ナスカ地上絵、鳥3点特定=生息しないペリカンも-謎解明に期待・北大など 2019年06月24日18時05分 ペリカン類と特定されたナスカの地上絵の図(上)とペリカン類の写真(江田真毅准教授提供) 北海道大総合博物館などの研究グループは、ペルー南部の世界遺産「ナスカの地上絵」に描かれた鳥16点を鳥類学的に分析し、3点をペリカン類とカギハシハチドリ類と特定した。いずれもナスカ周辺には生息しておらず、地上絵が描かれた目的など、謎の解明につながると期待される。 〔写真特集〕世界遺産~ナスカの地上絵~ 研究グループは、16点の形を詳しく分析し、特徴を比較。うち13点は種類を特定できなかった。これまで「コンドル」「フラミンゴ」とされてきた絵は、くちばしや尾羽の特徴などから違う鳥だと判明した。 カギハシハチドリ類と特定されたナスカの地上絵の図(上)と鳥取県立博物館所蔵のカギハシハチドリ類の剥製(江田真毅