あけましておめでとうございます。 今年もまずは去年の紅白の振り返りから始まるわけですが、去年の紅白の表のテーマが「カラフル」だったとすれば、裏のテーマは「反逆」あるいは「レジスタンス」と言ってもいいもので、非常に政治的な紅白だったと思います。 では、何に対する「反逆」なのか? まずは東京オリンピックに対する反逆です。 オリンピックの開催年、しかも自国開催であったにもかかわらずオリンピック、パラリンピックの扱いは非常に小さく、選手ではゲスト審査員の石川佳純と谷真海がいただけでした。 いつも通りであれば、メダリスト大集合みたいなコーナーがあったはずですし、ゆずの歌唱曲は「栄光の架橋」で体操の橋本大輝を前にして熱唱するステージだったはずです。 そして、アンチ・東京オリンピックがもっとも明確に示されていたのが、マツケンサンバ。Twitter上での五輪の開会式や閉会式に「マツケンサンバを出せ!」との