7. 朝日新聞記事における牧野の文章の不適切な利用について(2020/7/8; 2020/7/11、12追記) 朝日新聞7月7日記事 新型 コロナ、第2波来てる? 基準になる数字を整理した(伊藤隆太郎)に、 以下の文章があります。 神戸大の牧野淳一郎教授は科学誌の連載で実効再生産数について「専門家 会議はまったく意味がないデータをもってきて、見解を出したことになる」 と批判した。 これは「科学誌の連載」と書いてあって出典が示されていないので、私のどの 文章なのか明らかではないのですが、おそらく、岩波「科学」 2020年6月号の記事の以下の文章 極めて信じ難いことですが、「専門家会議」は、全く意味がないデータをもっ てきて、 3月上旬以降をみると、連続して1を下回り続けています という見解をだした、ということになります。 を改変した上で利用したものと思われます。 これには、以下の問題がありま
新型コロナウイルスの感染が急加速しています。新規感染者が1週間で倍増する流行はどこまで広がるのか、医療体制は維持できるのか、新たな懸念点はどこにあるのか。数理・統計モデルを使った感染症数理疫学が専門の西浦博・京都大学教授に聞きました。 東京の新規感染、1週間で2倍「みたことのない速度」 --全国の新規感染者数が1日1万人を超える日が続いています。今後、感染者数はどう推移していくのでしょうか。 西浦 すでに流行が始まっているのは緊急事態宣言やまん延防止等重点措置となっている首都圏や近畿圏、福岡県、北海道といった大都市圏です。東京都や大阪府などでは1週間で感染者が2倍に増えるといった、これまでにみたことのないようなスピードで流行が拡大しています。 愛知県はまだ対象外ですが、感染者が急増しており、流行が始まるのは確実とみられます。 大都市圏以外でも流行が始まる兆しがみえています。東京との人の行き
新型コロナウイルスのワクチン接種の効果について、京都大の西浦博教授は14日、今年3~9月の約半年間にワクチン接種で約80万8000人の感染と約6400人の死亡が回避されたとの試算結果を修正し、それぞれ約65万人、約7200人だったと厚生労働省を通じて明らかにした。 西浦氏は13日、厚労省に新型コロナ対策を助言する専門家組織の会合で資料を提出していたが、計算に誤りがあったため修正したという。厚労省のホームページでは修正を反映した資料を掲載している。 西浦氏が修正した資料によると、再計算の結果、3月からの約半年で実際の感染者は約114万人で死者は約8300人だったが、ワクチン接種がなければそれぞれ約179万人、約1万5500人になっていた可能性があるという。
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