ラスベガスで開催中の「CES 2024」では人工知能(AI)が主役となっており、AmazonもAIを大々的に活用した新たなスキルを3つ「Alexa」に搭載したと発表した。これらのスキルは現在、米国向けの「Alexa Skills」ウェブサイトなどから無料で利用できる。 1つ目のスキルは「Character.AI」と呼ばれるものだ。Character.AIウェブサイトの開発者らが作成したこのスキルを使うことで、ユーザーはさまざまなチャットボットとチャットできるようになる。ソクラテスやアルバート・アインシュタインといった歴史上の人物と対話し、哲学や物理学についての会話を交わすことができる。 またCharacter.AIを用いることで、トリッププランナーや、デートに関する相談相手、フィットネスコーチなどとチャットして支援や助言を受けられるようになる。また娯楽目的で、「もしも✕✕だったら?」という
原告である米連邦取引委員会(FTC)が5月末に発表した。米ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、米AmazonがFTCとの和解のために580万ドル(約8億1000万円)を支払うことで合意した。 問題の焦点は、Ring社のプライバシーとセキュリティ慣行だ。FTCが公開した訴状によると、Amazonによる買収前まで、従業員と委託先企業の従業員が利用者の寝室や浴室などの様子を自由に視聴できる状態だった。 従業員の一人は、女性利用者らの数千本の録画映像を閲覧していた。「かわいい女の子」(pretty girls)を狙って覗きが繰り返されていたという。 このカメラは「見守りカメラ」とも呼ばれ、職場や外出先から自宅の様子をライブ映像で確認できる。Ring社のカメラはアメリカで代表的な地位を築いているが、利用者に安全・安心を提供するはずの製品が、セキュリティ上の最大の脅威となっていた実態が浮かぶ。
Amazon.com Inc. Echo Plus devices stand on display during an unveiling event at the company's headquarters in Seattle, Washington, U.S. Photographer: Chloe Collyer/Bloomberg 米アマゾン・ドット・コムは、音声アシスタント「アレクサ」の担当部署で数百人を削減する。17日の従業員宛て文書で明らかになった。 アレクサとメディアストリーミング機器「ファイアTV」の担当チームを率いるバイスプレジデントのダニエル・ラウシュ氏は、アマゾンが「事業の優先順位に沿うよう取り組みを一部シフトさせている」と説明。「そうしたシフトにより一部の取り組みは打ち切られ、数百人が削減される」とした。注力する事業として生成AI(人工知能)の活用などを挙げ
米Amazonは9月20日(現地時間)、AIエージェントサービス「Alexa」にジェネレーティブAI(生成AI)を組み込んだ新機能のデモを公開した。大規模言語モデル(LLM)によってより深く、自然な会話を続けられるようになるという。同社は「まるで人間と会話しているような感覚になるだろう」と紹介している。まずは米国在住のEchoデバイスユーザー向けにプレビュー版を提供する。 現行のAlexaは「アレクサ」というウェイクアップワードの後に質問すると返答される一問一答のような形式だが、デモで紹介された新しい「Let's chat」と呼ばれる会話機能では、Alexaに「アレクサ、レッツチャット」と呼びかけると「ではチャットをしましょう。何かお手伝いできることはありますか」と返答され、会話を続けられる。デモでは次のような会話を自然に行う様子が紹介された。 Alexa 「ではチャットをしましょう。何か
ユーザーへの告知は4月に既にあったようで、レビュー欄には終了に抗議したり、なくなることを惜しむ声が寄せられている。 サミュエル・L・ジャクソンの他、メリッサ・マッカーシーとシャキール・オニールの音声もあったが、いずれも販売を終了している。 Amazonはサービス終了の理由を説明していないが、大規模リストラの影響の可能性がある。このリストラでは、Alexa関連チームが影響を受けるとされていた。 関連記事 Amazon、ポップなスマスピ「Echo Pop」(5980円)や「Echo Auto 第2世代」(7980円)などAlexa新製品を多数発表 Amazon.comは、Alexa搭載Echoシリーズのハードウェアを多数発表した。半球形のポップなスマートスピーカー「Echo Pop」は日本でも5980円で発売。Alexaを車内でハンズフリーで使うための「Echo Auto」は先代より小さくなっ
現地時間2023年9月20日にバージニア州アーリントンにあるAmazonの第2本社で開催された発表会において、Amazonが音声認識アシスタント・Alexaに生成AIを導入し、スマートスピーカー・Echoファミリー全体のエクスペリエンスを向上させることを発表しました。 Amazon previews the future of Alexa with generative AI https://www.aboutamazon.com/news/devices/amazon-alexa-generative-ai AmazonはAlexaを2014年に発表して以来、「Alexaとの会話を、他の人と話すのと同じぐらい自然にすること」を目指して継続的な改善を続けてきました。生成AIの急速な進化により、目標はもはや手の届くところまで来ているとのこと。 Amazonでは、Alexaとの会話を自然なもの
パナソニック エンターテインメント&コミュニケーションは1月9日、同社のスマートテレビ米Amazonと「Fire TV」のライセンス契約と協業を発表した。スマートテレビのOSにAmazonの「Fire OS」を採用。第一弾として、65/55インチ「Z95A」と77インチ「Z93A」の新型OLEDテレビを投入する。 パナソニックの「VIERA」では、スマートテレビにオープンソースの「Firefox OS」を採用してきたが、2024年のグローバルフラグシップモデルからFire OSベースに移行。パナソニック独自のコンテンツ適用画質などの技術も組み込む。 Fire OSに移行することで、Alexaを使った操作にも対応する。リモコンを使わずに声だけでアプリの起動、音楽再生、タイトル検索、スマート家電の制御などが可能になる。また、視聴していない時は、Alexaウィジェットやカレンダー、リマインダー、
その壇上で、アマゾンで個人向けハードウエア事業を統括する部門の責任者であるDave Limp(デイブ・リンプ)氏は、「Alexa(アレクサ)への生成AI導入」を発表した。 アマゾンの施策はどんな形になるのか、発表内容とキーパーソンへの取材からまとめてみよう。 生成AIでAlexaの理想が実現 アマゾンが音声アシスタント「Alexa」を搭載したスマートスピーカー「Echo」シリーズを最初に発売したのは2014年11月のこと。すでに9年近くが経過している。 リンプ氏は、AlexaとEchoについて、スタートからずっと責任者として関わり続けてきた。彼は近々アマゾンを去ることを公表しており、現在の職責として公的な場でスピーチをするのは、これが最後になると見られている。 「個人としてはほろ苦い思いもある」とリンプ氏はプレゼンテーションの中で語る。 そんな、リンプ氏が長く時間をかけて成長させてきたAl
米Amazonは9月21日(米国時間)、同社の音声アシスタント「Alexa」に生成AIを搭載すると発表した。これにより、継続した会話の他、会話の記憶や各家庭向けのパーソナライズも可能になるという。まずは米国のユーザー向けに今後数カ月以内に提供を始める。 従来のAlexaは会話内容を記憶せず、質問→応答の1往復しかできなかった他、応答パターンにも制限があった。生成AIの搭載により何往復も会話が可能になるだけでなく、ボディランゲージやアイコンタクトといった非言語的な合図も、Alexa搭載スマートスピーカー「Echo」のカメラや人感センサーなどから情報を得て理解するとしている。 これらの機能は音声対話用にカスタマイズし最適化された新しい大規模言語モデル「Alexa LLM」に基づく。「人間が常に行うのと同じ方法で、会話全体を通じて関連する文脈を引き継ぐ」(同社)として、各家庭に合わせた独自の体験
米Amazon.comは8月14日(現地時間)、2010年からデバイス&サービス部門の上級副社長を務めてきたデイブ・リンプ氏(56)が退社すると発表した。数カ月は同職に留まり、数週間以内に後任が発表される見込み。 デバイス&サービス部門は、音声アシスタント「Alexa」やそれを搭載するスマートデバイス「Echo」シリーズ、スマートテレビの「Fire」シリーズ、電子書籍の「Kindle」などを担当する部門。毎年秋に大規模なイベントで新製品やサービスを発表しており、リンプ氏はその進行役を務めてきた。今年のイベントは9月20日開催の予定だ。 Amazon.comは昨年11月、同部門で大規模なリストラを実施した。 リンプ氏は発表文で、退社の理由として30年以上も家電製品関連の仕事をしてきたので、「別のレンズを通して未来を見てみたいと思った」とし、「デバイス&サービス事業に弱気になったからではない」
ポイント Amazonの「Echo Frames」(第3世代)(269.99ドル、約4万円〜)は、ごく普通のメガネをかけている感覚でスマートホームの操作、友人や家族とのコミュニケーション、音楽の視聴がいつでもどこでも可能。 前世代よりも軽くなり、バッテリー駆動時間が伸び、スピーカーも強化。操作方法が変わったため、前世代のユーザーは多少慣れが必要。 Amazonの音声アシスタント「Alexa」に対応。「ChatGPT」は使えないが、一般的な質問への回答はもちろん、スマートホーム関連のタスクは一通り実行可能。 Echo Frames(第3世代)は、前世代からの順当なアップデートだ。軽量化、バッテリー駆動時間の延長に加えて、低音の表現力も強化された。Amazonの人気音声アシスタント、Alexaと直接(そして自然に)コミュニケーションできるというシリーズの特長も健在だ。 もちろん、Echo Fr
Amazonが音声アシスタント「Alexa」で、有料サブスクリプションサービスの「Alexa Plus」の開発を進めていることが報じられました。2024年6月30日のリリース期限に向けて、AmazonではAlexa Plusの開発やテストに取り組んでいるとみられています。 Amazon reportedly unsatisfied with a paid version of Alexa, faces internal conflict - Neowin https://www.neowin.net/news/amazon-reportedly-unsatisfied-with-a-paid-version-of-alexa-faces-internal-conflict/ 海外メディアのBusiness Insiderによると、「Alexa Plus」と呼ばれる有料サブスクリプションサー
Amazon.co.jpは7月21日、5.5インチのディスプレイを搭載したコンパクトなスマートスピーカー「Echo Show 5(第3世代)」を日本で販売すると発表した。価格は9980円。 「AZ2 Neural Edge」プロセッサーを搭載し、第2世代に比べて20%処理を高速化。マイクは3つに増やしてAlexaの反応感度が向上したという。 Alexaに話しかけてニュースや天気を確認できる他、ビデオ通話や動画ストリーミング再生に対応。Echo Showシリーズに対応する家電や標準規格Matterに対応したスマートホーム製品を連携させるコントローラにもなる。 本体サイズは147(幅)×82(高さ)×91(奥行き)mm。カラーはチャコール(黒に近いグレー)とグレイシャーホワイトに加え、新色のクラウドブルーを追加した。
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く