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  • 親の世代に比べて爆上がりした読書生活の質|ふろむだ@分裂勘違い君劇場

    この30年で、読書生活は、想像をはるかに超えて豊かになった。 たとえば『謎の独立国家ソマリランド』を読んでいるとき。 「首都ハルゲイサからベルベラに向かった」とあるので、Google Earthで検索すると、そのあたりの地形がすぐに見れる。 親の世代でも紙の地図で調べることはできたが、手間がかかりすぎて、いちいち調べる気にならなかった。 紙の地図は、ズームアップもままならないし、衛星画像もしょぼいし、3Dであたりの地形を見渡すこともできない。しかも情報が古い。 タイパ悪すぎである。 これに対し、我々は、現地の街の雰囲気すら360映像をぐるぐる回しながら見ることができる。 たとえば、「ベルベラってどんな雰囲気の街なんだ?」と思って、Googleストリートビューで見れる。 たったこれだけで、めちゃめちゃ読書体験の質が上がる。 この読書体験の質の向上は、次の3つの要因によって起きた。 (1)地図

      親の世代に比べて爆上がりした読書生活の質|ふろむだ@分裂勘違い君劇場
    • 日野市立図書館市政図書室とは何か―現代公共図書館論を考えるための一里塚

      9月30日(土)に、東京渋谷の実践女子大学でJissen Librarianshipの会 特別シンポジウム 「公共図書館の地域資料サービス:日野市立図書館の実践から考える」が開かれた。これに、元小平市立図書館長蛭田廣一氏、前日野市立図書館長清水ゆかり氏とともに登壇して、私は「日野市立図書館市政図書室の21世紀的意義」と題するお話しをさせていただいた。お二人とも、三多摩地域資料研究会を通じて四半世紀になるお付き合いで、さまざまな刺激を受けて私はこの分野の重要性を問い続けてきた。2018年3月には「図書館はオープンガバメントに貢献できるか」の公開シンポジウムを開き、その報告をブログ上で行っている。 蛭田さんは地域資料関係の本の執筆や講演を続けているこの分野のエクスパートで、地域資料サービスの全体像と小平市立図書館がいろいろと革新的な地域資料サービスを実施してきたことについてのお話しがあっ

        日野市立図書館市政図書室とは何か―現代公共図書館論を考えるための一里塚
      • 人間もウィンカーを持ち歩けばぶつからないのか 〜早稲田建築『、』展〜

        「役に立たない機械」で知られる、早大建築の名物授業「設計演習A」の展覧会が今年もやっていたので行ってきた。 今年も力作ぞろいで面白かったし、ヒントをたくさんもらってしまいました。 会場はオープンキャンパス中の早稲田大学 展覧会はここ数年、早稲田大学のオープンキャンパスに合わせて開催されている。学内は高校生や親たちでいっぱいだ。 階段を降りたところの右側が会場になっている。 展覧会のタイトルは『、』展(とうてん)。生活のある部分を切り取って句切って形にする、などいろいろな意味があるそうだ。 https://tou-ten-2023.site/ ではさっそく見ていこう。 「持ち運べる建築」 最初は「持ち運べる建築」という課題だ。出題は山﨑健太郎先生。この授業では全部で4人の教授が出題をする。 そしてそういった課題に対する学生たちの回答が、この展覧会の作品になっている。 建築は地面とつながってい

          人間もウィンカーを持ち歩けばぶつからないのか 〜早稲田建築『、』展〜
        • Culture Against Apartheid  アパルトヘイトに抗する文化

          〈Culture Against Apartheid アパルトヘイトに抗する文化〉は、私たちひとりひとりが、パレスチナでの大量虐殺と民族浄化を止める事を早急の課題とし、この問題の根幹にある占領や、アパルトヘイト体制、「日本」をふくむ世界中の、あらゆる抑圧に抗う『文化』を主体的に創造していくことを宣言する声明です。私たちは団体としてではなく、声明に共感する「ちいさな人びと」の意志の集まる場所として、新しい文化を望むすべての人びとの活動のためのネットワークとして存在します。 声明「パレスチナを忘れるな」というのが、エドワード・サイードの最期のことばでした。 パレスチナの未来のために、彼が最期まで重んじたのが、『文化』というものでした。 わたしたちは、Culture Against Apartheid(アパルトヘイトに抗する文化)というチームをつくりました。 わたしたちが、心から追い求めている新

            Culture Against Apartheid  アパルトヘイトに抗する文化
          • 台湾の少子化対策、保守的な伝統が妨げに

            移動図書館の本を読む子どもら=2023年12月、台北/Wiktor Dabkowski/picture-alliance/dpa/AP 台湾・台北(CNN) 台湾の同性婚カップル、洪紹挺さんと黄恒綜さんにとって、血のつながった子どもを授かるのは決して楽ではなかった。 2人は2019年、ちょうど台湾がアジアで初めて同性婚を合法化したタイミングで結婚。ほどなく家庭を築きたいと思うようになった。 「友人はみなすでに親になった。私たちも親としての愛情を示したいと思った」と黃さん。 だが台湾では、同性愛者の男性は人工生殖治療を受けることができない。ともに40代半ばで大学教授同士という2人は、海外に目を向けるしかなかった。 2人はまずロシアの生殖クリニックに1週間以上入院したが、規制改正により治療を最後まで受けられないことが判明した。その後2人は米国の代理出産で子どもを授かることができた。だが16万ド

              台湾の少子化対策、保守的な伝統が妨げに
            • E2630 – 鬼頭梓の建築から考える図書館の未来像<報告>

              鬼頭梓の建築から考える図書館の未来像<報告> 京都工芸繊維大学附属図書館・倉知桂子(くらちけいこ) 2023年6月10日、京都工芸繊維大学において、シンポジウム「鬼頭梓の建築から考える図書館の未来像」を開催した。本シンポジウムは、本学美術工芸資料館の展覧会「建築家・鬼頭梓の切り拓いた戦後図書館の地平」に関連し、美術工芸資料館と附属図書館のMuseum & Library(ML)連携事業として実施し、112人の参加があった。 プログラムは、展覧会を企画監修した教員による基調講演、鬼頭梓が建築設計した図書館に関わる講師による講演、討議の3部構成であった。本稿ではその概要を紹介する。 冒頭で、本学の並木誠士(美術工芸資料館館長)から開会挨拶があり、2018年に始まったML連携事業は展覧会の作品や作家に関する資料を図書館で展示紹介するとともに、シンポジウムや対談などのイベントを開催することで、テー

                E2630 – 鬼頭梓の建築から考える図書館の未来像<報告>
              • ギャラリーエークワッド「本のある風景 —公共図書館のこれから—」展 9/22より開催、トークショーも併催 |COMPETITION & EVENT|TECTURE MAG(テクチャーマガジン)

                「本のある風景 —公共図書館のこれから—」9/22よりギャラリー エー クワッドにて開催 その時代性から今後の図書館のあり方を読み解く展覧会、トークショーも併催 東京・竹中工務店東京本店1Fのギャラリー エー クワッドにて、企画展「本のある風景 —公共図書館のこれから—」が9月22日(金)より開催されます。 インターネットが普及し、情報化が加速度的に進む社会の中で、本をめぐる環境も次第に変容してきたと言えます。例えば、前川國男建築設計事務所在籍時に鬼頭 梓(1926-2008年)が担当し、終戦から10年と経っていない1954年に、音楽堂を併設して設計された〈神奈川県立図書館〉の開館当時と、情報とモノにあふれた現代社会とでは、図書館に対する人々の要求はさまざまな場面で異なります。近年において、全国の自治体が公募している図書館あるいは図書館併設施設のプロポーザル(設計競技)の与件をみてもそれは

                  ギャラリーエークワッド「本のある風景 —公共図書館のこれから—」展 9/22より開催、トークショーも併催 |COMPETITION & EVENT|TECTURE MAG(テクチャーマガジン)
                • コンサル→27歳で最年少の図書館館長に 秘めた思い:日経xwoman

                  「人生の新たな扉を開けた挑戦者たち」に迫る本連載。今回は、2021年春に「まちとしょテラソ」(小布施町立図書館)の4代目館長に最年少で就任した志賀アリカさんに話を聞きました。軽トラに搭載できる小屋に本を載せ、好きな場所に赴ける「移動図書館」や、閉館後の図書館を夜通し貸し出す「夜の図書館」など、前例のない取り組みを進め、図書館のファンを増やし続けています。10代で社会貢献活動に目覚め、コンサルティングファームに就職。「図書館館長になる未来なんて1ミリも想像していなかった」という彼女が、東京から地方の小さな町に移り住み、新たな扉を開けたきっかけとは? (上)コンサル→27歳で最年少の図書館館長に 秘めた思い ←今回はココ (下)バリバリの海外志向から長野県へ 芽生えた地域への愛着 NPOで貧困や教育問題に携わり、“修業目的”でコンサルに 編集部(以下、略) 志賀さんがコンサルタントを目指した理

                    コンサル→27歳で最年少の図書館館長に 秘めた思い:日経xwoman
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