『桃太郎電鉄』は、ハドソン(当時)から発売されたボードゲーム。現在も続く人気シリーズ。もともとはファミコン用のRPG『桃太郎伝説』のセルフパロディ的な作品となっていて、おもな制作スタッフも『桃伝』と同様にさくまあきら氏や土居孝幸氏といった面々。筆者のようなおじさん世代にとっては、どちらかと言うと『ジャンプ放送局』のメンバーという印象が強いかもしれない。 全国を巡って物件を買い集め、最終的に総資産のいちばん高いプレイヤーが勝利となるのが基本のルール。スタートと同時に決められる目的地を目指して、参加プレイヤー全員で競争するのが定番となっているが、初代作品は目的地が全員バラバラだったから驚いてしまう。競争要素を多分に盛り込んだのは続編の『スーパー桃太郎電鉄』からで、この作品で現在も続く基本システムが作られたと言っていいだろう。筆者などはPCエンジン版の『スーパー桃鉄』をアホほどやり込んで日本の地