学校法人 京都産業大学では、大城 光正 が2020(令和2)年10月1日から理事長を務めてまいりましたが、2024(令和6)年5月末をもって退任し、同年6月1日から山田 啓二が理事長に就任しました。 戦後、米ソの冷戦時代を迎え、ベトナム戦争などイデオロギー対立の中で世界が出口を見失い、日本も日米安保条約を巡り騒乱状態に陥っていたころ、京都の上賀茂神社の北、神山の麓に京都産業大学は産声を上げました。学祖荒木俊馬は世界の混乱に対し、「日本古来の美しい道徳的伝統を精神的基盤とし、東西両洋の豊かな文化教養を身につけ、絶えず変動する国内情勢に関して十分な知識をもち、その科学的分析によって正しい情勢判断のできる能力を備え、如何なる時局に当面しても、常に独自の見解を堅持し自己の信念を貫き得る人間」の形成を目指したのです。 イデオロギーや文化、宗教の対立など時代に翻弄されること無く、自分の考えを持って生き