コロナ禍は「家」に関する価値観を変えるといわれている。背景にあるのが在宅勤務の普及だ。パーソル総合研究所によれば、緊急事態宣言後のテレワーク実施率は全国平均で25.7%。東京都に限れば41.1%に達した。現在でも出社人数を制限して、社員を交代で出勤させる企業は少なくない。 日中は働きに出て、自宅は寝に帰るだけ。コロナ以前にそんな働き方をしていた人が急に在宅勤務を余儀なくされると、リビングが狭い、仕事をするための書斎が欲しいといった「不満」に気づいた人も多いだろう。 広さを求めて郊外に目を向ける だが、限られた予算で広い部屋を求めるには、地価の安い郊外へと目を向けざるをえない。では、具体的に今住んでいる駅より「何駅」都心から離れれば理想の広さが手に入るのか。 リクルート住まいカンパニーの調査によれば、2019年の新築マンション購入者の平均価格は5517万円で、住戸の面積は68.2㎡。今回は理