仏セーヌ川を航行する船(2022年6月16日撮影、資料写真)。(c)THOMAS COEX / AFP 【6月17日 AFP】2024年パリ五輪の開会式をセーヌ(Seine)川で開くという野心的な計画について、安全面に関する懸念が高まっているものの実行は可能であると、16日にフランス政府高官が述べた。 パリ五輪の開会式では、選手や関係者を乗せた160隻以上の船がパリ中心部のセーヌ川沿いを約6キロ航行する予定で、大会組織委員会は60万人もの観客を見込んでいる。 主要スポーツ大会を担当する仏政府高官のミシェル・カド(Michel Cadot)氏は、上院の聴聞会で「可能だが、航行およびアクセス面でのリスク、検問、流動性、移動、そして混雑を避けるためのチェックポイントの数といった点で念入りな計画が必要になるだろう」とコメントした。 カド氏はこの日、5月末にパリ郊外で行われたサッカー欧州チャンピオン