電気グルーヴの26年の活動をまとめあげたドキュメンタリー映画『DENKI GROOVE THE MOVIE?~石野卓球とピエール瀧~』(大根仁監督)が間もなく公開される。今でこそ別々のフィールドでも活躍する2人だが、それぞれの目に“原点”はどう映ったのか? 関係者コメントなども交えながら銀幕の中に登場するのは、貴重な過去のライブシーンや楽屋での2人の素顔、そして異常なまでの「仲のよさ」だ。 ◆友達なのに、なぜか足元をすくわれる間柄 ――高校生の頃に出会った当初はどんな感じだったんですか? 瀧:僕の中学は素朴な感じで、卓球君のエリアはどっちかというと都会だったんですよ。共通の友達を通して出会ったんですけど、こっちエリアに来たときの研ぎ澄まされている感じとか、なんというか、ニューヨークに来た感じに近かった。 卓球:なぜかコイツ、自分の証明写真を切って持ってきて、俺の中学の卒業アルバムに