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霊長類の検索結果1 - 3 件 / 3件

  • 「研究費11億円以上の不正使用」「論文4本の捏造」――京大の霊長類研究所が“解体”されたワケ 元教授らが論文発表

    京都大学の附置研究所である霊長研は、1967年に愛知県犬山市に設立され、1975年に完成した。野外研究と実験室研究を架橋する学際的なアプローチを推進し、さまざまな画期的成果をあげてきた。中でも飼育チンパンジーを対象とした研究は高い知名度を誇っていた。この分野のリーダーであるA教授とその研究グループは、巨額の研究資金を獲得し、最先端の研究設備を整えるとともに、国際的な人材育成・交流を推進していた。 しかし、大型研究プロジェクトを推進する過程で「研究資金の不正使用」と、別の教授による「論文の捏造」が発覚。21年10月、京都大学の総長は、これらの不正行為を見逃した霊長研全体の責任を問い、研究所の改編を決定した。 実験室研究の教員は新設のセンターに集約され、野外研究の教員は学内の関連部局に分散された。不正事件に直接関わった部門は廃止となり、教員の補充人事も凍結。この措置により多数のポストが消滅し、

      「研究費11億円以上の不正使用」「論文4本の捏造」――京大の霊長類研究所が“解体”されたワケ 元教授らが論文発表
    • 霊長類研究所解体の経緯を考える | Jxiv, JSTプレプリントサーバ

      ##article.authors## 杉山, 幸丸 元京都大学霊長類研究所 相見, 満 元京都大学霊長類研究所 黒田, 末寿 滋賀県⽴⼤学人間文化学部 佐倉, 統 東京大学大学院情報学環 DOI: https://doi.org/10.51094/jxiv.405 キーワード: 不正経理、 論文捏造、 文部行政、 選択と集中、 リーダーの資格 抄録 京都大学の附置研究所であった霊長類研究所は、2021年度末に大きな組織再編を受け、事実上の解体となった。この出来事は日本の当該研究教育領域にとって大きな損失であり、研究水準の低下を引き起こしかねない。本論文の目的は、日本の研究教育に大きな損失をもたらすこのような出来事の再発を防ぐための知見を得ることである。そのために、裁判記録を含む公的な資史料を精査し、霊長類研究所予算の経年変化を分析した。それにより以下の2点が明らかになった。第1に、ことの

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