マーシャル諸島のミリ環礁で日本に抵抗した朝鮮人労働者たちがやつれた様子で米当局が用意したゴム製のイカダに乗って戦争捕虜として移送されている。1945年3月18日、米海軍が撮影した写真=日帝強制動員市民の会提供//ハンギョレ新聞社 太平洋戦争中に南太平洋のマーシャル諸島の「ミリ環礁」で発生した、強制動員された朝鮮人の集団虐殺事件をめぐり、真実糾明が必要だとする主張が出ている。 日帝強制動員市民の会は5日、「1942年から45年まで、深刻な飢餓や強制労働、米軍の空襲、日本軍の弾圧によってミリ環礁で死亡した強制動員朝鮮人は218人に達する。『戦争の狂気』を象徴するミリ環礁集団虐殺事件の悲劇を詳細に明らかにしなければならない」と指摘した。 強制動員された朝鮮人たちがミリ環礁に移動したのは、1942年初めのことだった。日帝は釜山(プサン)港で朝鮮人2400人を船に乗せて出発した。船には海軍軍属の身分