NTT西日本は、子会社が自治体などから受託したコールセンター業務に関し、約900万件の個人情報が流出したと発表した。 別の子会社で働いていた元派遣社員が盗み出し、名簿業者などに売り渡したという。 元派遣社員は個人情報を管理するサーバーに勝手にアクセスし、情報を10年近くも流出させていた疑いがあり、警察当局が不正競争防止法違反の疑いで捜査を始めた。 個人データ管理の杜(ず)撰(さん)さに加え、漏洩(ろうえい)に気付くのがあまりに遅い。深刻な問題である。NTTグループでは、7月にもNTTドコモの契約者情報の流出が発覚したばかりだ。グループをあげて情報管理体制を総点検し、改めて対策を徹底して再発防止に努めねばならない。 今回の情報漏洩は、コールセンターシステムの運用業務を担当するグループ子会社の元派遣社員が起こした。情報管理サーバーに不正にアクセスして盗み出し、USBメモリーに保存していた。住所