが、変格終止という終止感の弱い進行により導かれているので主和音Cの登場がそれほど強調されません。 3小節目にドミナントが登場しますが、Amに進行してすることで完全