世の中では、あらゆる場所で「機械」が使われていますが、さまざまな機械の制御に使われているのが、PLCと呼ばれる制御装置です。古くから使われている装置ですが今も進化を続けており、生産施設のIIoT(産業分野のIoT)化では基盤となる装置です。産業やビジネスではもちろん、私たちの生活を支える上でも重要な役割を果たしているPLCについて簡単に解説していきます。 【詳細な図や写真】PLCの仕組み(一例) ●PLCは、「あらゆる機械の制御装置」 PLCは「Programmable Logic Controller(プログラマブルロジックコントローラ)」の略称(注)で、日本語に直訳すると「プログラム可能な論理回路の制御装置」といったところです。三菱電機が提供するPLCである「シーケンサ」がPLCの代名詞として呼称されることも多く、PLCが通じなくてもシーケンサなら通じるようなこともあります。 注:同じ
※シミュレーターで。 ペンテスターの皆さん、工場をハッキングする準備は万端ですか? 実際に工場を買収して好きに💥爆発💥させたいところですが、残念ながら我が社には工場を買うお金がありません。 でも大丈夫!貧乏人のためにGRFICSという素晴らしいシミュレーターがあるのです。 僕の給料では工場を買えないので、いつか(合法的に)工場を攻撃する日を夢見てこれで練習します。 注意:本投稿で記述した手法を用いてトラブルなどが発生した場合、当社は一切の責任を負いかねます。本情報の悪用はしないでください。 GRFICS GRFICSとは、PLCを通じて化学反応を起こすバイオリアクター(化学反応器)のシミュレーターです。 USENIXの ASE'18 で発表されたもので、作者いわくSCADAシステムのセキュリティ教育用に開発したとのことです。 論文 https://www.usenix.org/syst
ラズパイ活用で“PLCを再発明”、新市場開拓で5年後に売上高10億円規模目指す:FAニュース(1/2 ページ) リンクスは2023年1月17日、東京都内およびオンラインで記者会見を開き、産業用コントローラー「TRITON」を同日より販売すると発表した。価格は標準モデルで6万8000円(税抜き)、初年度に500台、5年後には1万台以上の販売を目指す。 リンクスは2023年1月17日、東京都内およびオンラインで記者会見を開き、産業用コントローラー「TRITON」を同日より販売すると発表した。価格は標準モデルで6万8000円(税別)、初年度に500台、5年後には1万台以上の販売を目指す。 大手メーカーとは競合せず、狙うは「不採算ゾーン」と「ジレンマゾーン」 TRITONは、小型ボードコンピュータ「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」の組み込みモジュール版となる「Raspberry Pi
ラズパイを使った設備IoTでありがちな困り事と対処方法:ラズパイで製造業のお手軽IoT活用(12)(1/3 ページ) 小型ボードコンピュータ「Raspberry Pi(ラズパイ)」を使って、低コストかつ現場レベルでIoT(モノのインターネット)を活用する手法について解説する本連載。第12回は、ラズパイを使った設備IoTでありがちな困り事である、アナログセンサーからのデータ変換方法や、設備からのデータ収集間隔が短い場合の対処方法について紹介する。 今回は、小型ボードコンピュータの「Raspberry Pi(ラズベリーパイ、略してラズパイ)」を使って設備からデータを収集する際にありがちな2つの困り事と、それらの対処方法について解説します。 アナログセンサーからのデータ変換方法 圧力センサーからの電流値を圧力値に変換する例 設備からのデータ収集間隔が短い場合の対応 0.5秒間隔でデータを収集し、
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます Amazon Web Services(AWS)の東京リージョンで8月23日に「Elastic Compute Cloud(EC2)」サービスの障害が発生した。同社は障害の発生した経緯と現在の対応状況について明らかにしている。 AWSによると、東京リージョンの一部のEC2サーバーが停止した原因は、データセンター制御システムに障害を発端に、冷却システムの制御がうまく機能せず、サーバーの温度が許容限度を超えてしまったためだという。 制御システムには、ファン、冷却装置、温度センサーなどのサードパーティー製のコードが含まれており、直接または組み込みプログラマブルロジックコントローラ(PLC)を介して、実際のデバイスと通信する仕組みになっていた。
2023-10-102021-06-21 製造業の設備を制御する「PLC / シーケンサ」とは、基本をわかりやすく解説 PLC / シーケンサとは PLC(Programmable Logic Controller、プログラマブルロジックコントローラ)とは、主に製造業の装置などの制御に使用されるコントローラである。入力機器からの信号を取り込み、プログラムに従って様々な処理が行われ、PLCに接続された出力機器を制御する。 PLCは工場で各設備を制御する他、データを収集したりPLC同士で連携したりできる。 PLCは、通常工場の制御盤の中に設置されていて、工場で働いていない人にとっては馴染みが薄いものかもしれない。しかし、PLCは、工場の自動化を実現するために必要なものであり、IoTによる見える化やスマートファクトリーの土台となる重要な要素の1つであると言えるだろう。 三菱電機製のPLC
Trend Microは2020年1月21日(米国時間)、外部からはスマート工場に見えるようなハニーポットを構築した調査の結果を発表した。製造施設に対してどのような攻撃があるのか、攻撃者はどの程度の知識を持ち、どの程度巧妙な手口を使うのかを把握することが目的だ。 この調査は同社が手掛けた最もリアルなハニーポットを使っており、サイバー犯罪者の攻撃を誘うと同時に、攻撃行動を完全に監視できるという。 ハニーポットは実際のシステムに見えるように設計した。構成要素としてスマート工場が当然備えているはずのマシン制御用ハードウェアを含んでいる。プログラマブルロジックコントローラー(PLC)、ヒューマンマシンインタフェース(HMI)、産業制御システム(ICS)などだ。 こういったハードウェアが欠けていると、高度な知識を持った攻撃者であれば、ハニーポットだと分かってしまうからだ。PLCなどには実際の工場で用
PLCという通信装置をご存知だろうか? 正式名称は「Power Line Communication」で、日本語では「電力線搬送通信」と呼ばれる。カンタンにいうと、LANケーブルを新たに敷設することなく、今あるコンセントの電力線を通して通信環境が構築できるというものだ。PLCのアダプターを2カ所のコンセントに接続することでデータ通信が行なえる。 【この記事に関する別の画像を見る】 古くからインターネットに携わってきた方なら「昔あったけど消えたよね?」と思うかも知れない。確かに当初のPLCは通信速度が遅く互換性の問題もあった上に、Wi-Fi(無線LAN)が登場しスマホの普及とともにWi-Fiも急速に普及。それに押される形でPLCはほとんど姿を見ることがなくなった。 しかし2017年ごろからパナソニックが旗振り役となり、新世代の「HD-PLCTM※1」が見直され始めている。その理由のひとつが実
十数年前、「家庭のコンセントにつなぐだけでインターネットにつなげられる機器が発売される」という記事を読んだ記憶はありませんか? 筆者自身、そのニュースに接して「おっ、何だかすごい!」と期待感を持ったのを覚えています。それがまさに、今回のテーマである「PLC」なのですが、今となっては「あれ? その後はあんまり聞かなかったな」という実感も…。 【詳細画像はこちら】 果たして「PLC」とはどういうものなのか。そしてどういう状況にあるのか。今もPLCアダプターを発売しているアイ・オー・データ機器に聞いてみました。今回、PLCについて教えてくれたのは、アイ・オー・データ機器、事業戦略本部 企画開発部の岡 優樹さんと岩丸 良広さんです。 ──そもそもの話になりますが、この「PLC」というのはどういうものなんでしょうか? 岩丸 「PLC」は「パワー・ライン・コミュニケーション」の略になります。例えばご家
家庭内のインターネット環境といえば無線LAN(Wi-Fi)や有線LAN(イーサネット)が一般的ですが、かつて家庭内の電源コンセントと配線を使ってデータ通信を行う「HD PLC(High Definition Power Line Communication)」に大きな期待が集まっていた時期がありました。 HD PLCは、一般的なコンセントに専用モデムをつなぐという手軽な仕組み(専用モデムにパソコンなどを接続します)。基本的に配線工事がいらないため、導入が手軽といったメリットがありますが、さまざまな理由で普及には至りませんでした。近年、そんなPLC通信が産業用途で再び注目されています。 既存のコンセントにモデムを接続して通信するHD PLC HD PLCはほかの通信方式とどう違う? 有線LANや無線LANには(もちろんPLCにも)、それぞれメリットとデメリットがあります。有線LANは高速な通
そもそもPLCとは何か? PLCとは、いわゆる制御用の装置です。 配電盤からいろいろなセンサーであったり、アクチュエータだったりを 制御する頭脳と言ってもらえればわかりやすいかもしれないです。 具体的には、 例えばセンサーのONを感知して、 アクチュエータを動作させ、 また別のセンサーを監視して、 そのセンサーがONになったらアクチュエータを停止させる。 そんな感じです。 この制御を、あらかじめPLCに書き込んでおいて動作させるわけです。 日本国内でのシェアで考えると、三菱が圧倒的ですが、 実はオムロンだったり、キーエンスだったり、パナソニックなんかも作っています。 ちなみに私の経験はちょっと特殊なのですが、 オムロンとパナソニックとキーエンスしか触ったことが無いです… 基本的なプログラミングの内容はそんなに変わらない。 というか、ラダー図で書く場合は基本どこのメーカーも一緒です。 ラダー
電機メーカー・シュナイダーエレクトリックの製品「Modicon」のPLCに、攻撃者がセキュリティをバイパスしてコントロールできてしまう脆弱(ぜいじゃく)性があることが確認されました。 ModiPwn - Armis https://www.armis.com/research/modipwn/ Modipwn vulnerability puts millions of building systems at risk https://www.computerweekly.com/news/252503930/Modipwn-vulnerability-puts-millions-of-building-systems-at-risk Researchers warn of unpatched remote code execution flaws in Schneider Electri
はじめに エッジコンピューティングの一丁目一番地と言えば、ラズパイやNVIDIA Jetsonみたいな エッジデバイスでKubernetesですよね(!?)。k3s、k0s、MicroK8sと軽量Kubernetesは、前々からKubernetes on エッジデバイスの代名詞ですし、KubeEdgeやEclipse FoundationのEdgeNative WGが推進するioFogなど、エッジコンピューティング向けのKubernetes関連のオープンソースプロジェクトも増えつつあります。そして、KubeCon + CloudNativeConでもKubernetes on Edge Dayなイベントをやったりと、コミュニティの盛り上がりも高まっています。 そんな中、エンタープライズ向けのKubernetesディストリビューションを提供しているレッドハットが、軽量版OpenShiftとし
色々あり2017年IIJに入社。IoTのつながったエッジからクラウドまでつながった感じが好き。趣味はオーケストラ、サッカー観戦など。将棋も好き。 はじめに はじめまして。IoTビジネス事業部ソリューションインテグレーション課 笹島と申します。普段は、IoTを用いたSI案件に従事しております。 IIJに入社する前までは工場系の案件を担当したことはない素人でした。そんな工場のことを知らないITの人間がどうやって工場からデータを取得しているかということが伝わればと思います。 さて、工場系といえば以前、「Industriai IoTプラットフォーム「WISE-PaaS」概要」という記事をお届けしましたがご存知でしょうか?お時間あれば本記事とあわせてお読みいただけますと幸いです。 今回はこの中から工場設備側に一歩踏み込んで、産業用機械からどのような手法でデータを取得し、取得したデータをどのようにクラ
PLCの設定 PLCのネットワーク設定でIPアドレス設定, MCプロトコル用のポート開放と, イーサネット通信形式の選択をしてください. PythonからPLCへ接続 import pymcprotocol #Qシリーズがデフォルトです pymc3e = pymcprotocol.Type3E() #Lシリーズの場合はインスタンス化にplctypeを与えてください pymc3e = pymcprotocol.Type3E(plctype="L") #iQ-Rシリーズの場合はインスタンス化にplctypeを与えてください pymc3e = pymcprotocol.Type3E(plctype="iQ-R") #イーサネットの接続形式をASCIIにした場合はここで"ascii"を与えてください #もしMCプロトコルのアクセス経路をデフォルトから変更する場合もこのメソッドから可能です. pym
生産設備を制御するため使われてきたPLC(Programmable Logic Controller) は、装置と開発環境が高価であったが、コンマ何秒といった速度を求めない用途であれば 、数千円で購入できるRaspberry Pi、外付け基板、無償ツールOpenPLCを利用してPLCを構成できる。 本書は、月刊誌「Interface」2020年9月号~2021年5月号に掲載された記事を再編集したもので 、Raspberry Pi PLCを使って、農業や住まいの自動化に役立てる方法を紹介する。 第1部はラダープログラムを書くための準備、パソコンとRaspberry Piへの開発環境の整え方など、第2部ではRaspberry Pi PLCを使ったロジック回路の組み方から、アイソレートI/O基板の製作、パワーLEDや電力用リレーなどの制御、第3部では自動散水システムの製作、ロボットハンドの操作、
はじめにこんにちは、DXチームの栗田です。前回は工場をハックするための基礎知識 前編として、制御系システムがどのような構成になっていて、ハードウェア的に何を気にしなければならないかについて述べました。後編では、制御系としてどのような機器がどのような仕組みで動いているか、それらの機器とどのようなやり取りをする必要があるか、さらにどのようなことに気を付けて実装していかなければならないかについて述べます。 ただし、本記事で「実装する」とはソフトウェア的な作業を指し、ハードウェア的な作業を指しません。つまり、以下で「実装する」という言葉はプログラムコーディング等の行為を指し、電力線を埋設したりカメラを設置したりといった工事等の行為は指さないことにします。 制御系システムの各機器について前編ではPLCやDCSといった名称だけをあげましたが、それらが具体的にどのような仕組みを持っているのか、どうしてそ
hobbyhappyです。 今回は、結構放置してしまっていたArduino Optaをついに使ってみる内容です。 とはいっても、 Arduino Optaは先日上げた記事の通り、Arduinoの作ったPLCなのですが、 Arduino IDEでArduino UNOやNanoなどと同じように スケッチを書いて制御可能です。 具体的には、必要になるのは、Arduino Opta本体と、 パソコンをつなぐUSBケーブルくらいなもので、 内蔵LEDを点滅(通称:Lチカ)させるには、 Arduino UnoともNanoとも同じなんです。 ですから、そんなに身構える必要はありません。 逆にArduinoシリーズを触ったことがある人からすると 拍子抜けするくらい簡単です。 それでは早速やってみましょう! 自己紹介 サラリーマンしてます。 主に工場(生産現場)で使用する検査装置のアプリケーション開発して
製造業の IoT 導入はとても奥が深い世界です。実際に試してみた内容や考慮したポイントの一端をご紹介します。 概要 最近、製造業の設備データを収集して AWS で可視化・活用したいというお問い合わせを受けることが多くなりました。 特に、一定の規模以上の工場などでは、PLC (Programmable Logic Controller)という設備機器を制御する装置が利用されていることが多く、この PLC から直接データを取得したいというケースがあります。 そこで今回は、この PLC からデータを取得して、時系列データベースである Amazon Timestream に保存するまでの手順を紹介したいと思います。 余談 製造業においては、「シーケンサ」というと一般的に PLC 全般のことを指して表現されることが多いですが、シーケンサは 三菱電機の PLC 製品名です。 しかし、国内の PLC 製
前回はツールの有用性・目的を記事としましたが、今回から何度かに分けて作り方を記事にしたいと思います。 PLCを相手とするPCツールを作成する場合、通信処理は避けて通れません。というよりPLCを相手にするなら通信処理=デバイス値のRead/Writeが基本であり全てです。この通信処理に市販のライブラリを使うことももちろん可能ですが、このサイトでは各PLCメーカが公開している通信プロトコルを使う方法を説明していきます。 仕事上で切羽詰っている状況ならば有無を言わさず市販ライブラリの一択です。通信処理を調べて作成する時間=人件費と販売価格を比較すれば買うほうが結果的に安く済みます。 ただし多数の人が使うものだったりするとライセンス料もハンパじゃなくなるので場合によって注意が必要です。 この手の通信処理はいったん作れば(多少の改造はあっても)基本的に使いまわすことが出来るので時間的な余裕があったり
まずはArduino PLC IDEをダウンロードするところから。 前回のArdino Optaの内蔵LEDを光らせる、 通称Lチカについては、ArduinoIDEつまり、 Arduino UNOでもArduino Nano Everyでも、Arduino pro microでも 共通のArduinoへの書き込みソフトを使用していました。 今回は、Arduino PLC IDEというソフトウェアを使用します。 このArduino PLC IDEは、通常のArduinoシリーズを使って電子工作する分には、 全く登場機会がありません。 ですから、このArduino PLC IDEは、Arduino IDEのPLC用のソフトウェアという 認識で問題ありません。 実際にArduino.orgの公式ページからダウンロードする 早速リンクを貼っておきます。 こちらのページから、Arduinoの公式ペー
「電力線通信」=PLC(Power Line Communication)という通信方式があります。コンセントに差し込むだけでインターネットにつながる仕組み、それがPLCです。このような手軽さがあるにもかかわらず、あまり身近に使われていないのはなぜでしょうか。PLCの特徴と歴史を見ながら、普及の進まない理由と再注目されている理由をご紹介します。 PLC(Power Line Communication)とは コンセントに差し込むだけでインターネットにつながる通信方式、PLCとはどのようなものなのでしょうか。 電力線に通信をのせて インターネットに使う専用の通信線と違い、一般家庭や営業所・工場などあらゆる建物で使う電気の線、電力線はいたるところに張り巡らされています。この電力線を、通信回線としても利用する技術がPLC(Power Line Communication)です。 PLCによる一般
C#の実装メモ。 TCPにて、三菱製PLC(内蔵Ethernetポート)とMCプロトコルにて通信を行い、GUI上でPLCのメモリをスムーズに読み書きできるアプリケーションを作製しました。ほぼ製品レベルのクオリティですが、ソースコード全文をほとんどそのまま公開します。参考にしてもらえれば、様々な通信系アプリに応用できると思います。(私は慣れているので1日程度で作成できましたが、慣れていないと、マネして作るだけでも1週間はかかると思います) 「キーワード」の章をご参照頂き、そこに読みたい情報があれば参考にしていただけると幸いです。主に画面処理(delegate、invokeなどのコールバック系/各種ボタンのイベントハンドラ)、通信処理(TCPクライアント)あたりで、色々参考になるかと思います。 開発環境/動作環境 開発環境(WindowsPC) Windows(7以降)VisualStudio
Arduinoが、国際規格「IEC 61131-3」で定義された5つのプログラミング言語に対応する「Arduino PLC IDE 1.0」を発表した。産業用制御装置「Portenta Machine Control」のプログラミングを実行できる開発環境だ。 Arduino PLC IDEは、ラダーダイアグラム(LD言語)、ファンクションブロックダイアグラム(FBD言語)、ストラクチャードテキスト(ST言語)、シーケンシャルファンクションチャート(SFC言語)、インストラクションリスト(IL言語)をサポートしている。 統合スケッチエディター内でPLCプログラミングとArduinoスケッチを混在させることができるため、2つの異なる環境間で変数をシームレスに共有できる。プリインストールされたライブラリーも活用して、CANopen、Modbus RTU、Modbus TCP通信をフィールドバスコ
IPA(情報処理推進機構)は、制御システムを保有する事業者のセキュリティ対策支援を目的に、「産業用制御システム向け侵入検知製品等の導入手引書」を公開しました。 「産業用制御システム向け侵入検知製品等の導入手引書」公開の背景 産業用制御システムのネットワークのオープン化、制御機器のOSのオープン化にともない、情報システムで使われるネットワークとOSが制御システムでも利用されるようになりました。また、経営最適化や制御システムの運転効率向上などの目的で、制御システムの情報を情報システムで分析するために、制御システムが外部ネットワークと接続することが増えてきました。 こうした背景のもと、制御システムにおいて増大するネットワークセキュリティリスクに対応するためには、サイバー攻撃を直接防御(Protect)するだけではなく、情報システムと同様にセキュリティインシデント(とその兆候)を検知(Detect
Option Explicit On Imports System.Net.Sockets Public Sub ReadSample() Dim tx() As Byte ' 送信バッファ Dim cmd As String ' コマンド文字列 Dim idx As Integer ' 送信バッファ アクセスIndex Dim sentLen As Integer ' 送信Byte数 Dim readLen As Short ' 読出点数 ' 送信データ ReDim tx(8191) ' バッファサイズは適当に。 ' コマンドデータ readLen = 100 cmd = "RDS DM1000.H " & readLen.ToString() & vbCr ' DM1000から16進で100点読出 ' Ascii→Byteに変換 For idx = 0 To cmd.Length -
Amazon Web Services ブログ ミニチュア工場を使ったスマートファクトリーデモのアーキテクチャ 近年、工場にIoT技術を導入し、工場の情報のクラウドへの集約、クラウドの計算リソースを使った生産品質や生産効率の向上、クラウドを介したITシステムとの連携、といった事を実現するスマートファクトリー化の取り組みが活発になっています。 一方、工場の現場では、生産ラインをクラウドと連携させるにはどうすれば良いのかイメージが湧かない、まず何から始めれば良いのか、といった声も多く聞かれます。 AWSでは、工場におけるAWSサービスの活用事例として、ミニチュア工場を使ったスマートファクトリーのデモ環境を開発しました。ミニチュア工場は、加工・検査・仕分けのパートから構成される生産ラインの模型で、全体は1台のPLCで制御されています。加工パートでは工作機械の模型で模擬的な加工を行い、検査パートで
工場では多くの機械・設備が作動しています。工場自動化の一助となっているのが、PLCという装置であることはみなさんご存知でしょうか。今回はPLCについて、定義やメリット、動かすための方法などを解説していきます。 現代の製造現場では、作業の機械化が進んでいます。加工・組立など、数十年前まで人の手のみで行われていた作業が自動化されているのです。 もちろん、機械ではまだまだ実現できない作業もあるでしょう。しかし、工場ではあらゆる機械・設備が作動しています。これらの機械・設備を連動させることで、生産効率を大幅に向上することが可能です。工場自動化の一助となっているのが、PLCという装置であることはみなさんご存知でしょうか。 PLCは有接点シーケンス制御という電磁リレーを用いた制御方法の代替として開発された装置で、以前より複雑な制御を行うことができるようになりました。 今回はPLCについて、定義やメリッ
PythonでPLC(シーケンサ)のプログラム・データと通信しました。 「ラズベリーパイ(raspberry pi)」+「CODESYS」上で動作・デバッグしています。 誰でも簡単に実行することができます。 PythonのスクリプトでCODESYSは実行できる 今までの記事で「ラズベリーパイ(raspberry pi)」+「CODESYS」によるシーケンス制御を行ってきました。そして今回は最近主流のプログラミング言語「Python」でスクリプト実行できますので、その手段を紹介したいと思います。 Pythonで簡単な実行例を紹介します 今回のゴールとしてはPLC(シーケンサ)が動いている最中に「Python」で内部変数(データの一部)を読み取りたいと考えています。 具体的には「SWを押している時間」を取り込む簡単な例を紹介します。他にも「生産個数」「出力回数・時間」をカウントしたい場合にいく
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