概要 AtCoder の問題に取り掛かってから AC するまでにかかる時間の対数の平均値は、レーティングの1次式で表現できると考えられます。 理論的導出 qiita.com この記事の説明にあるように、AtCoderのパフォーマンスは、他の人に対する勝率が内部レーティング差のシグモイド関数で決まると仮定したときの内部レーティングの最尤推定値です。 ここから、2人がある1問の早解き競争したときの勝率も内部レーティングの差のシグモイド関数になると仮定します。この仮定を満たすような解答時間の確率分布を考えていくと、次の分布がその要件をだいたい満たすことがわかります(天下り)。 対数正規分布 期待値はレーティングの1次式 分散はレーティングによらない定数 早解きの勝敗は内部レーティングの差を正規分布の累積密度関数に与えたものとなります。正規分布の累積密度関数はシグモイド関数に似ているので、近似とい