未組立プラモ写真家。稀に組む。山登る。からぱたへのお問い合わせ、文章・写真・DJ・飲酒のオファーはTwitter @kalapattar からどうぞ
2013年から毎年、「年ごとにブックマークしたURLでよかったもの集めた」と題して、1年分の「自分がブックマークしたページ」*1を振り返り、まとめています。2018年分は以下です。 2018年にブックマークしたURLでよかったもの集めた - Really Saying Something 完全に「私得」なまとめなのでカテゴライズなどは一切しておらず、主に自分のブックマークした順番となっています。そのため、春ごろの記事が冬にいきなり登場したり、日付が前後していたりします。私の脳内に「その時こういうこと考えていたな~」という記憶を作るインデックスだからです!!! 何も考えずに見直したら、昨年よりは250ほど少ないので、そこからはあまり精査せずえいっと公開してしまいます。 基本的には、以下の基準で選出しています。 当年に作られたエントリーであること Wikipediaや当年に作られたことが明確で
昨年暮れ、いきなりゲラのpdfが送られてきた。 『'80sリアルロボットプラスチックモデル回顧録』と題されたその本は、 その名の通り、ガンプラブームに端を発したリアルロボットアニメとそれを取り巻くプラモデル文化の狂乱と、 そのあまりにもあっけない終焉(……そう、終焉だ)を網羅的かつ異常なテンションでまとめた一冊であった。 読んでいるだけで、いつもの調子で喋りまくるあさのまさひこの肉声が画面を通じて聞こえてくるようだった。 そして信じられないほど濃厚で、ありえないほど量の多い脚注。 左上に注記してあるとおり、この本には写真やイラストといった図版はいっさいない。 画像なんてググればほとんど出てくるし、おそらくここに出てくる物体について断片的に記録された雑誌や書籍はゴマンとある。 しかし、書いてあることはググって出てくることとそうでないことがあり、ちゃんと全てが地続きに語られている。 これがマジ
からぱた @kalapattar させていただくな、やっていけ。 未組み立てプラモデル写真家。毎日プラモデルの話をするサイト『@nipppercom』代表。 ブログ『超音速備忘録』の中の人。 好きなアポロは8号。よろずプラモの話・編集・執筆・写真撮影・飲酒・DJの依頼はDMよりどうぞ。 nippper.com リンク Wikipedia Clubhouse (アプリケーション) Clubhouse(クラブハウス)は、アメリカ合衆国の企業であるアルファ・エクスプロレーションが開発している音声SNSアプリケーション。 2019年秋、元Google社員のポール・ダヴィソンとローハン・セスが新たなる価値を創造するSNSとして、視聴者参加型ラジオ形式の番組を即座に配信可能なサービスとして「Talkshow」という名称でスタート。 2020年2月にアルファエクスプロレーション(Alpha Explor
▲ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム 300円で買える真っ白のガンプラが1980年当時のキッズを熱狂させた、というのは本を読んで知っているけど、いまのガンプラを見るとにわかには信じがたい。 いまも新製品が続々と発売され続けているガンプラは、接着剤を使わずに、ただパーツを切り離してパチパチと組み上げるだけで全体を塗装したかのような仕上がりになるのが当たり前になっていて、人間でもできないようなポーズをとれるほど各部の関節は動きまくるようになった。 パーツは増え、デザインは何度も再定義され、もはや「次はどのモビルスーツがプラモになるのか」よりも「次はどんなバージョンのガンダムがプラモとして登場するのか」という、スケールモデルでは考えられないような状態。 それはまるで、グラウンドを何周も何周も走り続けて、ただひたすらに速く、ただひたすらに美しくフォームを整えていくランナー
とにかく Stay Home で Social Distance な昨今。急速に高まる「家で楽しむコンテンツ」の需要に(微力ながら)応えるため、独断と偏見による「面白いエントリー」を集めてみました。 その数、100。 ご多分に漏れずネットサーフィンが趣味なもので、はてなブックマークを重宝しています。なので、自分でブックマークしたエントリーを過去5年分ほどさかのぼり、「ウッヒョー!そうそう、これ読み応えあった!」「くっだらねー!サイコ~!」「あぁ~これは多くの人に読んで欲しい……」等々の、心震えた逸品をまとめました。もちろん、はてブで話題になったエントリーも多く入っていますが、私が個人的に感動した個人のブログや、資料的価値を感じたものまで、とにかく盛り沢山です。 「面白い」には色んな意味があって、時に「Funny」で、時に「Interesting」。ページを開いて鼻で笑って終わるものから、ち
「新郎新婦のプラモデル」が引き出物として配られた、前代未聞の結婚式が話題です。オマケに「寿」の字パーツも付いていておめでたいっ! 祝杯用のビールジョッキパーツもある 新郎は模型ブログ「超音速備忘録」を営む、未組立プラモ写真家のからぱた(@kalapattar)さん。自腹を切って金型を作り、自身と妻を20分の1スケールで模型化してしまいました。出席者だけが手にできる究極のプレミア品ですね。 金型で見るとまたかっこいい プラモを紹介したツイートには多くの祝辞が寄せられ、Twitter上でもこのうえなくめでたい雰囲気に包まれました。「モデラーの鑑だ」「金型がハン・ソロみたい」といった感想も散見されます。 新郎に製作の理由を聞いたところ、「金型は雄型と雌型を組み合わせて新たな価値を作る縁起物です。むしろいままで引き出物にプラモがなかったことのほうが不思議だと言えるのではないでしょうか」とのことでし
からぱた @kalapattar いま上野公園って美術館も博物館も動物園も全部休みなんですけど、誰がいるかっつうと「とりあえず来た外国人観光客」と「普段からいる住所不定無職のおじさん」と「学校休みで暇な中高生」なんすよ。そんでめちゃくちゃデカいポータブルスピーカーからEDM爆音で鳴らしながら一緒に踊ってんの。 2020-03-10 00:39:55 からぱた @kalapattar スケーターとかダンスやってるノンアル世代の中高生がバッコンバッコン音出しながら住所不定無職のおっさんにアルコール消毒のジェルを貸したりして「長生きは大事だぜ!」とか言ってるのを外国人観光客が眺めている様子、かなりSFじゃないですか。 2020-03-10 00:42:31 からぱた @kalapattar させていただくな、やっていけ。 未組み立てプラモデル写真家。毎日プラモデルの話をするサイト『@nipppe
マッキーはマッキーでも、ただのマッキーじゃない。この「ペイントマーカー」が3本あると、結構なことになるので、モデラーのみんなにもオススメしたい。これは「マーカーでもイケるじゃん」じゃなくて、「これ使ったほうが得すること、いっぱいあるでしょ!」というエントリなので、そのつもりで読んでください。自分の周りのプラモ仲間や塗料メーカーの人も「え、マーカーでこんなにキレイに発色するんですか!?」とちょっと騒然としたツールでございます。 まず白ね。白というのは本当に透けやすい色です。筆塗りしてもなかなか発色しなくて、イライラして生乾きの上から塗り重ねて下地ごとごっそり持っていかれて「Oh……」となったことが絶対にあるはず。あるでしょ。 どっこい、このマッキーペイントマーカーは本当にビシーッと発色します。インクがシャバシャバぎみに感じられるのですが、こうやって濃いグレーのパーツの上にドワーっと塗り拡げて
ハセガワから先日、”1/32 A-4E/F スカイホーク”が再販されました。 「再販」というのは、過去発売されたプラモがもう一度生産され、模型屋さんの棚に並ぶという意味です。 このキットが最初に発売されたのは1976年。 その後も機体のマーキングやパッケージのイラスト、写真が変更されて何度も再販されてきました。 今回の再販の知らせはインターネットで知ったのですが、 背中にコブの付いたスカイホークの姿は『エリア88』というマンガで見たのを思い出させる迫力があり、 これはいちど自分でも作ってみたいなぁ、とムラムラ来てしまったわけです。 出荷日を過ぎて何日かあと、模型店に行く機会があったので飛行機の棚を覗いて驚きました。 最近のハセガワのパッケージデザインではスタンダードとなった白を基調としたものではなく、 サイドにビシッと締まった黒い面があり、箱の天面には画面いっぱいにスカイホークのイラストが
また金色を塗る話? そう。また金色を塗るんだ。でも聞いてほしい。本当に「ぺんてる 金の穂」の穂先って、素晴らしいんだ。持つ喜び、思ったとおりにコントロールできる喜び、みるみるうちに目の前のものに色がついていく喜びという、「塗る喜び」のすべてがここにあるといっても過言ではないと思うくらい、すごいツールだと思う。まあ、見てほしい。 ▲極限まで尖った穂先、落ち着いた金の顔料。 ぺんてるの筆ペン「金の穂」は、落ち着いた和のテイストを感じさせるギラギラ感がやや抑えられた金色が特徴。書道を嗜むインスタグラマーや、画面にインパクトを与えたいイラストレーターの間で大人気のアイテム。プラモを塗るのにも使えるのかな、と試してみたところ、やはりぺんてるの筆ペンというのは穂先の設計、製造が素晴らしい。 ナイロンの毛になめらかなテーパー(先が細くなる)加工をし、さらに先端が集中するように植え付け、コシとインクの流量
日本で流通してるプラモデルの代名詞といえばガンプラ。色分けされてて、ニッパーで切るだけで組み立てられる。ガンプラのほとんどが接着剤なしで組み立てられるため、「接着剤を使うプラモは難しい」という先入観、あるよね。幼少期に手をベタベタにしたり、塗った端から乾燥してなかなかくっつかなかったり、パーツの合わせ目からはみ出たり……。接着剤を使うプラモにはいい思い出のない大人もいっぱいいるんだと思う。 だから、いま「簡単なプラモ=接着しなくていいプラモ」というのがメーカーの売り文句になっていて、ユーザーも「接着しないほうが簡単なのか」と思っている。言葉を選ばないで言うと、それって騙されてると思うんだな。接着剤はプラモの世界を旅するときに、もっともたくさんの国を訪れられる最強のパスポートだ。いままで発売されてきたプラモは圧倒的に「要接着」のもののほうが多いし、いま売られている接着剤は本当に高性能なのだ。
「アルティメットニッパー」という超高性能ニッパーでモデラーから絶大な支持を集め、その他数々の模型用ツールをリリースしまくっている新潟のメーカー、ゴッドハンドから「神ふで」というシリーズが新たに発売されました。筆塗りというのはみんなが気になるトピックのひとつ。われわれnippperのもとにもゴッドハンドさんから「使ってみてちょ〜」とサンプルを提供いただきましたので、忖度なしでレビューしていきたいと思います。今日は19種の「神ふで」のなかから、特殊な筆を4本チョイスしてお届けいたします。 ▲パッケージは透明で、筆先の形状を見ることができます。 今日紹介するのは左から「神ふで つんつん筆M」「神ふで つんつん筆S」「神ふで スミ入れ筆」「神ふで ドライ筆」の4種。スミ入れとドライはなんとなく想像できますが、つんつん筆って何? ▲ひだりからつんつんM、つんつんS、スミ入れ、ドライ。穂先の形状が独特
プラモは指でパーツをつまんでくっつけていくもの……だったらいいんだけどすげえ小さいパーツとかがあり、これを指でくっつけると指なのかパーツなのか接着剤なのかわからなくなり、最終的に万物がグダグダになっていやになることもあります。そこで「小さいパーツはピンセットを使おう」と思うワケですよ。これは指の先端を極限まで細くし、プラモに対応した肉体を獲得するというアイディアなのです。言ってみりゃ義体化の最初の一歩。サイボーグのなりはじめ。これがピンセットの持つ意義であります。どうですか、重要だと思いませんか、ピンセット。どうせ義体化するなら、高性能でカッコいいのがいいです。 ということで、ここでは私からぱたが常用しているピンセット四天王を紹介し、それらがどのように使い分けられているかを解説することにより、ピンセットがあればいきなりプラモが10倍カンタンに、高速に作れるようになるということを皆さんにご理
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