並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

161 - 176 件 / 176件

新着順 人気順

考古学の検索結果161 - 176 件 / 176件

  • 「騎馬民族征服説」はどうなった? 『考古学講義』 | BOOKウォッチ

    大昔の日本列島はどんな社会だったのか。かつての「考古常識」はどう変わったのか。本書『考古学講義』(ちくま新書)には「考古学の最先端がこの一冊でわかる」というキャッチコピーが付いている。私たちのルーツについて、知識のバージョンアップを図りたい人向けの一冊だ。 日本語は孤立的言語 全体は3部に分かれている。「Ⅰ 旧石器・縄文時代」「Ⅱ 弥生時代」「Ⅲ 古墳時代」。それぞれがさらに小分けされ、「列島旧石器文化からみた現生人類の交流」「縄文時代に農耕はあったのか」「土偶とは何か」など14講のテーマが並ぶ。編者は北條芳隆・東海大学文学部教授。テーマごとに気鋭の研究者が解説を担当している。 印象に残ったところを紹介しよう。 まず「アイヌ文化と縄文文化に関係はあるか」。答えから言うと、「縄文人の遺伝子的な特徴はアイヌ、沖縄人、本土人の順に強く認められ、わずかながら朝鮮半島の人びとにも認められる」。 ユー

      「騎馬民族征服説」はどうなった? 『考古学講義』 | BOOKウォッチ
    • 第3回 水中考古学の革命フォトグラメトリとその先に見えるもの

      水中考古学者・船舶考古学者の山舩晃太郎さんは、水中での発掘現場に、写真から情報を引き出して3Dモデルを作るフォトグラメトリという技術を導入した功労者だ。 今回は、その一連の流れを聞いていく。 まずは、水中での発掘調査の基本から説き起こさなければならない。それも、「水中考古学を学問にした」ジョージ・バス博士がもたらした、「学問性」の根幹である部分、つまり「記録」にまつわることだ。 「考古学としての基本は記録なので、水の中に潜って何かが出てきたら、必ず出土した位置をスケッチで描いておきます。また、発掘現場はグリッドで分けてあるので、グリッドのどこから見つけたのか測ってきちんと記録していきます。1個出土するたびに、記録だけで5、6分かかります。それが場所によっては何百、何千と遺物が出てくるので、もう全然終わらないわけですね。でも、水中考古学者は、それをきちんとやって発掘を進めるんです」 何百、何

        第3回 水中考古学の革命フォトグラメトリとその先に見えるもの
      • 千田嘉博_城郭考古学 on X: "徳川大坂城の石垣のために藤堂高虎が京都府木津市の石丁場から切り出した石材で、文化財として京都府と木津川市は適切に保護する必要があります。 大坂城再建で使われなかった「残念石」、400年経て大阪・関西万博でトイレの柱に : 読売新聞オンライン https://t.co/5co4Hpqvi3"

        • 考古学が明らかにした第一次世界大戦の塹壕遺跡

          第一次世界大戦のヨーロッパを大きく動かした塹壕戦。写真は、1916年のソンムの戦いで、フランスのウヴィレ・ラ・ボワセルに作られたドイツ軍の塹壕を占拠したイギリス兵。(PHOTOGRAPH BY SHAWSHOTS, ALAMY) 第一次世界大戦は、世界の国々を巻き込んだ初の大規模な戦争となった。工業化時代の戦いでは、航空機、戦車、機関銃、手榴弾、毒ガスといった新技術が投入され、人類が経験したことがない大惨事を引き起こすこととなった。 1914年から1918年の間で、800万人以上の兵士と600万人以上の民間人が亡くなったとされている。犠牲者の数そのものが驚くべき多さだが、考古学者のビルガー・スティヒェルバウト氏は、この戦争でヨーロッパの地形がいかに変わったかを示す数字にも驚きを隠せなかった。例えば、ベルギーに張られた前線680キロメートルのうち60キロの区間には、全部合わせれば4900キロ

            考古学が明らかにした第一次世界大戦の塹壕遺跡
          • 貴重なパピルス文書を米で発見、イスラエル考古学庁が公開(AFPBB News) - Yahoo!ニュース

            【9月12日 AFP】イスラエル考古学庁(IAA)はこのほど、古代ヘブライ語で記された約2700年前の第1神殿(First Temple)時代に属する、3例目となる貴重なパピルス文書の断片を公開した。考古学者が米国で所在を突き止め、所有者からイスラエルに引き渡されていた。 4行で構成された文書は「イシュマエルへ、送る」で始まるが、残りの文字は不完全で判読不能。考古学庁ユダヤ砂漠(Judaean Desert)文書班のジョー・ウジエル(Joe Uziel)氏は「何がどこに送られたのか判然としない」と語った。 同庁盗掘防止班のエイタン・クレイン(Eitan Klein)氏によると、当時、パピルスは公式文書用として使われていた。ユダヤ砂漠の乾燥した気候によりパピルスが保存されたとみられ、これより前に確認された第1神殿時代のパピルス文書は2例しか存在しない。 文書が発見されたのは、偶然の産物だった

              貴重なパピルス文書を米で発見、イスラエル考古学庁が公開(AFPBB News) - Yahoo!ニュース
            • 【イベント】考古学・文化財データサイエンス研究集会「考古学ビッグデータの可能性と世界的潮流」(9/10-11、奈良)

                【イベント】考古学・文化財データサイエンス研究集会「考古学ビッグデータの可能性と世界的潮流」(9/10-11、奈良)
              • 【いま、何も言わずにおくために】#001:意味の考古学 前編|森脇透青|堀之内出版ブログ(公式)

                ※こちらのnoteは森脇透青さんの不定期連載「いま、何も言わずにおくために」第一回の前編です。他の記事はこちらから。 はじめに いま、私たちの身の回りにはフィクションおよびフィクションに関する言説が溢れている。それに触れずに生きることはもはや困難である。そのフィクションの濁流こそが現代を特徴づけていると言ってもいい。 このnote連載で私は、現代において「フィクション」が持つ機能と意味を、さまざまなアーティスト、批評家、研究者たちとの対話を通じて探究していこうと思う。この第一回では連載全体の前置きあるいは基調報告のようなものとして、私の立場を簡単に示しておきたい(noteの仕様上、脚註は最後にまとめてある)。フィクションをめぐって、いま何が問題となるのか? 先に言ってしまえば、私は、いま「批評」の課題は、フィクションをめぐる状況全体を批判的に考察することにあると考えている。それは同時に、現

                  【いま、何も言わずにおくために】#001:意味の考古学 前編|森脇透青|堀之内出版ブログ(公式)
                • 田根剛がデザインアーキテクトを務め、帝国ホテルが2031年から本館の建替えを開始することを発表。考古学的リサーチにより、“東洋の宝石”をコンセプトにした完成予想のパースも公開

                  田根剛がデザインアーキテクトを務め、帝国ホテルが2031年から本館の建替えを開始することを発表。考古学的リサーチにより、“東洋の宝石”をコンセプトにした完成予想のパースも公開「田根剛氏による帝国ホテル 東京 新本館イメージパース」 ※検討段階のものであり今後行政協議等により変更となる可能性があります。 image©Atelier Tsuyoshi Tane Architects 田根剛が率いるAtelier Tsuyoshi Tane Architectsがデザインアーキテクトを務め、東京・千代田区の宿泊施設「帝国ホテル」が2031年から本館の建替えを開始することが発表されました。考古学的リサーチにより、“東洋の宝石”をコンセプトにした建築です。工事は2031年から2036年を予定しています。 コンセプトは「東洋の宝石」 田根氏は、独自のアプローチである考古学的(Archaelogical

                    田根剛がデザインアーキテクトを務め、帝国ホテルが2031年から本館の建替えを開始することを発表。考古学的リサーチにより、“東洋の宝石”をコンセプトにした完成予想のパースも公開
                  • 「家形埴輪の世界」展 @奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 - 墳丘からの眺め

                    田原本駅からは畝傍御陵前駅へ南下して、橿原考古学研究所附属博物館で開催中の企画展へ。 本年度春季の特別展「家形埴輪の世界」 部分も含めてですが60棟もの家形埴輪が一度に見られるという貴重な機会です。 撮影可ですが企画展は個人的使用のみとのことだったので、会場の雰囲気だけ備忘のために… こちらは第一会場。 センター右奥は東日本最大の家形埴輪・栃木県の壬生富士山古墳から、中央は西日本最大の大阪府・今城塚古墳から。 左のガラスケース内は大阪府・美園古墳のものですが、屋根に開いた孔(写真と逆側)から建物内側に付けられた扉の軸受け部が観察できました。 第二会場。 屋根の形や表面に刻まれた模様など、さまざまなタイプを比較してみることができて、とても興味深かったです。古代建築史のリアル体験ですね。 右奥の木の柱列は南郷遺跡の出土品とのこと。 公式のショートムービーもあります。2024年6月19日まで開催

                      「家形埴輪の世界」展 @奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 - 墳丘からの眺め
                    • 山田邦和 on Twitter: "信長の比叡山焼き討ちについて、考古学調査の成果から論じた兼康保明さんの説がしばしば誤解されています。同説は、当時の比叡山の山上には堂は少なくなっており、比叡山の事実上の中枢は坂本だった。信長はその坂本を焼き、さらに京都からの視覚的… https://t.co/gMNN5gVopL"

                      信長の比叡山焼き討ちについて、考古学調査の成果から論じた兼康保明さんの説がしばしば誤解されています。同説は、当時の比叡山の山上には堂は少なくなっており、比叡山の事実上の中枢は坂本だった。信長はその坂本を焼き、さらに京都からの視覚的… https://t.co/gMNN5gVopL

                        山田邦和 on Twitter: "信長の比叡山焼き討ちについて、考古学調査の成果から論じた兼康保明さんの説がしばしば誤解されています。同説は、当時の比叡山の山上には堂は少なくなっており、比叡山の事実上の中枢は坂本だった。信長はその坂本を焼き、さらに京都からの視覚的… https://t.co/gMNN5gVopL"
                      • 130年前湖底に沈んだ宿場町…水中考古学に密着【報道特集10月15日放送】 | TBS NEWS DIG

                        「水中考古学」という、水の中の遺跡や沈没船などの研究が注目を集めています。今回、私たちは130年前に火山の噴火で湖に沈んだ宿場町への初の本格的な調査に密着しました。湖底に残っていた、人々の暮らしの痕跡とは。【報道特集2022年10月15日放送】 ▼(2023年の取材はこちら) 「やったよ、水路が出た」130年前に沈んだ湖底の宿場町で相次ぐ新発見、“水中災害遺跡”2年目調査に密着【報道特集】 https://www.youtube.com/watch?v=qfzDlvb13ck ▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://newsdig.tbs.co.jp/ ▼チャンネル登録をお願いします! http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1 ▼情報提供はこちらから「TBSイ

                          130年前湖底に沈んだ宿場町…水中考古学に密着【報道特集10月15日放送】 | TBS NEWS DIG
                        • 考古学チームが発見、145万年前のヒト族の骨に石器による切断痕

                          考古学チームが発見、145万年前のヒト族の骨に石器による切断痕2023.07.03 23:0022,132 Isaac Schultz - Gizmodo US [原文] ( たもり ) 有名な古人類学者メアリ・リーキーが、ケニアのイレレットの遺跡発掘現場で脚の骨を発見したのは1970年のことでした。 それから53年が経ち、その骨からホミニン(ヒト族)における「組織的なカニバリズム」の証拠となるかもしれない痕が見つかりました。 石器によってすねを切り落とした?約145万年前の脛骨(すねの骨)には、小さなカットマーク(切断した痕)がいくつも垂直に入っていました。この骨の主がどの種に属するかは不明ですが、ホモ・サピエンスの出現はだいぶ先のことなので、現生人類でなかったことは確かです。 この脛骨に見られる複数のカットマークは石器で付けられた痕であり、人類に近い種が別の種の人肉を切り落としていたと

                            考古学チームが発見、145万年前のヒト族の骨に石器による切断痕
                          • 英国で唯一のナチスによる強制収容所、その秘密が考古学者により明らかに

                            第二次大戦終結から75年を経た現在においても、ナチス・ドイツが残虐の限りを尽くしたアウシュビッツ強制収容所の存在は歴史の教科書にも載り、人々の記憶から消えることはない。 しかし強制収容所の中には、戦後忘れ去られてしまったものも存在する。 その中の一つ、英国にある唯一の強制収容所の謎が考古学者らによって明らかになった。 忘れ去られていた強制収容所 英国領、イギリス海峡に位置するチャンネル諸島の中で3番目の大きさを誇るオルダニー島は、緑のパノラマ広がる美しい風景からは想像もできない暗い過去を持つ。 第二次大戦の最中、島には“シルト収容所”と呼ばれるナチス・ドイツによる強制収容所が存在したのだ。 ここでは数百人もの収容者が殺害されたり残虐な仕打ちを受けていたにもかかわらず、今日その存在はほとんど忘れ去られてしまっていた。 そんなシルト収容所の暗い過去に再び光を当てることとなったのが、英国の考古学

                              英国で唯一のナチスによる強制収容所、その秘密が考古学者により明らかに
                            • makoto😺 on Twitter: "杉田水脈さん、大仙陵古墳は多くの考古学者によって仁徳天皇陵が疑われている古墳です。不敬かどうかはあなたが決める事ではありませんし、何より不敬という概念自体が今日の天皇の有り様とかけ離れています。 https://t.co/N1tg9utJVJ"

                              杉田水脈さん、大仙陵古墳は多くの考古学者によって仁徳天皇陵が疑われている古墳です。不敬かどうかはあなたが決める事ではありませんし、何より不敬という概念自体が今日の天皇の有り様とかけ離れています。 https://t.co/N1tg9utJVJ

                                makoto😺 on Twitter: "杉田水脈さん、大仙陵古墳は多くの考古学者によって仁徳天皇陵が疑われている古墳です。不敬かどうかはあなたが決める事ではありませんし、何より不敬という概念自体が今日の天皇の有り様とかけ離れています。 https://t.co/N1tg9utJVJ"
                              • Yuichi Takata@文化財デジタルアーカイブと石丁場のひと on Twitter: "日本には、#遺跡 の位置情報ポイントだけで日本地図になるぐらいたくさんの遺跡があります。 38000年間の先人たちの営みの積み重ね。今の現代人は未来に何を積み重ねていくか。 #考古学 #QGIS https://t.co/Sg9rcN0eGY"

                                日本には、#遺跡 の位置情報ポイントだけで日本地図になるぐらいたくさんの遺跡があります。 38000年間の先人たちの営みの積み重ね。今の現代人は未来に何を積み重ねていくか。 #考古学 #QGIS https://t.co/Sg9rcN0eGY

                                  Yuichi Takata@文化財デジタルアーカイブと石丁場のひと on Twitter: "日本には、#遺跡 の位置情報ポイントだけで日本地図になるぐらいたくさんの遺跡があります。 38000年間の先人たちの営みの積み重ね。今の現代人は未来に何を積み重ねていくか。 #考古学 #QGIS https://t.co/Sg9rcN0eGY"
                                • ヒトはなぜ海を越えたのか―オセアニア考古学の挑戦

                                  ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月22日 08時38分現在) 通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。 出荷予定日とご注意事項 ※上記を必ずご確認ください 【ご注意事項】 ※必ずお読みください ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。 ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。 ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。 ◆お届け日のご指定は承っておりません。 ◆「帯」はお付けできない場合がございます。 ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。 ◆特に表記のない限り特典はありません。 ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。 ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。 ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。

                                    ヒトはなぜ海を越えたのか―オセアニア考古学の挑戦