ロシアに天然ガスを依存する欧州が米国や中東からの代替調達に動いている。日本経済新聞社が船舶の位置を捕捉する衛星データを分析したところ、欧州海域では液化天然ガス(LNG)の運搬船が7割増えた。天然ガスの多くはロシアから陸路で輸入しており、ウクライナ問題で止まることを懸念しているためだ。過去最低水準にある天然ガスの在庫の減少を止め、どれだけ増やせるかは欧州のロシア戦略を左右する。衛星データを分析し
タグ検索の該当結果が少ないため、タイトル検索結果を表示しています。
商船三井ならびに商船三井フェリーは2023年1月6日(金)、大洗~苫小牧航路における新造LNG(液化天然ガス)燃料船の就航を見据え、各港におけるLNG燃料供給に関する基本協定書を石油資源開発(JAPEX)、北海道ガスと締結しました。 商船三井フェリーが「さんふらわあ」シリーズを運航する大洗~苫小牧航路では、2025年にLNG燃料の新造船が就航する予定です。それに合わせ、大洗港ではJAPEXが、苫小牧港では北海道ガスがそれぞれLNG燃料を供給します。 通常は、船とタンクローリーを1台ずつつないで燃料を供給しますが、この航路ではスキッドと呼ばれる導管装置を用いてタンクローリー4台と船を接続、限られた停泊時間に必要十分なLNG燃料を供給できるといいます。この方式は2023年1月に大阪~別府航路(フェリーさんふらわあ)へ就航する日本初のLNGフェリー「さんふらわあ くれない」でも採用されています。
Close-Up Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?『週刊ダイヤモンド』編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 LNG船は、蒸発ガスが少なく、三菱重工業や川崎重工業が得意とする「モス型(独立球形タンク方式)」が主流だったが、今はタンクの内部を薄くてしわのあるステンレス鋼で覆う「メンブレン型」(写真)も性能が上がってきており、韓国勢の存在感が一気に増したという Photo:REUTERS/AFLO 空前の液化天然ガス(LNG)船の発注ブームが到来しているというのに、日本の造船業界は現時点で全く盛り上がっていない。それどころか国内の一部造船所では、静かなる造船事業の“店じまい”ムードが高まりつつある。(ダイヤモンド編集部 新井美江子) 圧倒的な建造能力の差で 受注競争から脱落 「このブームに乗れないのだとすれば、さすが
ベーリング海峡経由で来ました。 拡大画像 北極海をゆく「ウラジミール・ルサノフ」。2020年7月4日撮影(画像:商船三井)。 商船三井が運航し、ロシアからLNG(液化天然ガス)を運ぶ砕氷船(砕氷LNG船)「ウラジミール・ルサノフ」が、7月23日(木)に扇島(川崎市川崎区/横浜市鶴見区)のLNGターミナルへ初入港しました。砕氷LNG船が日本に入港するのは史上初めてのことです。 「ウラジミール・ルサノフ」はロシアの北極圏に位置するサベッタ港のヤマルLNG出荷基地を6月29日に出航、北極海航路を東側に向けて航行し、アラスカとを隔てるベーリング海峡を経由して日本までLNGを輸送しました。6月末から7月初旬は海氷の融解が進む時期ではあるものの、東シベリア海を中心に氷海域が残っており、船は海氷を避ける、もしくは砕氷しながら平均15ノット(約27.8km/h)で進み、ベーリング海峡までの北極海航路区間を
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く