JR東日本、PASMO協議会、東京モノレール、東京臨海高速鉄道の4社は、「Suica」「PASMO」カードについて、すでに販売を中止している無記名式に加え、記名式も8月2日から販売を中止すると発表した。6月20日には無記名タイプのSuica/PASMOカードの販売を停止していた。 対象は、記名式「Suica」「モノレールSuica」「りんかいSuica」「PASMO」。定期乗車券の新規発売、小児用カード、障がい者用カードの発売、カード障害や紛失時の再発行サービスについては継続する。また、5月にSuicaの提供を開始した青森・盛岡・秋田エリアにおいては、無記名/記名ともにSuicaカードを引き続き購入できるとしている。 その他、「PASMO 企画乗車券」「バスの持参人式PASMO 定期券」などの一部の無記名カードは販売を継続。短期間の訪日外国人観光客向けカード「PASMO PASSPORT」
Suicaが首都圏から長野まで使えるようになります。いっぽうで切符のルールに変化があり、「途中下車不可」など意外なデメリットも。何に注意すればいいでしょうか。 Suica首都圏エリアが長野駅へ拡大 JR東日本が発行する交通系ICカード「Suica」の「首都圏エリア」の利用可能範囲が、2025年春からさらに拡大します。6月20日の発表によると、もともと長野県の松本市までだったエリアが、篠ノ井線経由で長野駅まで、大糸線は穂高駅まで。計23駅が新たに追加されることとなります。 これにより、たとえば長野駅で「ピッ」と入場し、東京駅で「ピッ」と出場することができるようになります。特急に乗る場合は別途、車内やホーム券売機で特急券を買うだけで済みます。 拡大画像 中央本線などで使用されていた電車(画像:写真AC)。 ここで鉄道ファンを中心にSNSで話題となっているのが、長野駅をはじめ当該区間が「東京近郊
「私もほんと焦った」「確かに嫌だなあ」 アクセス先のサイトは、JR東日本が運営するECサイト「JRE MALL」。テーブル裏面にNFC(近距離無線通信)を用いたシールが貼られており、スマホをかざすと反応して通信する。NFCはキャッシュレス決済の場面などに活用されている。 シールには「ここにスマホをタッチ!」「車内タッチポイント実証実験中」といった文章とともに先のサイトが紹介されている。 ツイッターでは、「せめてQRコードなら受けての任意に使えるのに」「最悪の広告システム」などと否定的な反応が広がっている。 JR東日本のコーポレート・コミュニケーション部門担当者は2023年6月13日、当該シールは20年11月以降、「新幹線車内でのお客さま接点構築」のために順次設置したとJ-CASTニュースの取材に答えた。現在導入されているのはE2系・E5系・E7系の各6編成、計18編成。 「テーブル越しに機
ケニア共和国の通信庁とは8月2日(現地時間)、サム・アルトマン氏が共同創業した米業Tools for Humanityによる暗号通貨プロジェクト「Worldcoin」のための国内での「World ID」の提供を一時停止するよう命じたと発表した。公共の安全に対する潜在的なリスクを評価するとしている。 Worldcoinは、「すべての人間に平等に無料の暗号通貨を配布する」ために、球形スキャンシステム「Orb」で申込者の虹彩データをスキャンし、これを一意な数値コードWorld IDに変換する。 Orbによる登録は、日本を含む世界で展開されており、手続きをするだけで25WLDを獲得できる。 ケニア当局は、このシステムで収集される機密データのセキュリティと保管に関する明確さが欠如しており、金銭的報酬と引き換えに虹彩データスキャンの同意を得ていることが誘導的であり、暗号通貨サービス全般における安全性に
日本コカ・コーラ(東京都渋谷区)は2月21日、公式アプリ「Coke ON(コークオン)」において、自動販売機を利用した際のおつりなどを電子マネーとしてチャージできる「自販機チャージ」機能を開始すると発表した。対応自販機は3月中旬から順次拡大する。 コカ・コーラの自販機で使える独自の電子マネー「Coke ON Wallet(コークオン ウォレット)」にチャージするサービス。購入した商品のおつりをそのままチャージしたり、手持ちの現金を対応自販機からチャージしたりできる。 ただし自販機を使うため、現金チャージでは1円玉、5円玉に非対応。一度に投入できる金額は自販機の機種などによって異なるという。 サービス開始から12月31日までの期間、自販機チャージを行うと、チャージ金額の10%に相当する「Coke ONポイント」を還元するキャンペーンも実施する。
能登半島地震を受けて、デジタル庁は、避難所への支援物資の的確な配布などにつなげようと、避難者の氏名などの情報を交通系ICカードに登録してもらい、最新状況の把握や支援に役立てることになりました。 能登半島地震の被災地では、2次避難などが始まったことに伴って、避難者の居場所を把握することが難しくなり、1次避難所では支援物資の的確な配布など効率的な運営が難しくなっているということです。 このため、デジタル庁はJR東日本などと連携し、交通系ICカードのSuicaを使って効率的な支援に向けた新たな取り組みを始めます。 具体的には、ICカードを避難者に配って氏名や連絡先などを登録してもらい、1次避難所に設置したカードリーダーで読み取ることでどの避難所に誰がいるのか、最新の状況を把握できるようにします。 それにより、自治体側が高齢者や子どもの割合といった避難所ごとの状況に応じてミルクやおむつ、生理用品と
幕張メッセで開催された「鉄道技術展2023」では、様々なタイプの駅改札機が出品。交通系ICカードのみならずQRコード、クレジットカードのタッチ決済と多様化していますが、もはや「タッチ」することすら過去のものになるかもしれません。 鉄道技術展に登場した「タッチレス改札」 幕張メッセで2023年11月8日から10日まで開催された「鉄道技術展2023」では、様々な次世代型の駅改札機が出品されていました。駅の改札機は交通系ICカードのみならずQRコード、クレジットカードのタッチ決済、さらには顔認証と多様化していますが、今後は「タッチレス」が主流になるかもしれません。 拡大画像 日本信号が出品した「未来型改札機」。タッチレスにも対応している(乗りものニュース編集部撮影)。 「タッチレス改札」は、文字通りICカードや携帯端末をリーダーにタッチしなくても改札を通過できるシステムです。このうち顔認証のシス
2023年6月24日土曜日の朝、筆者がTwitterのアプリ「TweetDeck(ツイートデッキ)」を開くと、「Suica(スイカ)を使えない」という書き込みを多数発見した。ツイートデッキは指定したキーワードを含む書き込みや特定のアカウントの書き込みを列表示してくれるアプリで、仕事の情報収集に役立っている。「システム障害」や「トラブル」を指定した列に、Suicaの障害への悲鳴があふれていた。 SuicaはJR東日本の交通系ICカードのサービス。同社のTwitterアカウントを開くと、電源トラブルによって同日未明からWebサイトがダウンし、券売機やみどりの窓口などでクレジットカード決済ができなくなり、スマートフォンなどでSuicaが使える「モバイルSuica」やインターネット切符予約サービス「えきねっと」を利用できなくなっていることが分かった。2023年3月時点で、モバイルSuicaの発行数
改正NTT法の内容(おさらい) 4月18日に施行される、日本電信電話株式会社等に関する法律の一部を改正する法律(改正NTT法)の主な内容は以下の通りだ。 研究の自立性の向上 NTTの研究開発(R&D)研究開発の推進/普及責務の撤廃 外国人役員に関する規制の緩和 NTTとNTT東日本(東日本電信電話)/NTT西日本(西日本電信電話)において、過半数とならない範囲で取締役/執行役に外国人を登用可能(代表取締役/代表執行役への登用は引き続き禁止) 総務大臣からの認可に関する規制の緩和 NTTとNTT東日本(東日本電信電話)/NTT西日本(西日本電信電話)の取締役/執行役/監査役の選任および解任の決議は「事後届け出制」に変更 NTTとNTT東日本(東日本電信電話)/NTT西日本(西日本電信電話)の利益剰余金の処分は認可不要に 会社名(商号)の規制緩和 NTTとNTT東日本(東日本電信電話)/NTT
デジタル大臣を務める河野太郎氏は1月26日、令和6年能登半島地震の被災者にJR東日本の交通系ICカード「Suica」を配布すると発表した。 被災地では1次避難所から1.5次、2次避難所へ移動する人、あるいは避難所以外で生活している人が増えている。この過程で、被災者の居場所や、避難所の利用状況の把握が難しくなっている。 こうした課題に対して、デジタル庁と防災DX官民共創協議会は、石川県からの要請を受け、JR東日本のSuicaを活用した避難者情報把握ソリューションを来週にも構築する。 具体的には、石川県内の1次避難所の利用者にSuicaを配布し、氏名や住所といった情報を紐付ける。そして、1次避難所の入退出などの際に、リーダーに自身のSuicaをかざすようにする。 河野大臣は「1次避難所では、夜間は親戚の家に泊まったり、車中泊をする人など、さまざまなユースケースがある」とし「この取り組みによって
半導体不足がICカード供給にも波及しています。 青森・盛岡・秋田エリアは新規発行継続 山手線の電車(画像:写真AC)。 JR東日本・PASMO協議会ほか関係団体は2023年6月2日(金)、SuicaとPASMOのカードのうち、無記名の新規販売を「当面の間中止する」と発表しました。発売中止は6月8日から。 これは世界情勢でICチップが入手困難になっていることをうけて、必要枚数を抑えるための措置。記名式や定期券、再発行、訪日外国人向け「Welcome Suica」などの新規カード発行は継続されます。 「モノレールSuica」、「りんかいSuica」も同様に新規発行が一時中止となります。 例外は青森・盛岡・秋田エリア。5月27日にサービスが導入されたばかりなので、新規発行が継続されます。 【了】
米IT大手アップルは15日(日本時間16日)、iPhone(アイフォーン)を決済端末として使用するサービスを16日から日本で開始すると発表した。国内でのアイフォーンの利用拡大につなげる狙いがある。 【写真】iPhoneを店舗の決済端末として、客がスマホをかざす タッチ決済に対応したビザやJCBなどのクレジットカードで支払いができるほか、数か月以内に日本のアップルストアでもタッチ決済が利用可能になるという。サービスはアイフォーン10以降の端末で利用できる。 飲食店などを運営する事業者は「エアペイ」や「スクエア」といったアプリを通じ、アイフォーンを決済端末として利用できる。店舗にとっては専用の決済端末導入にかかるコストが不要となるほか、アップルは決済手数料を取らないとしており、利用に伴う追加負担が生じない点もメリットになりそうだ。
鉄道の定期券は、列車に乗るためのものだけではありません。改札内やコンコースに入るためだけの「定期入場券」とは、誰がどう使うのでしょうか。一部の駅だけで発行されていますが、その数も減りつつあります。 ICは不可 「定期入場券」とは? 鉄道で一般的に「定期券」といえば、1か月や3か月などの設定があり、所定の定期運賃を払って特定の期間・区間において列車が乗り放題になるものです。ただ定期券には、列車に乗ることを目的としないものもあります。 拡大画像 高尾駅の改札口。八王子市による定期入場券の購入補助事業が行われている(画像:写真AC)。 それが「定期入場券」と呼ばれるもの。その名の通り、駅の「入場券の定期券」です。 定期入場券は、かつて旅館などの従業員が駅構内を送迎する目的などで使用されたといいます。現在、JRでは特定の駅において「特に必要と認められる場合に限って」発行するとされています。 その駅
モトローラ・モビリティ・ジャパンは、FeliCa対応の折りたたみスマートフォン「motorola razr 40」を11月22日に発売すると発表した。価格は12万5800円で、SIMフリー端末としての提供だが、MVNOではIIJmioが独占販売する(IIJmioでは期間限定で9万5800円、MNPでの加入時に7万9800円で提供)。また、ハードウェア的には同スペック(違いはソフト面のみ)の「motoro razr 40s」がソフトバンクから12月8日に発売される。 スタンダードクラスの性能ながら価格は抑えめ FeliCaに大容量バッテリー、十分な性能を持っている モトローラの縦折りの折りたたみ端末は、今年8月に「motorola razr 40 ultra」がリリースされたばかりだが、同機がハイエンドクラスなのに対し、motorola razr 40はスタンダードクラスの製品となる。ただし
iPhoneのタッチ決済は、「iPhone XS」以降の「iPhone」が店のレジ代わりになる機能だ。店側が用意したiPhoneに、顧客がカードやスマートフォンをかざすことで、支払いを受け付けられる。 対応する決済手段は、クレジットカードによるタッチ決済と、タッチ決済に対応するApple Payなどのモバイルウォレットだ。対応ブランドはVisa、Mastercard、アメリカンエキスプレス、JCBなど。アップルによると「iD」や「Suica」などの電子マネーによる支払いは「現時点では非対応」としている。 GMOフィナンシャルゲート株式会社の「stera tap」アプリ、リクルートの「Airペイタッチ」アプリ、そしてSquareの「POSレジアプリ」の提供が開始。これらをiPhoneにインストールすることで、iPhone XS以降のiPhoneをレジとして利用できる。また、数ヶ月以内にAdy
なお、券売機での現金によるチャージは可能で、すでにチャージされたSuica残高、購入済みの定期券の利用も問題なくできるという。 システムトラブルの原因について同社は「システムサーバの電源トラブル」と説明している。 追記(6月24日午後5時) JR東日本は6月24日午後1時にシステムが復旧したと発表した。 関連記事 なぜ? 「Suica」がサーバ型に移行する理由 25年近く稼働する“安全神話”の象徴に何が JR東日本はSuicaで新改札システムを導入し、これまで駅改札でローカル処理を行っていた運賃計算をサーバ処理に移管していく。改札機で計算することで高速処理と耐障害性を実現していたSuicaだが、なぜサーバ型に舵を切るのか。 「Suica」に新改札システム 運賃計算を改札機からサーバに移行 首都圏は23年夏ごろから JR東日本は、交通系IC「Suica」について2023年度から「センターサー
渋谷~長津田なら1往復で「元が取れる」 今は「Suica」「PASMO」といった交通系ICカードによる乗車が主流だ。これは「主軸」として残しつつ、訪日外国人観光客などを念頭に、事前に交通系ICカードを買わなくてもスマホとクレジットカードで完結した形で乗車できる選択肢を増やす。 新サービスの利用には、事前に8月30日にオープンしたチケットサービスサイト「Q SKIP」(キュースキップ)に登録し、サイト上で1日乗車券を購入しておく必要がある。支払いはクレジットカード決済のみで、使えるブランドはビザ、マスターカード、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブ、ディスカバーの5つ。このうちマスターカードは現時点でタッチ機能に対応していない。つまり、マスターカードで決済した人は、QRコードしか利用できない。 サイトで購入できるのは「田園都市線・世田谷線ワンデーパス」(680円)、「田園都市線
こんにちは。 先月、子が修学旅行(関西方面)に行ったときのお話。 親である私、子のモバイルSuicaに満額20000円チャージしたんですよ。交通費(電車やバス)の他、コンビニとかでも使えますし「お小遣い」の一部として(もちろん現金も持って行きましたが)。 普段から毎月、3000円くらいは交通費(晴天なら自転車移動、雨天ならバス通学=この時だけSuicaを使用)としてチャージしてますので「普段よりは増額」ですけど。 まぁ、余ったら余ったでそのままでいいし、万一お土産屋さんなんかで使えて使って足りなくなったとしても、リモートでチャージできる「かぞくのおさいふ」があるので何かと便利なんですよね。 https://king.mineo.jp/question-answer/アプリ/WEBサービス ライフスタイル/31075 で、京都から大阪の範囲で自由行動、どこに行くんだろうかと思っていたら、子か
「モバイルSuica」で東海道新幹線やTOICAエリアをまたぐ定期券を買えないのはなぜ? JR東日本に聞く JR東日本(東日本旅客鉄道)の「モバイルSuica」は、駅の自動券売機や窓口に並ぶことなくチャージや定期券を購入できて便利です。しかし、カードタイプ(Suicaカード)ならできることができない不便さも持ち合わせています。 モバイルSuicaの“不便さ”の1つとして、Suicaカードなら買える一部の定期券がモバイルSuicaでは買えないことが挙げられます。カードには発売できるのに、モバイルで買えない定期券があるのはなぜなのか――皆さん(と私)が抱えている疑問を、JR東日本のコーポレート・コミュニケーション部門(広報担当)に聞いてみました。 →モバイルSuicaが「Suicaグリーン券券売機」に対応しないのはなぜ? JR東日本に聞いた おことわり 記事中の「モバイルSuica」「モバイル
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