皆さんは、他社の製品や日常的に何気なく使用している製品を、じっくりと見てみたり、興味を持って分解してみたり、構造や内容を確認したりしていますか。競争力を高めるために、設計者には実施しなければならないことがあります。それは、自社製品以外の製品の分解・検証、すなわちティアダウンです。 今の設計者は「タコつぼ」に入ってしまいがちです。自社の製品だけを見て、市場や顧客からの要求に応えるべく懸命に設計を続けています。足元はこれでよいかもしれません。しかし、5年先、10年先に、その製品の設計を続けていけるでしょうか。答えは恐らくNoです。もしもその製品の設計を続けていたら、確実に市場競争力は落ちていくでしょう。 我々コンサルタントも同様です。厳しいようですが、昔からの設計の在り方や製図の方法だけを指導しているのでは、コンサルタントとしての価値はありません。新しい手法や方法に対してアンテナを張る。そして